マーガレットは、昼はフライトアテンダント専門学校で英語教師として働きながら、夜は煌びやかな東京の歓楽街に身を置いていた。過去のトラウマから逃れるように東京へやってきたものの、生きる意味を見失っていた彼女は、夜な夜なその場限りの男とマゾヒスティックなセックスをすることで、かろうじて生きる実感を保っていた。そんなある日、彼女は魅力的なヤクザ、カズと出会い、衝動的に彼と体を重ねる。言葉を交わさずともマーガレットの欲求を察したカズとの、この上なく幸福なセックスによって、マーガレットは強く彼に惹かれていく。カズの住む危険な世界としきたりが二人の関係を阻んでもなお、何度もラブホテルで逢瀬を重ねる二人。しかし、ある時カズが突然姿を消してしまい、動揺したマーガレットは必死に彼を探すのだが…。
メリキャットとコンスタンスの姉妹は叔父のジュリアンとともに古い邸宅で暮らしている。そこはかつて家族が毒殺され、コンスタンスが犯人として疑われた呪われた館だ。3人は人目を避け、週に一度だけメリキャットが街へ食料を買い出しに出かけていた。街の人々が彼女らを見る目は恐怖と憎悪に充ち、彼女の外出は常に不穏な空気に包まれていた。ある日、疎遠だった従弟のチャールズが突然現れる。彼は屋敷に残された財産を目当てにコンスタンスを誘惑しようとする。それに反発するメリキャット。二人の間で敵意に満ちた緊張はどこまでも高まっていき、それに耐えられなくなった夜に悲劇は起きた。そして、それが街の人々の悪意にも一気に火をつけてゆく。
ニューヨークに支店を構えるオーガニック飲料の大企業で働くエマに、昇進のチャンスが訪れる。ところが、出張先でクライアントとの会議に大失敗、さらに帰路の飛行機で乱気流に巻き込まれる。“退屈な仕事にパッとしない恋人。私の人生、これで終わるなんて!”と、パニックと悔しさから自分を見失ったエマは、隣の席の見知らぬ男に誰にも言えない秘密をすべてぶちまけてしまう。気が付いたら飛行機は無事に着陸。何事もなかったかのように出社すると、オフィスはカリスマオーナー、ジャックの登場に沸いていた。ところが、そのオーナーこそが“隣の席の男”だった──!