旅の僧侶・小次郎法師は、全国行脚の途中で、現在の神奈川県の秋谷という集落の屋敷に、魔物が住んでいるという噂を聞きつけて、興味本位で立ち寄ることにした。茶屋の姥に話を聞くと、どうやら訳ありの若者が、その魔物の家に住み着いて日々やせ細っているという。懇願された小次郎法師は、一度は願いを引き受け、若者の助けになろうと屋敷へと向かうのだが、辿り着く前から、目に見えぬ怪しい蜘蛛の糸に絡め取られつつあった。
岩城慎一は家族思いの優しいお父さんだ。休みの日は7歳の息子・勇気と遊び、妻には優しく接する。しかし彼には一つだけ息子に言えない秘密があった。日頃から勇気が憧れ続けているヒーロー「サムライド」の宿敵「デスブラックス」の幹部こそ自分であるということを。やがて噂話から、隠していた秘密が明らかにされようとする時、岩城は大きな決断を迫られることになる。
高校時代、親しかった5人組。恩師の死をきっかけに1人をのぞく4人が久々に顔を合わせた通夜振る舞いの席。高校時代を懐かしむ一方で、徐々に内に秘めた未消化の気持ちが吹き出していく。コロナ禍でそれぞれが自分の内面と向き合い、本当に望んでいた生き方とは何だったのかについて考えざるを得なくなったように、彼らもまた現実の自分に気づいていく事になるのだった。果たして「アトに待っていたセカイ」とは!?
「今から話す話は、駆け出し芸人であった僕に実際に起こった出来事です...」売れないお笑い芸人、綾野晃司は、テレビ番組のプロデューサーからきた、「“事故物件”に住む」仕事を引き受けることとなった。幼い頃から自分の持っている霊感について気付いてはいたものの、中途半端なレベルのもので、胸を張って霊感があります、とは言えなかったのだがこのままチャンスを逃すまいと、決心したのである。翌日、約束の場所に現れた不動産屋・岡田はアパートに向かって合掌した上、立ち止まる。「これが物件の鍵です…。私、ここでお待ちしております…」恐る恐る玄関からキッチン、部屋の中を見て回る晃司…。何も感じるところもなく、決心したように何度かうなづくと、そのまま一礼して出口へ、ドアから外に出て、鍵閉めようとすると、カチャリと内側から鍵が閉まる…。「え‥‥!?」遡ること約2年、同じように事故物件と知りながら住み始めたお笑い芸人がいた。上京して間もない野田二郎とその相方・崇である。彼らには全く霊感というものに縁がなく、二人で安いところに住めるなら、と軽い気持ちで住み始めたのであった。だが、そこには先住者がいた。部屋の片隅に佇む奇妙な人形であった…。その人形はなんだかじっと自分を見ているように見えるのだが…更に2年前、なんとそこに住んでいたのは、これまたお笑い芸人の土居シンジであった。シンジは、漫才に相方に愛想をつかされ、行く末を案じながらもお金がなく、この激安の物件にたどり着いたのであった。「この場所で敷金礼金ゼロで、月額たったの5万ですか?」市街に近いにもかかわらず、通常の半額以下の金額設定に不信感を抱きながらも、幸か不幸か、流されやすい性格でそのまま判を押してしまった。その日のうちに入居し、何も部屋で寝そべりながらうわごとばかりを言っている。「俺にはそもそも才能がないのかもしれん。何のネタも思いつかない…。」ふいに起き上がり、部屋を出るシンジであったが…。
実在する廃学校にまつわる投稿を基に再構成された、絡み合う3つの事故物件ホラーストーリー。「事故物件 怖い間取り」に続く、お笑い新世代芸人による世界初新感覚ホラーオムニバス、第4弾は曰くつきの廃学校が舞台。誰もが知っているあの薄気味悪い雰囲気…誰もいないはずの教室で、慄いた叫び声や怨念が染みついたこの“事故物件の廃校”へ、あなたも一度、訪れてみませんか…?
かつて撮影に臨んだ人間たちが恐れ慄いた、叫び声や怨念が染みついたこの“事故物件スタジオ”へ、あなたも一度、訪れてみませんか...?※本作品は実際の投稿・体験をもとに再現ドラマとして再構成されたものです。本編中に登場する人名、地名、その他固有名詞は架空のものであり、実際のものとは関係ありません。