ベトナム戦争中期、アメリカ軍第60連隊のアレンは、数日前に戦死した仲間を偲んでいた。しかし酒で酔いが回ってきたアレンは、黒人兵士が先兵の役目を負わされ、ハエのように死んでいくことへ不満をぶちまける。後日、第60連隊はベンチェで行われる索敵撃滅作戦に参加。その時、地図にない村と一人のベトナム人女性を発見する。部隊を率いるサッター少尉は、新兵を使い無抵抗な女性を凌辱しようとするが、アレンの諫言を受け渋々ながら引き下がる。その後、突然の襲撃に遭った部隊は二分され、全滅を恐れたサッター少尉は撤退を指示するが、アレンたち4人は取り残され孤立してしまう。
中年男のトムは妻子に捨てられ酒浸りの毎日。ある日、自殺しようと遺書を書くが、思い直した瞬間に階段から転げ落ち、不意打ちで死んでしまう。そして目が覚めると幽霊になっていたトム。そこに幽霊管理人アンジーが現れ、自殺だと亡くなった場所から出ることができないと告げられる。トムは誤って階段から落ちたとアンジーに詰め寄るも、遺書を書いていたことから認められず、裁判までに善行を積むしかないと言われてしまう。やがて現実世界ではトムの家が売りに出され、そこにどこかギクシャクしている三人家族が引っ越して来る。そんな一家の娘サラベスにトムの姿が見えたことから、彼はその一家を不幸から救い、善行を重ねることで、この家から出るチャンスをつかもうと考える。