ポートランドに住むPRエグゼクティブのミケイラは、仕事こそうまくこなしているものの、恋愛に関してはなかなか良縁に辿り着けない。そんなある日、彼女は行きつけのコーヒーショップのオーナー、オースティンには人を見る目があることに気づく。今後友人から男性を紹介してもらったら、彼のアドバイスを受けつつ、その見返りとしてパティシエ志望の彼が作るデザートの試作品を批評するという取引を交わすことに。その後、彼女はダニエルという男性とマッチングに成功。仕事面では一時不運に見舞われるも結果的に功を奏し、オースティンの店をビストロ化する企画を会社に提案、認可を取りつけることに成功する。一方のオースティンは、交際中の彼女からの提案であるボストンへの引っ越しを蹴り、ミケイラの案に賭けてみるのだが…。
カフェオーナーのサマンサは、娘ブレイクの意向を汲んで、イギリス人留学生クロエを受け入れるホストファミリーとなった。1年前に双子の姉を亡くした喪失感から、ふさぎ込んでいたブレイクだったが、明るく活発なクロエの影響で元気を取り戻していた。そんな娘の様子を見て、サマンサは重たい肩の荷が下りた気分だったが、常にクロエと一緒いることで、ボーイフレンドのジャックとの仲が微妙な関係になっていることが気がかりだった。そんなサマンサが不在のある夜、家ではブレイクとクロエらが同級生を集めてパーティーをしていた。翌日、庭に出たサマンサはプールに浮かぶジャックを発見する。
大学を卒業したものの就職が決まらず焦るジェイミーは、旧友ザックに紹介されたナニーの仕事に就く。望まない仕事に不満を募らせるジェイミーだったが、派遣先の家庭が敬愛する実業家のウォルトン家であったことから、喜びで舞い上がっていた。子どもたちにもなつかれ、ウォルトンに仕事ぶりを認められれば就職の道が開けると、ナニーの仕事に力が入るジェイミー。しかし、前任のマーラの行方を尋ねる不審な男の登場や、夫婦喧嘩の直後、自分を口説いてくるウォルトンの行動に、次第と不信を抱き始める。そんな折、その一部始終をザックに相談していたジェイミー。そんな2人の様子を苦々しく見つめる男の姿があった…。
娘を主人公にした「エラ」シリーズが人気の絵本作家ケリーに、父の訃報が届く。母の死後、父とは疎遠になっていたため、故郷へ戻ってきたのは久しぶりのことだった。遺産として残された生家は誰もが羨む趣のある家だったが、ケリーは1年前に離婚、母娘二人の生活にようやく慣れてきたこともあり処分することを決めていた。そんなにケリーのもとへ、父ウィリアムと親しかったという工事業者のマイケルが訪ねてくる。ケリーと高校の同級生だったマイクに家の修繕をお願いするケリーだったが、不動産業者が購入を申し出たため、修繕の仕事はなくなってしまう。その夜、監視するかのように、ケリーたちの家をじっと見つめるマイケルの姿があった…。
30歳の誕生日を迎えたメラニーは、経営する店の投資話が順調に進むなか、夫デリックとの新婚生活で幸せの絶頂にいた。そんなある日、仕事に出かけようと車に乗り込んだデリックが、何者かに薬を打たれ拉致されてしまう。薄暗い部屋で目を覚ますと、目の前に一人の男の姿が。デリックの素性を淀みなく話し出す男を見たデリックは、ただ一言「アレックス」と呟く。デリックを監禁し、彼に成りすましたアレックスは、疎遠だった双子の兄だった。そしてアレックスは、何食わぬ顔でメラニーに接近するのだが、彼女はいつもと違う夫に戸惑いを感じ始めていた。