テキサス州ターリングアで行われた料理大会に参加したエリックたち4人の若者男女は、素敵な週末を過ごして気分も高揚。太陽が降り注ぐ中、ドライブを楽しんでいた。給油のため立ち寄った古びたガソリンスタンドでトイレから出たエリックに、顔に傷のある男が話しかけてくる。マーファという町に向かうという男は、帰路に着くエリックに「帰れるといいな」と言葉を投げかける。男の言い回しが気になりながらもドライブを続けるエリックたちは計画を変更し、謎の怪光“マーファライト”を見るためマーファへ向かう。道中、ガソリンスタンドで会った傷の男を見かけたエリックたちは、徒歩だったのにも関わらず、なぜ彼が自分たちより先にいたのかと疑問に思いながらもその男を車に乗せ、マーファへと向かうのだが…。
8年前、とある公園のベンチで、ジョンという名の男が発見された。過去の記憶が全くない状態だったが、37ヵ国語を流暢に話せる才能を持っていたことから、言語学の教師となった。彼を発見した探偵カールとは親友になり、彼の妹レイチェルと結婚したジョンは娘にも恵まれ、幸せな暮らしを送っていた。しかし、めまいや鼻血などの異変が頻発していた時、突如現れたルーカスと名乗る男が、「自分も記憶がなく公園で発見されたが、天才的な数学の能力が備わった」と伝えにきた。「何者かの陰謀だ」との言葉が脳裏に焼きついて離れないジョンは、後日ルーカスのもとを訪ねるが、「お前も俺と同じ運命をたどる」と言い放たれ、自殺されてしまう。以来、自分が何者なのか、ジョンはカールの助けを借り、調査を始める。
ワシントン州タコマ。広大なポイント・ディファイアンス公園をのぞむ森の中、ひっそりと立つ屋敷でピーターは1人で暮らしていた。毎朝、同じ時刻に起きてシャワーを浴び、規則正しい生活を繰り返すだけ。足首にはGPS装置がついているため、屋敷を出てもある一定の範囲までしか出られない。テレビでは彼が暮らしている付近で、マーシャ・ウェブという女性が行方不明になっているニュースが流れていた。ある朝、起床したピーターの前には、戦地に行っているはず兵士の弟アレックスがいた。何の連絡もなく現れた彼は、傍若無人な振る舞いでピーターを悩ませる。しかも禁酒しているピーターに無断で酒を頼み、さらにはコールガールにも連絡、やがてクリスタルという女性が家にやって来るのだが…。
父親に母が殺害されたことで、別々に里子に出された幼いカーリーとニッキー。以降、2人は疎遠になり、お互いの存在を明かさず暮らしていた。20年後、写真家となったカーリーをライルという人物が訪ねてくる。ライルは妹ニッキーが亡くなり、養女ゾーイが相続した財産の法定後見人にカーリーが指名されていることを告げる。驚きながらも、カーリーは妹の遺志を継ぐことを決意しゾーイが住む家へ。そこにはニッキーが養母から相続した莫大な財産やゾーイの養育権を相続できず、納得がいかないニッキーの元夫コーリーが待ち構え、悪態をつき去っていった。一方、カーリーとゾーイはすぐ打ち解け暮らし始めるが、2人が寝静まった夜、ゾーイの部屋を窺う人影が現れる。
スタイリストのクリスタは、気難しい顧客の対応に苦戦中。そんなある日、コーディネートの依頼をしてきたキャットと意気投合したクリスタ。親友リンジーはそんな2人のやり取りを見て疑念を抱き始める。クリスタには内緒でキャットの家に向かったリンジーは、クリスタそっくりの服を着るキャットの姿を見て唖然とする。彼女の異常性をクリスタに訴えるも、その忠告に耳を貸さず、焦りを感じたリンジーは、キャットの正体を探るため、不在を狙って家へ侵入する。そこで見つけた写真に写っていたのは、クリスタの婚約者ジェイクと寄り添うキャットの姿だった。