住み込みの介護士イビー。介護相手のジョンはドラッグにハマり過ぎた挙句に投身自殺を図ったことが原因で、四肢の麻痺を負っていた。不自由な身体と排泄の後始末を人に頼らざるを得ないストレスから、生き延びた今でも酒とドラッグに溺れ自暴自棄のジョン。彼との生活においてイビーの目覚めは、枕もとのスピーカーから叫び続ける暴言を浴びせられることから始まっていた。イビーは介護のストレスから不眠に陥り精神の限界を感じ、福祉事業の担当者にジョンの担当を辞めたいと訴えるも、「耐えろ」と冷たくあしらわれてしまう。