クリスマスの夜、刑事ボブ・ハイタワーの元妻とその夫が惨殺され、愛娘ギャビが忽然と姿を消した。その背後には、悪魔のようなカルト集団「左手の小径」の影が蠢(うごめ)いていた。絶望と怒りに苛まれたボブは、かつてカルトに誘拐され生還を果たした女性、ケース・ハーディンと出会う。深い傷を負った彼女は、ボブの苦悩と覚悟に心を動かされ、再びその悪夢の世界へ戻ることを決意する。
長くに渡り疎遠だったピート、ダフィ、ガスの3兄弟は、父の遺灰をサザラック川に撒くため、伯父レイノルズの農場へと向かった。父と伯父は絶交していたため、彼らがこの地を訪れるのは30年ぶり。そんなダフィは息子と妻を、ガスは恋人を連れていたが、ピートは6歳の頃から精神科病棟に入れられていた。3兄弟は自然豊かなこの土地で過ごしていくうちに、不気味な絵をいくつか発見。不思議なことに、ピートはそのオカルト的な意味の知識を持ち合わせていた。そんな折、ダフィの息子が目を離した隙に行方不明となり、近隣の納屋などを必死で探す兄弟たち。そんな中、ピートは自身の中に封印していたはずの、6歳の時に誘拐された記憶が断片的に甦ってきて…。