モルガナ国のカミール王女は外交のため、アメリカ周遊で慈善イベントなどに参加。クリスマスが迫る中、帰国前にパイン州立大学を訪問する。実は財政難で廃校の危機にあるモルガナ大学を存続させるには、交流留学を実現させて大学の成長が継続できるとアピール、ある財団から投資と大学への寄付を後押ししてもらう必要があった。モルガナ大は1588年のクリスマスに創立した言語学と外交学が有名な学校で、カミールは自国と家族の財産と考えていた。しかし財政難は深刻で、父のルシアン国王から廃校決定は1週間後だと告げられる。カミールは廃校を止めようと奮闘する中、彼女の見守り役となったパイン州立大の学長アンジェラの弟で教授のベンに惹かれていく。
不況にあえぎ、組合運動が激化しているメキシコのストリートにたむろするニーガス、チャレ、サポ、チャタら若者たち。マリファナやスプレーアート、万引きなどに興じつつ、刹那的な日々を過ごす彼らは、ダイアナ・シネマでタダ見していたところを警備員に見つかってしまう。外に追い出されて憤ったことをきっかけに、彼らは映画館襲撃を計画し、売り上げを強奪しようと目論んでいく。館内を下見してセキュリティをチェックし、銃を調達、仲間を集めるなど、着々と準備を進め、ついに実行の時がやってきた。劇場マネジャーの目を欺いて、監視カメラのエリアを5秒で突破。侵入に成功した彼らは劇場が閉館したあと、行動を開始するのだが…。
“恋人の彗星”と呼ばれる星の存在を信じるハイディは天文学の教授。彗星の存在を証明して大学に天文台を建設しようと夢見る彼女は、親友のオリビアに勧められても、恋より仕事一筋だった。そんなある日、歴史学の教授オーガストが赴任してくる。2人で入学希望の高校生相手の春季講習を担当することになり、ハイディは彼に“恋人の彗星”の存在を証明しようとしていることを話す。教授というよりも遺跡発掘が好きなオーガストは、偶然にも彗星の存在を明かす可能性のある隕石のかけらを持っていた。オーガストと共に彗星の存在を証明して、ハイディは天文台の建設、オーガストは歴史的に証明することでニューヨークの博物館で働くことを目指すことになるが…。