30歳の誕生日を翌日に控えるジョンユンは、アルバイトを掛け持ちしながら未来に何の希望も見出せず、生きることに精いっぱいの日々を送っていたある日、道ですれ違った男に声をかけられ、「君は6時間後に殺される」と告げられる。相手にしなかったジョンユンだが、男は「自分には予知能力がある、君が殺される未来を見た」と譲らない。半信半疑ながらも「どうしても君を助けたい」と言い張る男と行動を共にするのだが…。
舞台は、ソウルオリンピックの1988年。どこにでもいるような普通の中学生ドンヒョン(ノ・ヒョンウク)は、この頃、人に話せない苦悶に陥っている。小便が出てくるだけと思っていた隠密なあそこが、他の用途で作動を始めたためだ。雑誌の下着宣伝、女化粧室の表示板、生理用ナプキンの宣伝、コーラ瓶のようなものを見ただけで、あそこがかたくなって胸が駆け出しはじめる。そんな日夜に夢精を繰り返したドンヒョンは、父母が旅人宿を運営して同年配の子供たちより性知識が多い「野生馬」サンミン(チョン・デフン)、判断力が良いけれどニックネームは「大物」のヨンジェ(アン・ジェホン)、単純無知な性格で性に一番無知な「ピョンガンスェ」ソック(チョン・ジェヒョン)、チョンス(シン・ヒョンタク)などの友達にも自分と同じ奇現象が起きていることを知る。