7ヵ月前から行方不明の父親が約20年間営業していたレンタル&販売店の整理をすべく、疎遠になっていた兄ゴードンと弟ジョンが再会。父の家で事務所の鍵を見つけた兄弟が入室してみると、ビデオデッキには恐らく失踪前の父が最後に見ていたビデオテープがあった。それはボードゲーム“ゲートの向こう側”に使うものだった。再生してみると、映像の中の女性が「命懸けのゲーム、踏み出す勇気はある?ゲームボードを開きなさい」と語りかけてくる。奇妙な閃光に包まれてビデオを止めると、数時間ほど経過していた。父の家に持ち帰り、兄弟とゴードンの恋人マーゴットの3人でゲームを進めてみると、それは課題をクリアしないと命を奪われる恐怖のゲームだった。
1年ほど前に海でサメの群れに襲われ、姉ペイトンとボーイフレンドのセスが犠牲になって以来、リズは悪夢に毎夜悩まされつつ、カウンセリングを受け続けていた。現在は女性の恋人ロベルタの存在が唯一の救いではあるが、彼女と最後の一線を超える勇気も未だに出ない。睡眠不足も手伝ってか頭痛は収まらず、次第に悪夢は幻覚となって昼間にも見るようになってしまう。ついには死んだ姉とセスまでもが、目の前に現れるようになるが、彼女らはなぜか“ロベルタは災厄を呼ぶ”と警告するのだった。そのペイトンとセスは生前、密かな関係にあったことをリズは知っていた。やがてペイトンはロベルタを“排除”するよう、リズに強要し始めていく。