1668年のパリ。かつて三銃士とともにその名を馳せた英雄ダルタニャンのもとに1人の若者が訪れ、決闘を挑んできた。たまたま自身の回顧録を書いていた彼は、決闘よりも役立つことを与えようと昔話を語り始める…。1625年、ガスコーニュで生まれ育ったダルタニャンは、騎士を引退して久しい父親から、古くからの友人で今は銃士隊長を務めるトレヴィル宛の手紙を託される。それは、パリへ向かわせるダルタニャンを、トレヴィルの護衛の銃士の候補として活躍させたい父親からの推薦状だった。その後、パリに赴いたダルタニャンだったが、宿で出会った美しい謎の女性に騙され、お金も手紙も盗まれる失態を犯してしまう。当然トレヴィルに己のことを信じてもらえず、さらにはひょんなことからアルス、ポルトス、アラミスの三銃士と決闘するハメになるのだが…。
極悪非道の盗賊として有名な無法者ディック・ターピン。ある日、仲間と馬車を襲うが護衛の反撃に遭い、捕らえられてまう。牢屋の看守から仲間は流刑、自身は処刑されると聞いたターピンは、看守を欺き牢屋からの脱出に成功する。その後、逃亡中の森で通りがかったペンブルック伯爵の馬車を襲う。伯爵が金目のものを持っていないと知ったターピンは、同乗していた伯爵の娘エリザベスを連れ去ることに。伯爵家から身代金をせしめる計画を立てたターピンだったが、エリザベスの口から、“私が資産家ウィンスロップと結婚しなければ、経済苦に陥る伯爵家から身代金は支払われない”と告げられる。ウィンスロップの名前に反応したターピンは、エリザベスに彼が盗賊になった経緯を話し始める。