脳腫瘍で余命半年と宣告された元殺し屋のレクイエム。だが、仲間のジョニーには真実を告げず、これまで通り借金の取り立てで日銭を稼ぐ生活を続けようとしていた。一方、ロンドン市内の瀟洒な家に妻と12歳の娘エルシーと暮らす株式ブローカーのジェームズは、ヨーロッパ最大のヘロイン商人で“公爵”と呼ばれる男から借金をしたことから窮地に陥っていた。人身売買にも手を染める公爵はエルシーに目をつけ、男女3人のチンピラにジェームズを襲わせ、エルシーを拉致しようとしていた。そこに偶然、借金の取り立てに現れたレクイエムだったが、エルシーを救わなくてはならないと使命に駆られる。公爵とは関わるなと釘を刺されるが、レクイエムはエルシーを守り抜こうと暴走していく。
ある若い女が、老婦人のアメリアに会いにレストランを訪れた。女はアメリアが60年以上捜し続けた男を、ついに見つけ出したという。女は協力者から偽造パスポートを入手し、イギリスの田舎町に向かった。そしてハイキング中に足を痛めたとウソをつき、ある農場の老人に助けを求めた。家に招き入れられた女は温かい飲み物をもらって眠りにつき、翌朝お礼代わりにコーヒーを淹れた。老人に薦めたそのコーヒーには、密かに毒が盛られていた。女は老人を家畜小屋の中で椅子に縛りつけ、電話を繋げたアメリアと共に厳しい尋問を始めた。老人はアメリカ人のテリーと名乗っていたが、真の姿は、アウシュビッツの守衛をしていたナチス親衛隊員の残党、ルドルフ・タンボイザーだった。