シャオジュンは列車事故に遭い全ての記憶を失い、自分が誰なのか、どこへ行こうとしていたのか、全く分からなくなった。しかし、そんな彼女の指には、古い指輪がはめられていた。その指輪は、ドゥ家一族の長男の婚約者ということを証明する指輪だった。子供を身ごもっていたシャオジュンは、ドゥ家に暖かく迎えられた。しかし、時が経つにつれて、記憶が次第に戻ってくる。じつは彼女はドゥ家の長男の婚約者ではなく、貧しい家庭で義理の父の暴力に怯えながら幼少時代を過ごしたただの少女だったのだ。そして、彼女が身ごもっていた子供の父親もドゥ家の長男ではなく、列車事故の直前に彼女を捨てた別の男性だった。長男を事故で失ったドゥ家にはもう一人の息子・ジンハンがいた。彼は幼い頃から兄と比較され、心の中の闇を背負いながら生きていた。ドゥ家の中でシャオジュンとジンハンは同じ時を過ごすうちに次第に惹かれあっていく。しかし、ジンハンは兄の婚約者であったシャオジュンに惹かれる自分を必死に抑えようとし、この家に伝わる指輪に密かに誓いを立てた。彼女を自分の一生をかけて守ると。そんな二人に様々な困難が降りかかっていく…。