Pubでハイな一夜を過ごした水沢文が目を覚ますと、隣には昨夜知り合ったばかりの塩村ミキオという男の子が寝ていた。最初は気まずさを覚える二人だったが、文の「部屋においでよ」という誘いから、ミキオは文の部屋で一緒に暮らし始める。
樫野零と麻生キラは同じ大學に通う学生。零の夢はプロのバイクレーサーになること・・・キラは高校時代から男性恐怖症で自分から口を開こうとしない。ある日、美術室でセクハラを受けそうになっていたキラを零が救う。零は美術室で目にした戦いの神MARSの彫像に魅せられる。キラが描いた母子の絵をもらうかわりに零はキラの絵のモデルになる。次第に零とキラは心の距離を近づけていくのだが・・・
その愛は、偶然から始まった。竜巻のような激しい恋、降りかかる困難。勇気をもって立ち向かう二人。そして真実の愛に目覚める―――裕福な家に生まれ育ったお嬢様、ジャールー(ビビアン・スー)は、何ひとつ悩みはない。恋愛を除いては。ジャールーには理想の恋の形があった。本当に愛する人と結ばれた叔母のように、本当の幸せを手に入れたい、真実の愛に強い憧れを抱いていた。しかしそんな王子様は現れるはずもなく、半分あきらめかけたその頃、ついに”彼”は現れた!ジャールーに迫り来るトラックの前に立ちはだかり、危機一髪でジャールーの命を救ってくれたその人は、テレビショッピング会社に勤めるインフォン(ヴィック・チョウ)だった。彼の心を手に入れるため、ジャールーはインフォンの勤務先に入社する。ところがジャールーの努力にも関わらず、インフォンから一向に相手にされない。一方、ジャールーの幼なじみのバオロン(ケン・チュウ)もまた、ジャールーへ思いを寄せていたが・・・。
彼の命はまもなく消失する。言葉を語らない彼女は別世界の彼を愛してしまう。運命のいたずらに巻き込まれる二人。しかし、彼らをしっかりと結び付けていたのは、あの青春の美しい記憶だった・・・。物語はウェイイー(ヴィック・チョウ)は13歳の時から始まる。入院先の病院で偶然見つけた一人の女の子からの秘密のメッセージ。ウェイイーもすぐにメッセージを返し、秘密のやりとりが始まった。退院の際、二人は13年後に同じ場所で再会する約束をする。月日が流れ、互いに約束の相手だと気がつかずに最悪な形で二人は再会する。しかもお互いに婚約者、大切な幼なじみが傍らにいる状態で。そんなとき、ウェイイーは自分の命が限られていることを知る。これまでの自分の人生を振り返り、昔の約束を思い出し・・・。
ベストセラー小説家であるシューラー(ヴィック・チョウ)はインスピレーションが枯れ、作品を書けなくなってしまった。親友であるシャオマー(ワン・チュアンイー)の手配で、シャオマーが親族で経営するホテルに泊まり込み創作に専念するのだが、10日以上も部屋から一歩も出ない彼は清掃係に不審者と思われてしまう。そんな彼が自殺するのでは?!と勘違いしたホテル実習生のノンシェン (ミシェル・チェン)は、正義感から彼を救おうと勝手に部屋に飛び込んでしまう!おかげで折角沸いてきたインスピレーションは呆気なく消えてしまった・・・。その後も相変わらずインスピレーションはやって来ないある日、清掃のオバサンの愚痴からタクシー運転手が、他人の話を聞くにはもってこいの職業だとヒントを得て、自分もそこからインスピレーションを得ようと「楽天タクシー」でタクシー運転手になってしまう。しかし、現実は期待とかけ離れていた・・・。