甚内たま子(渡辺えり)が勤める大日東保険損害調査部の部長・勝田(小野武彦)は、高校時代の同窓会に参加するため、同級生の吉岡(小野寺昭)と伊豆の温泉地へと向かっていた。蕎麦屋を営む吉岡の店の写真を見ようと、助手席に座っている勝田が吉岡の携帯をいじっていると、急ブレーキがかかる。高速道路の第3車線を走っていた白い乗用車が、中央分離帯にぶつかり急停止した。そして、その車体後部に吉岡が車で衝突してしまったのだ。勝田はかすり傷で済んだものの、吉岡の意識が戻らない。白い車の運転手・北村(かなやす慶行)は即死。警察は、勝田たちの乗った車が無理な追い越しをしようとスピードを出し過ぎて、前方不注意で前の車にぶつかったと見ている。このままでは、事故の全額損害賠償を吉岡が払うことになってしまう。勝田は、そんなのデタラメで、悪いのは「白い車とぶつかった赤いスポーツカーだ!」と言い、赤いスポーツカーを捕まえることを宣言する。早速、聞き込みを始めるたま子、住倉(宇梶剛士)。北村の通夜に訪れた二人は、北村の妻・千晶(いとうあいこ)に挨拶をするが、なぜか千晶は事故当時に北村は一人だったのかと尋ねる。二人が北村家から出ていくと、往来に停めた車の中からたま子たちを見ている男の姿があった。たま子は、再び会った千晶から、「北村が死んだのは自業自得」だという話を聞く。さらに、たま子たちの様子を監視していた男の正体が、千晶と千晶の母親を捨てて消えた父親・汐見(山本圭)だと知る。調査が進むなか、吉岡の意識が戻った。吉岡は、事故に遭ったとき目にしたドクロマークを探すことに…
甚内たま子(渡辺えり子)が勤める損害保険会社「大日東保険」の損害調査部に、切れ者だと評判の住倉公平(宇梶剛士)が転勤してきた。しかし、法律ばかり主張する住倉を、たま子はやや憤然と迎え入れる。早速、たま子と住倉は一緒に、あるバイク事故の損害調査を始める。被害者は森田克也(平野貴大)という男性。その夜、たま子と住倉は克也の通夜に訪れる。克也の父・源太郎(綿引勝彦)とその膝の上で無邪気に遊んでいる克也の息子・勇也(海瀬叶)の姿を見て、たま子は痛ましく思う。その時、ギャル風の克也の嫁・美由紀(高橋かおり)が駆け込んできた。源太郎は、克也の死に動揺している美由紀に掴みかかり家から追い出そうとする…。近所の人によると、克也と美由紀は源次郎が経営する酒屋を手伝っていたが、日頃から源次郎と美由紀はケンカばかり。事故当日も、源次郎とケンカをした美由紀が家を出て行ってしまい、克也がバイクに乗り捜していたのだった。だから源次郎は大事な一人息子が亡くなった原因が、美由紀にあると思い込んでいた。一方、警察に克也の遺品を取りにいった美由紀は、ヘルメットの傷を見て疑問に思い、たま子の元に怒鳴り込んできた。「克也の単独事故ではない」と主張する美由紀。たま子と住倉は、もう一度現場調査をやり直すことに…
屋台のラーメン屋・百々田(横山あきお)が片付けをしている最中、背後で激しい衝撃音が響く。なんと杉田正文(北嶋哲也)と三村啓美(大西結花)の2人が乗っていた乗用車と、大型トラックが衝突したのだ。百々田が信号を見ると、乗用車側の信号は「赤」を灯していた。事故の報告を受けた甚内たま子(渡辺えり子)は、啓美が運び込まれた病院へ向かう。即死した杉田はたま子の勤める「大日東保険」の契約者だった。啓美は生き残ったが、意識不明の状態だ。病院では、啓美の夫・三村剛(積圭祐)は激昂していた。先に来ていた九条道彦(北原雅樹)の話によると、運転していて亡くなった杉田と啓美は不倫していたらしいというのだ。杉田は中学校の理科の教諭で、啓美とは同級生で昔から仲が良かった。不倫の末に起きた不慮の事故なのか…。それとも…?事故の概要を確認しようと所轄の警察署にいくと、トラックを運転していた川久保良太(小市慢太郎)が事情を聞かれていた。そして、ライバル保険会社「ハピネスジャパン」の立木美帆(洞口依子)と出会う。川久保らと共に事故現場へ出向いたたま子は、そこで、乗用車がまったくブレーキをかけずに衝突していることを知る。もし警察での調書の通りだとすれば、乗用車は信号無視をしていても衝突せずに通り抜けてしまったはずなのだが…
ある日、飲酒運転中のミツル(八木真吾)が、吉野保(布川敏和)の運転する車と衝突した。翌早朝。その事故現場を検証する損害保険会社の甚内たま子(渡辺えり子)と九条道彦(北原雅樹)。そこへ、ライバル保険会社の立木美帆(洞口依子)もやってくる。立木の話によると、被害者の吉野はたった今亡くなったらしい。今回はどう考えても、たま子側の保険加入者であるミツルの方が悪い。九条もそれを察して「全額保証します!」と立木に伝えるが、たま子はその九条の言葉に一抹の不安を感じていた。会社に戻りミツルの保険を確認するたま子。すると、会社の規定では、一円たりとも相手側に保険で賠償金を支払えないことがわかる。ミツルは保険金の支払いをこの2か月あまり滞納していたのだ。そして数日後、たま子が別の事故があったということで被害者の男・倉田(つじしんめい)の所を訪れ調べてみると、何とその加害者は、先日の事故で亡くなった吉野保の弟・健児(前田耕陽)であった…。
大雨の中、タクシーがトラックに弾かれ横転するという事故が起きる。横転したタクシーに乗っていた運転手・亀山(掛田誠)と乗客の山口(田中哲司)は無事脱出。トラックの運転手・福田(長谷川哲夫)は、雨もひどいので二人を自分のトラックに押し上げて乗せた。しかし、山口は大切な荷物(高価な錦鯉)をタクシーに忘れてきてしまう。二人をトラックに残し、錦鯉を捜しに行く福田。そこへ運悪く、スリップしたトラックが事故車のタクシーに衝突。錦鯉を持った福田を襲う。そのトラックの運転手は福田の後輩・柿崎(中里栄臣)であった。福田はタクシーの下敷きになって息絶えてしまう。事故現場へ駆けつけた損害保険会社「大日東保険」の甚内たま子(渡辺えり子)と九条(北原雅樹)。何故か、ライバル保険会社の立木美帆(洞口依子)が既に現場にいた…。トラックの方の保険会社はたま子、タクシーの方は、立木の担当だったのだ。「タクシーには過失がない」との結果に納得がいかないたま子は、もう一度路面を眺める。その後、福田の家へ向かうたま子。そこで、福田の会社の社長・駒田(上田耕一)は、今回の事故では保険金が下りないことを聞かされ怒り狂う。福田に何の保険金も出ないのも哀れと思い、悩み抜いたたま子は「共同不法行為」という形で自賠責の保険金が払えないかと考える。そして、未亡人となった康子(柳川慶子)に全額を払い込むように、子供達に相続の拒否を薦めるのだが…。
とある火災現場で甚内たま子(渡辺えり子)は、現場検証中であった。彼女は、損害保険会社「大日東保険」の損害調査部に勤務する示談交渉人だ。その現場で茫然自失状態になっている家の持ち主の前で、後輩の九条道彦(北原雅樹)は叫んでいた。「大黒柱が残っていると全損にならないんですよね…」と。たま子は、その言葉を聞くや否やたま子は走り出し、焼け残った大黒柱に体当たりして倒してしまう人情家だ。二人が焼け残った車を引き取って整備工場へと運び始めた所に、一台の派手なスポーツカーが止まった。降りてきたのはライバルの保険会社「ハピネス・ジャパン」の交渉人・立木美帆(洞口依子)。実は、焼けた家にかかっていた火災保険は立木の会社のもので、二人が運んでいる車はたま子の保険会社のものであったのだ。そんな折り、バイク便会社でアルバイトをする学生が、会社のバイクを無断で乗り回し、交通事故を起こしたという連絡が入る。学生は大けが、はね飛ばされたガードマンは意識不明の重体、さらにその事故に高級外車が絡んでいるという深刻な事態。急いで駆けつけるたま子と九条だが、たま子は納得がいかず、現場での聞き込みを始める。そして、もう一台事故に巻き込まれた高級外車の方に不審な気配を感じて詳しく調べると、重大な事実がわかってきた…。