風土の違う9つの“川(せん)”からなる九川(きゅうせん)。ある日、九川を率いる新川(しんせん)に各地から娘たちが集まった。新川主の息子たちの夫人を決める選抜会に参加するためだ。自らの有能ぶりを隠している六少主・尹崢(いん・そう)は、霽川(せいせん)からやって来た李薇(り・び)を娶ることに。わざと落選して故郷でのんびり暮らしたいと企んでいた李薇にとっては不本意な嫁入りとなったが、新生活は味わい深いものとなる。問題が連発しながらも互いに支え合い、尹崢が職位を得て政に参加する頃には、2人は次第に心を通わせ意気投合。手を携え、日に三度の食事と四季を共にし、新川の大家族の温かい日常のなか、個性豊かな兄弟やその伴侶たちと一緒に成長していく。
唐の時代、長安の都は繁栄を極めるが、闇の世界では妖魔が跋扈(ばっこ)していた。陰陽師の無心(ムシン)と神医の尚青天(シアンチンティエン)は、妖魔を退治することを生業とする捉妖師だ。ある日、才能豊かな科挙受験生の劉重霄(リウチャンシャオ)が奇怪な死を遂げる。世間は自殺と見ていたが、全身の骨が折れていたというその死に不審な点を感じた無心たちは独自に調査を始める。劉重霄は死の直前、花門楼で開催されていた才を競い合う文壇対決で柳玄鵠(リウシュエンフー)という青年に勝ったばかりだった。そして、同じく柳玄鵠に勝った崔鉞(ツイユエ)がその晩に無心たちの目の前で自殺を遂げる。柳玄鵠に勝った者が謎の死を遂げるという共通点から、花門楼の支配人は柳玄鵠の出場を禁じるのだが、無心はこれらの事件の背後に妖魔が関わっているのではないかと考えていた…。