出版社で働くことを夢見て「フランス出版」に転職することを決意した大泉ましろ(桃月なしこ)。配属されたのは、まさかの「官能小説編集部」。恐る恐る扉を開けてみると、編集長の玉川丈治(徳井義実)ら編集部のメンバーが「隣人」を題材にした新刊のタイトルについて激論を交わしていた。異様な光景にましろは愕然とする。会議で飛び交う卑猥なワード…、淫らなイラストへの探求…、デジタルエロがあふれる時代に、あえて「活字」でエロを発信する意義とは何なのか…?戸惑うましろだが、一癖も二癖もある上司や作家たちと関わる中で、官能小説編集者のやりがいを見出し、エロの世界のプロフェッショナルへと成長していく――。
3年前、未解決のまま突如幕引きされた失踪事件、通称「ジョーカー事案」。警視庁公安部の捜査官・国下一(くにしたいち)狼(ろう)は、捜査再開を訴え続けていたが、全く別の任務を命じられる。指定暴力団若頭・英獅郎(はなぶさしろう)の内偵と監視。3年前に組に入ってから若頭まで上り詰めた、謎の多い人物だという。獅郎に接近する任務の過程で、ある驚愕の事実を知った一狼は、獅郎と偽りの“恋人契約”を結ぶことを決意。事件を追う2人の秘密捜査は、次第に国家を揺るがす事件、そして2人の運命とも結びついていく――――。