何度だってやり直す、必ず君を救い出す。感情の爆発が引き起こす”過去に戻る病”で、最愛の妻の死を阻止せよ!希望と絶望を繰り返す新感覚タイムリープ・サスペンス!物静かな男・襷未来には、最愛の妻・めぐるに内緒にしている、ある秘密があった。原因不明の病気を抱えており、それゆえに未来はこれまで人との接触を避け孤独に生きてきた。そんな病気の苦しみから救ってくれたのがめぐるだった。1月18日。未来とめぐるの結婚記念日。めぐるが、職場の非常階段から転落死してしまう。明るく無邪気な彼女はなぜ死んだのか?未来が知らない悩みを抱え、自ら命を絶ってしまったのか―。深い悲しみの中、未来は病を発症する。気が付くと、めぐるが生きている時間へと戻っていた。そう、未来が抱えている病は、感情の起伏が激しくなると、自分の意思とは無関係に過去に戻ってしまう病だったのだ。本当に彼女は自殺したのか?事故か?あるいは何者かに殺されたのか?だとしたら、犯人は一体誰なのか?過去をやり直す中で見えてくる、めぐるの知らなかった一面や人間関係。前回では起こらなかった事件の数々。自分の意思では制御できない“発症型”のタイムリープで、はたして未来はめぐるを救うことができるのか?
葛藤する男と、純粋な少女と、素直になれない女が出会ったとき、あの日に残した想いが、もう一度動き出す。不器用な男女が 織りなす、等身大の ヒューマンドラマ。 40代、独身。人生の停滞期に入ったデザイナー・筒見拓郎のもとに、SNSの友達申請が届く。差出人は、20年前に愛したひと、谷村安奈-。「今ごろ…なぜ?」戸惑いとともに、再会の予感に期待が膨らむ拓郎だったが…拓郎の前に現れたのは、安奈…ではなく、彼女の17歳の娘・くるみ。くるみとのめぐり逢いが、過去の果たせなかった約束をよみがえらせる。「あの時の自分の選択は正しかったんだろうか…」くるみの純粋な感情に触れることで、拓郎の止まっていた人生が動き始める。一方、くるみの出現は、拓郎の同級生・森田絵里にも変化をもたらす。大手電機メーカーでバリバリ働く絵里には、ずっと素直になれない思いがあった。20年以上も拓郎へ思いを寄せながら、今の関係を壊したくない-。くるみと拓郎との出会いが、そんな絵里の心を揺さぶり変えていく。そして、将来のことなんて真面目に考えてこなかった高校生のくるみもまた、拓郎たちとのめぐり逢いの中で自分の未来を見つけていく。人は誰でも、「やり残したこと」を抱えている。それは「後悔」なのかもしれない-。けれど、その後悔は、現在の自分と向き合う原動力にもなる。<心の余裕>を失った、<今の人生>に迷う人たちが、<未来への扉>を開くきっかけになる、ちょっぴり切なく、優しくなれるドラマをお届けします。