酒楼の主・鳳傾羽は、二重人格と「死の循環」という数奇な運命に翻弄されていた。刺客に殺されては再生し、占い師・陸蕓笙との出会いや仲間の裏切りを何度も繰り返す中で、母の死の真相と、自分を狙う鬼面の殺し屋が親友・冷傲雪であると知る。傲雪は千回の殺害を条件に鬼王に操られていたが、自ら犠牲となり循環を断ち切る。鬼王との誤解も解け、人格の統合を経て平穏を取り戻した傾羽は、死んだはずの母に促され見合いの席へ。愛と因縁が交錯した先に彼を待つ運命とは――。
花魁の仮面をまといながら、刺客集団〈細雨閣〉に属する雲殇。毒“厄念”に命を縛られ、妹を救うため宰相暗殺を狙うが、皇后の兄・吴鸾と出会い運命が狂い始める。互いに惹かれ合いながらも、宮廷を揺るがす陰謀と“同心蛊”の呪縛が二人を追い詰める。愛する人を守るか、妹を救うか――究極の選択の果てに、彼女が選ぶ道とは。