姉を亡くした陸九寧は、その死の真相を暴くために闇が渦巻く後宮へと身を投じる。持ち前の聡明さと針治療の技術で頭角を現した彼女は、やがて姉の悲劇の背後に、権力者たちが操る巨大な人身売買組織が潜んでいることを突き止める。小皇叔と協力し、自らの命を懸けた罠で黒幕を追い詰める九寧。絶望の淵から真実を勝ち取った彼女が、最後に手にする運命とは…。姉の遺志を継ぎ、正義のために戦う女性の姿を描いた波乱万丈の逆転劇。
脚本家・孟小棠は、執筆中の物語の世界へ迷い込み、人々から命を狙われる闇の組織の女ボス・鳳南汐として生きることに。現実に戻る条件は、消したはずの宿敵の騎士・葉無塵と結婚し、彼を殺すこと。鳳南汐は手がかりを握る密偵・沈喩を側に置くが、彼に触れる時だけ特殊能力が使えると気づき、二人の距離は縮まっていく。しかし、本物の宿敵の出現により、真の帰還条件が「最愛の人の死」だと判明する。愛と帰還の狭間で、彼女が下す決断とは――。