美術の授業中、四月一日は友人たちから課題を押しつけられている少女・美絵を見かけた。ひまわりの話によると、彼女はとても優しいと評判らしい。その帰り道、美絵を見かけた四月一日だったが、今度は彼女にたかろうとする友人たちを拒絶する姿を目撃する。その時に、美絵の背中に小さな羽があることを彼は気づくが…。
デパートの食材売り場で、美人の双子姉妹を見かけた侑子と四月一日。後日、その双子姉妹と再会した四月一日は、時折、姉妹の姉から感じる奇妙な感覚が気になって仕方なかった。彼女が悲観的な言葉を口にする度、波が広がっていくような感じを受けるのだ。侑子はそれを『自分ではあらがえないモノ』だと言うが…。
双子姉妹とのデートの日。映画を見ている最中に突然、姉の額から血が流れ出してデートは中止になってしまった。姉の言葉が鎖となって彼女自身を縛っていると侑子から教えられた四月一日は、そのことを姉に伝える。そしてしばらく経ったある日、四月一日が偶然出会った双子の姉は、別人のように明るくなっていて
このままでは元に戻れなくなる可能性もあるという巨大化したままの管狐。油揚げを食べ過ぎると管狐が霊力を失うことを知らず、四月一日が油揚げを与え続けてしまったのだ。管狐を元の大きさに戻すには大量の清浄な気を必要とするため、侑子に言われるまま壺をのぞき込んだ四月一日は、中に吸い込まれてしまい…。”
侑子の命令で、伊達眼鏡を買いにいく羽目になった四月一日。そんな彼の目の前で、女性がバイクにはねられてしまう。その女性・塗絵は、今までも『絶対にやってはいけない』と思うことほど行動に移してしまい、自分を不幸にしてきたのだと言う。それを知った侑子は、四月一日に彼女を「ミセ」に連れてきなさいと言うが…。”
宝物庫の整理をしていた四月一日は、和服姿で鬼灯を持っている変わった猫の絵を見つけた。すると、絵の中から猫が出て来て、それを見た四月一日は腰を抜かしてしまう。その猫は侑子の知り合いらしく、そこにやって来た侑子やモコナと宴会を始めてしまう。その帰り際、猫は侑子に言われ、大きな鬼灯を四月一日に渡して…。
年の瀬も迫り、侑子の家で大掃除をしていた四月一日は、モコナたちと雪見酒をしている侑子に理不尽なものを感じていた。そんな時、彼は謎の箱を見つけるが、それは一定の条件が揃わないと開かない玉手箱だった。その翌日、彼はひまわりと百目鬼を連れて公園に来いと書かれた侑子からの手紙を見つけて…。
四月一日は侑子の我が儘で、フォンダンショコラを作っていた。そこへせっぱ詰まった声の女性が何とかして欲しいと封筒を差し出し、侑子にすがってきた。その幾重にも紐が巻かれた封筒から漂う「ヤバイ」雰囲気にぞっとする四月一日が中を見てみると、写真が入っていた。それは何の変哲もないように思えたが…。”
侑子から休みをもらい、ゆったりした1日を過ごしていた四月一日の元に、松坂牛を手みやげに百目鬼がやって来た。松坂牛を手みやげにされては追い返すわけにもいかず、2人ですき焼きを食べることになる四月一日。晩ご飯後、食べ過ぎて動けない四月一日に、百目鬼は「食べてすぐに寝ると牛になるぞ」と忠告するが…。
ホワイトデーも間近のある日、侑子が数日留守にすることになった。それを知り、自分に命令口調で話す百目鬼にカチンときた四月一日は、プリプリ怒りながら下校していた。そんな時、後ろからくすくす笑う声が聞こえたために彼が振り返ると、そこには侑子の家の庭で自分に声を掛けてきた和服の女性・繭子がいて…。”
どんどん悪くなる四月一日の体調。それは、繭子と会い続けているせいだと、電話の向こうで侑子が言う。百目鬼は心配するが、四月一日は繭子と会うのを止めようとはしなかった。そんな四月一日を気遣い、繭子は自分から会うのを止めようと告げて去っていった。だが、四月一日には彼女を放っておくことはできなかった…。”
小学6年生のある日、木蓮の花の中に白い『手』を見つけた四月一日。それは、店先の看板の下などに現れては手招きをした。その他の人には見えない『手』に、不気味なものを感じて逃げようとした四月一日だったが、逆に追いつめられてしまう。だが、そんな彼を助けてくれたのは、桜の木の上に登っていた男の子だった。
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