詠国(えいこく)後宮内の『雛宮(すうぐう)』で暮らす名家の一つ、黄家(こうけ)の雛女(ひめ)・玲琳(れいりん)は美しく聡明で、皇太子・尭明(ぎょうめい)からの寵愛を受けていた。しかし乞巧節(きっこうせつ)の夜、悪女と呼ばれ皆から嫌われていた朱家(しゅけ)の雛女・慧月(けいげつ)により、身体を入れ替えられてしまう。目覚めた時には処刑が決まっており窮地に陥るが、病弱な玲琳は健康な身体を手に入れたことをむしろ喜んでいて…!?
後宮を騒がせたことで、朱貴妃(しゅきひ)の命により慧月(玲琳)はへや替えと言う名の追放を受ける。廃墟同然の小屋に追いやられたことで、慧月に仕える女官・莉莉(りーりー)はこれまで我慢してきた思いを爆発させる。慧月(玲琳)に怒りをぶつけると、世話はしないと立ち去ってしまう。一方、一人残された慧月(玲琳)は、自由を手にした喜びに胸を躍らせていて…。
入れ替わりから四日。朱駒宮(しゅくぐう)の小屋に追いやられた慧月(玲琳)は、慧月の健康な体で毎日のように農作業に打ち込んでいた。誰にも心配をかけない自由を楽しみながら、慧月(玲琳)は充実した日々を送る。一方、莉莉は突然現れた金家の上級女官・雅容(がよう)に唆され、慧月(玲琳)に嫌がらせを仕掛けるが…。
高熱に苦しむ玲琳(慧月)は炎を操り慧月(玲琳)に助けを求める。なんとか落ち着きを取り戻した慧月の姿に心が痛んだ玲琳は入れ替わりの解消を提案するが、断られてしまう。中元節の儀を前に、慧月(玲琳)は莉莉のために繕った衣装を贈る。その際、慧月(玲琳)が何気なく口にしたある言葉に、莉莉は小さな違和感を覚える。
莉莉に嫌がらせをするよう仕向けた雅容に落とし前をつけるため、慧月(玲琳)は莉莉を連れて中元節の儀へ。自分の席が用意されていないことにも動じず、手製の美しい刺繍入り衣装をまとった慧月(玲琳)は、堂々とその場に立つ。やがて雛女による奉納の舞が始まり、儀を取り仕切る金家(きんけ)の清佳(せいか)が見事な舞を披露し…。
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