関東大会に向けて、岡と竜崎のダブルスの訓練がはじまる。ことごとくお蝶の足を引っ張るひろみ、落ちこむひろみ、それに追い打ちをかけるように宗方がひろみに、見切りをつけたらお前をつきはなす用意はいつでもできていると言う。お蝶夫人に嫌われ、その上大好きなテニスからも見放されようとしているひろみ。次の練習のとき、音羽が力をつけてやると、テニスの相手をかって出る。
相変わらず息が合わない、岡と竜崎、愛想を尽かしたお蝶は練習のため音羽とダブルスを組む。ひろみになったつもりで協力する音羽、それを見た他の選手が練習後音羽は見事なコンビネイションだったことをみんなに誉められるが、お蝶夫人が合わせてくれたから、岡さんの時もそうすれば、よいダブルスが組めると発現するが、口をはさむなとお蝶に叱られる。お蝶に見放されたような気持ちになり、気を落とすひろみ。
関東ジュニア選手権で岡と竜崎の対戦相手が決まる。東京代表、昭和校の木原と飯塚、熟練によるフォーメーション攻撃と竜巻サーブを武器とする最強のダブルスコンビ。お蝶はひろみに「あたしは全力を尽くします」と捨てゼリフ言って去って行く。ひろみは、パートナーなんかいらず一人で試合するという意味に取る。しかしひろみも、力の限り戦って必ず勝つと心に誓う。試合当日、お蝶は個人プレーで試合を進める。
試合は第2セットが始まろうとしていた。お蝶は改心してひろみの協力を認めるようになったが、ひろみには竜巻サーブの集中攻撃が襲って来る。しかし、お蝶の防御によって第二セットはなんとか勝利する。休憩中、宗方は「相手がどんな攻撃にこようともふたりの協力こそ最大の武器だ」と忠告する。今度相手は竜巻スマッシュでひろみに集中攻撃してくる。お蝶はひろみに「飛び上がってバウンドした頂点をたたけ」と指示する。
宗方はひろみに天性の足の速さを感じていた。しかしそれゆえに今一歩前へ進めないことを見抜く。練習の後、宗方はひろみに「足の速さだけではテニスができない」と忠告する。ひろみは公園でマキを相手に練習する。何が自分に欠けているか、わかるまで訓練しようとするが、マキでは訓練にならない。そこへ黒い服とマフラーで姿を覆った少女が相手をしてやると現れる。明日の同じ時間にここでやろうと約束するひろみ。
関東大会決勝の日、ひろみは大原高の川村という選手に「一年前のことは忘れない」とお蝶夫人に伝えて欲しいとことづてされる。試合中、お蝶は動揺してなかなか調子がでない、それからひろみにライン際やコーナーを狙うマネはやめて、相手の正面に打ち返すよう指示する。ひろみはどうもお蝶の様子がヘンだということとこれでは負けてしまうと困惑し始める。雨が降ってき試合は少し見合わせることとなりベンチで待つ二人。
朝、ひろみはジョギングの最中、黄色いマフラーの男を遠くから見ていた。彼女はそれを藤堂だと思い込み心の励みにしていた。しかしダブルスの方は少し悩みがあった。今まではお蝶夫人が3分の2の力で自分をカバーしてくれたからなんとか勝ってこれたのだとひろみは、お蝶と対等の力をつけたいため毎日朝練習していたのだ。ある日、運良く藤堂と出会い、テニスの練習の相手をしてもらうことになる。
決勝戦当日、竜崎が事故で腕に怪我をする。宗方は棄権を覚悟するが、お蝶はホウタイを巻いて一緒に頑張ろうと言う。一方相手の選手はお蝶の傷を見て、彼女に集中攻撃する作戦に出る。だがその攻撃が逆にお蝶夫人のやる気を促進させる。それを見てひろみも負けずにガンバル。第一セットはひろみ達のリードで終わるが、第二セットはバテているお蝶夫人を徹底的に叩きのめそうとする。
三年生が受験のためテニスをやめる。そのための歓送試合が近々行われる。音羽は自分の腕の状態を宗方に説明して、ひろみとダブルスを組むことをゆるしてもらう。音羽はひろみに彼女のプレーの長所と短所が描いてあるノートを渡し、これを有効に使って歓送試合はベストを尽くして欲しいと頼む。試合当日、お蝶とキャプテンのダブルスに立ち向かうが、音羽の調子が急におかしくなり試合は中断する。
ひろみは、全国選抜チームの合宿に参加する。宗方はここのチーフコーチなので、各県から選ばれたプレイヤー達を前に心構えを話す。それはこの合宿によって南関東ブロックの選抜メンバーを5名に絞るというのだ。ひろみは、自分は、補欠だけれども、残りたいと強烈に思い、そして宗方は「これからがお前とオレの試練だ」とひろみを見つめて思うのだった。
合宿中、ひろみは藤堂に好きだと告白される。ひろみは舞い上がる。試合もトントン拍子に勝つが、宗方の表情は暗い。ひろみを裏庭に呼び出して詰め寄る宗方。「お前は相手がバテたから勝っただけで、エースを一本も取っていない」と指摘する。宗方はひろみに「いつものエースを狙う、限界までプレーの岡ひろみに戻ってくれ、もしコート以外でお前を燃やすものがあれば俺が取り除く。それが恋であろうとも」と言う。
最終の練習試合の組み合わせが決まった。お蝶の相手は加賀のお蘭、そしてひろみの相手は男子生徒、木村、ひろみは宗方に「男と女じゃ試合にナラナイ」と抗議するが、宗方は「竜崎と緑川の試合がきっと何かを教えてくれる」と彼女を宥める。お蝶とお蘭の試合がはじまる。お蘭は県大会の試合を清算してやると、いきり立つ。お蝶はいつかこんな日がくると覚悟を決めて全力を尽くして戦う。
選手の選考会議で第二時選抜メンバーの、最後の一人が、難攻していた。それは宗方が他の人の意見を振り切って岡を推薦するからだ。困った議員達はそこまで言うのなら、私達の見ている前で彼女の実力を見せて欲しいと他の人の意見が一致する。了解する宗方、ひろみは特別試合をすることとなる相手はナントお蝶夫人こと竜崎麗香、お蘭は、心配する宗方に、「彼女はきっとあなたの期待にこたえるだろう」とくやしそうに言う。
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