下町の八百屋“八百×”を切り盛りするア太郎は、子どもながら評判の働き者だ。だが父の×五郎は、趣味の占いに興じる怠け者。ある日、崇拝する易者・赤島象三に、家業を魚屋にしないと不吉だと言われ…。 悪ガキのデコッ八が、怒って犬をイジめていた。可愛そうに思ったア太郎は金を出して引き取るが、それは町内でも有名なドロボウ犬だった。非難する×五郎。犬はア太郎の恩も忘れ、悪さの限りをつくす!
人一倍縁起かつぎの×五郎は、役所のミスで自分が死亡扱いになっていたと知り意気消沈。ア太郎はそんな父を元気づけ、散歩に送り出した。だが×五郎は、風船を木にひっかけて泣く少女に出会い…。 ×五郎が死んで一週間。デコッ八を含め、町の人々はア太郎を気遣っていた。ところが天国に行った×五郎は、神様から死亡は予定外と知らされる。生き返る許しをもらい、喜んで地上に向かうのだが…。
デコッ八が、ア太郎の子分になりたいと願い出た。父の死にも挫けない、その男気に惚れたのだ。さっそく店員となるも、不慣れな客商売に悪戦苦闘。そんな折、町でア太郎の悪口を聞きつけ…。 子どもたちに殺されかけたネズミを助け、店で飼おうとするデコッ八。反対するア太郎を説き伏せ、代わりに仕事に精を出す。だがネズミは店を荒らし恩を仇で返した。責任を感じたデコッ八は出ていってしまう。
幽霊となった×五郎は孤独だった。その姿はア太郎にしか見えず、生前の表札まで捨てられてしまう始末。落ち込み、天国への永住も考え始めた折も折、人間に姿を変えた神様が現れる。×五郎に天国入りを薦めに来たのだ。懸命に反対するア太郎に、神様はテストを提案。それは、神様の弟子が人間にどう扱われるかによって、×五郎が住む人間界の評価を決めるというものだった。
タマという飼い猫を亡くし、あまりの悲しみから一家心中まで考えている猫山家。神様から相談を受けた×五郎は、タマの死体に乗り移った。悪さを続けることで、猫への愛情を薄れさせようというのだが…。 金持ちの金井は、息子に過保護な妻に弱っていた。そこで八百×に息子をあずけ、男らしく鍛えてもらうことに。ア太郎に代わり特訓を引き受けたデコッ八だが、想像を絶する息子の軟弱さに激怒する。
松原家に御用聞きに行ったデコッ八は、そこの可愛い娘さゆりに恋をした。だが根が照れ屋の彼は、心づくしのプレゼントを思わずア太郎からだと言ってしまう。しかも八百×に来たさゆりに、何とア太郎は本当に一目惚れ。ふたりで同じ娘を好きになったと気付き、デコッ八は自分の恋心を押し殺し、デートが決まり浮かれるア太郎を横目に涙を隠す。そんな彼をそっと見守る×五郎は…。
デコッ八が×五郎の姿が見えると言い出した。だがそれは、赤鬼が化けた偽者。エンマ大王夫婦の余興のため、幽霊を狩っていたのだ。地獄に連れ去られ、恐怖の残酷ショーに出演する×五郎。果たして彼の運命は!? 突然、ア太郎の態度が冷たくなった。事情もわからぬまま店を追い出され、戸惑うデコッ八。そこへ変わり者の子供・ガンモが現れて相談に乗る。だがその裏には、ガンモの意外な計略が秘められていた。
ア太郎の目標は店をスーパーマーケットにすること。デコッ八は売り上げを増やすため、×五郎と協力して押し売りまがいの商売を始める。そんなやり方を認めないア太郎。反発したデコッ八は店を出て行くが…。 家出したデコッ八は、やくざ・ブタ松の子分になった。本当は弱いのに名ばかり売りたがるブタ松を見て、デコッ八は八百×に帰りたくなる。一方のブタ松は、彼が本当にア太郎と決別できるのかテストを行う。
立場が逆転し、ブタ松の親分となったデコッ八。だが、八百×恋しさで病気になり、ついに店に戻ることに。フロクでついてきたブタ松は、怠け者で大食漢。難儀したア太郎は、彼を追い出そうとする。 ブタ松とブタたちによる“新生ブタ松一家”が誕生した。だが、愚連隊がブタ松の親分デコッ八を狙う。一度は撃退するものの、デコッ八が捕らわれてしまった。ア太郎とブタ松一家の反撃が始まった。
忙しくて満足に食事もできないア太郎とデコッ八は、×五郎の進言でお手伝いさんを雇うことに。現れたおばさんは明るい元気な働き者で、母親役まで買って出てくれる。大喜びの2人だが、事態は意外な方向に。 子分のブタの面倒をみて家事に精を出すブタ松。その主婦のような姿に、ア太郎たちはお嫁さんを世話しようと考える。候補は八百×に来るおばさん。だがおばさんは、家でブタが暮らしていると知るや…。
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