はじめは推理作家・橘五柳の誕生パーティーに参加することになった。彼の最新作の出版権は、座興に出す暗号を解けたものが手に入れられるという。暗号を解こうとするはじめは、橘とケンカになってしまう。一同が二人を捜しに行くと、血の海に倒れている橘のそばに、血に染まった鈍器を持つはじめが立っていた!
犯行現場の状況は、はじめが犯人であることを示している。容疑者として警察に連行された彼は、真犯人を突き止める為に逃げ出した。事件の謎を解くためには、橘が残した“裏川辺奇々なる藻を”という暗号を解かなければならない。ところが暗号を読み解いた途端、はじめは新たな惨劇に巻き込まれてしまう。
殺された大村、時任、桂の三人は、人から人へつながる暗号の伝言役になっている人物だった。全ての現場に居合わせたはじめは、とうとう連続殺人事件の容疑者として指名手配されてしまう。彼は逃走を続けながら、桂が指定した次の人物・野中に会うため軽井沢に向かう。しかし目的地には、既に警察の包囲網が敷かれていた。
警察に追いつめられたはじめは、明智警視に銃で撃たれてしまう。だがそれは、はじめが明智と仕組んだ巧妙な芝居だった。真相を解き明かすため橘の別荘に戻ったはじめたちの前に、コート姿の怪人物が姿を現す。暗号に隠された真の意味は?犯人の正体は?そして犯行の動機はいったい何だったのか?
はじめと美雪は剣持警部のおごりで、豪華客船でのクルーズを楽しむことになった。ところが乗り込んだ船は、豪華客船どころか今にも沈没しそうな元貨物船で、乗組員は一癖も二癖もありそうな人物ばかり。しかも幽霊船長なる謎の人物から、この航海は死の航海で、船上の人間が一人ずつ消えてゆくだろうという手紙が届く。
船長の鷹森が姿を消し、楽しいクルーズは一転して恐怖の航海になってしまった。調査を開始したはじめたちは船長室で血痕を発見し、幽霊などではなく人間による殺人事件だと確信する。乗客の若王子にはアリバイがない。はじめは若王子と鷹森が、過去に起きた凄惨かつ悲しい事件に関係していることを突き止める。
若王子が自殺し、オリエンタル号の沈没に端を発する一連の事件は終わったかのように思えた。彼の遺書には、自分こそ真犯人であると書かれていたのだ。ところが、乗客の時原が続いて海に身を投げた。何とか無事に助け出されたものの、自ら命を絶とうとした動機はハッキリしない。船は航路から外れてある島に辿り着き…。
島に上陸した一行の上にも、幽霊船長の魔の手は伸びてきた。赤井義和が殺されてしまったのだ。彼は海洋関係の雑誌記者で、オリエンタル号沈没事件の記事を書いた男だった。ついに真相を見抜いたはじめは、幽霊船長の正体を暴いて真犯人を突き止める。だが、追い詰められた真犯人は一等航海士の水崎を人質に取った…。
はじめと美雪はスキー部の合宿に参加することになった。二人はゲレンデで楽しく時を過ごしていたが、夕食の時に部員同士の言い争いを耳にしてしまう。雪岡が、白峰の細工によって渋沢が事故に遭ったと主張。赤穂が白峰をかばっているのだ。しばらく後、ホテルの外に出たはじめは、雪に埋もれている白峰を発見する。
はじめたちは警視庁に脅迫状が届けられたことをきっかけに、剣持警部と寝台列車に乗ることになった。列車では“幻想魔術団”のショーが行われていた。ショーも大詰めに差しかかった頃、いつのまにか剣持警部の上着に入っていた携帯電話が鳴った。“地獄の傀儡師”を名乗る謎の人物が、死のショーの開幕を報せてきたのだ。
幻想魔術団の団長の死体が列車内から消失し、四骨ヶ原湿原ホテルの一室で発見された。その部屋にチェックインした人物の名前は“都津根毬夫”。マリオネット、つまり操り人形のアナグラムである。ついに地獄の傀儡師が死のショーを始めたのだ。超魔術を駆使する恐るべき犯人に、はじめはいかにして立ち向かうのか?
第一、第二の被害者に続いて狙われたのは、他でもないはじめだった。彼は地獄の傀儡師におびきだされて底無し沼にはまってしまうが、駆けつけた剣持警部たちに助け出されて事なきを得る。調査を再開した彼は死体消失の謎を解き、事件の裏に隠された前団長・近宮玲子の転落死の真相に迫ってゆく。
はじめは決定的な証拠を手に入れ、連続殺人のトリックを暴いた。そして解き明かした真相を一同に説明してゆく。事件はやはり、前団長・近宮玲子の転落死と深い関わりがあった。死のショーとは地獄の傀儡師による復讐劇だったのだ。はじめvs地獄の傀儡師の対決の行方は?全ての秘密は美しいヒスイに隠されている。
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