「いいじゃないか、人間でもおいらの恩人だぜ」(えん魔くん)閻魔大王の命を受け、人間界にやって来たえん魔くんは、幼なじみの雪子姫、カパエル、御目付け役のシャポー爺と共に、非行妖怪を捕まえて地獄に送り返すための妖怪パトロールを結成する。先任者のダラキュラはクビにされたことを逆恨みし、洋海小学校の非行妖怪たちをたきつけて、えん魔くんを襲わせる。
「今こそえん魔くんの妖能力が最大限に発揮される時じゃ」(シャポー爺)夜の散歩を楽しむカパエルは、ぶらり爺が女の子の若さを吸い取る現場を目撃する。その団地に住んでいるツトムのガールフレンド・ハルミちゃんも危うく襲われかけ、妖怪パトロール隊はぶらり爺の退治に立ち上がる。ところが別の妖怪・ムカデガラミまで現れ、えん魔くんは卑怯な攻撃によって身体をバラバラにされてしまう。
「あの川はね、とうに死んじまったんですよ」(カパエル)正体不明の老人に背中を引っかかれるという事件が続発。襲われた人間は原因不明のカイカイ病を発症し、ひたすら天井に飛び上がるのだった。謎の老人の正体は、妖怪・孫の手。カイカイ病を治すためには孫の手を倒すしかない。ところが汚染された死の川には、孫の手とは別の、もう一体の不気味な影が潜んでいた…。
「たたみ返しはどうして学校になんか現れたのかしら」(雪子姫)妖怪たたみ返しが、宿直のトバッチリ先生の前に現れた。たたみ返しは妖力でトバッチリ先生を下僕にすると、3年2組の子供達を意のままに操ってえん魔くんを倒そうと企む。その中にはえん魔くんの親友・ツトムの姿もあった。えん魔くんもさすがに子供達を相手には戦えず、雪子姫までもが人質にとられてしまう。
「ハルミちゃんを見殺しにするのか!?それでもテメー、男かよ!」(えん魔くん)宿題を忘れたツトムは、ノートを見せてもらうためにハルミちゃんをおだてていた。それを耳にした妖怪バーバラが嫉妬して、ハルミちゃんを魔の妖怪病院へとさらってしまう。バーバラは自分よりも美しいものを許すことが出来ないのだ。嘆き悲しむばかりのツトムは、えん魔くんに一喝され、共に妖怪病院へと向かうが…。
「たとえ俺達が滅んでも、大勢の仲間がまだ残っているんだ」(地獄おくり)深夜タクシーの乗客が行方不明になり、無残な遺体で発見された。TVでニュースを見ていたえん魔くんは、予知能力を働かせ、真っ赤に染まったタクシー乗り場にただならぬ妖気が漂っているのを察知する。これ以上、被害者を増やすわけにはいかない。一同はシャポーの提案で、全員で囮になって妖怪を誘き出しにかかる。
「妖怪だけど…人間の友達ができただ」(あすなろ小僧)ツトムのクラスに、あすなろという不思議な転校生がやって来た。彼の正体は、人間になりたい一心から地獄界を脱走してきた妖怪・あすなろ小僧だった。ツトムを気に入ったあすなろ小僧は、おびえる彼に友達になれと強要する。あすなろの正体を知ったえん魔くんは地獄界に帰るよう説得するが、攻撃されて捕われてしまう。
「えん魔くんやカパエルにはかえられん…」(シャポー爺)校庭に落ちていた1枚の羽根を見た途端、シャポー爺の顔色が変わった。えん魔くんは不審に思って問いただすが、何も聞き出すことができない。妖怪・耳ずきが出現し、カパエルが応戦するが、幻覚攻撃を受けて正気を失ってしまう。えん魔くんも苦戦の末、捕らわれてしまった。耳ずきはシャポー爺の命を狙っているらしい。
「人間共を殺して何が悪い、わしら妖怪だぞ」(怒黒)寂しがりやの妖怪・小判小女。彼女は誰かにすがりつかなければ生きていけない習性を怒黒に利用され、自覚しないまま怒黒菌をばらまき、心優しい人間を不幸に導いていた。人間の魂を好物とする怒黒は、より多くの魂を得るために水爆を積んだ飛行機を乗っ取り、日本へ向かわせるという恐怖の計画を実行する。
「吸水蝶が本気になったら、大騒動じゃぞ!」(シャポー爺)居眠りの罰として廊下に立たされたツトムは、給食室で異様に大きな青虫を発見するが、誰にも信じてもらえない。町へ買い物に出かけた雪子姫がその青虫に襲われ、自らの攻撃を跳ね返されて大ケガを負ってしまった。大切な雪子姫を傷つけられたえん魔くんは我を忘れるほど激怒し、青虫を焼き殺そうとするが…。
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