韓国系アメリカ人でありながら、小津安二郎への並々ならぬ愛を公言するコゴナダ監督。彼の不思議な監督名は、小津作品の『晩春』から遺作『秋刀魚の味』までのすべての脚本を務めた野田高梧(のだこうご)からとられているとのこと。小津に限らずヒッチコック、ブレッソン、ベルイマン、ゴダール、タランティーノ、ウェス・アンダーソンといった映画作家たちに関するビデオ・エッセイも精力的に製作するコゴナダ監督による本作は、映画の美を追求した圧巻の映像で静謐な人間ドラマを描きます。M・ナイト・シャマラン監督『スプリット』で素晴らしい演技力をみせたヘイリー・ルー・リチャードソンによる瑞々しいことこの上ない演技にも要注目です。ところで、本作での彼女の髪型が『晩春』の原節子とどこか似ているような気がするのは私だけでしょうか?(スタッフT.M.)
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