こぼれる月

こぼれる月
僕は手を洗い続ける―君が好きだから。私は薬を飲み続ける―あなたに愛してほしいから。
118分 / 2003 / 日本 / 日本語
あらすじ
高は脅迫神経症患者で、「手洗い」をやめられない症状に悩んでいる。高は通院先で知り合ったあかねと一緒に暮らしているが、あかねも過去にある事件で心に深い傷を負っていた。傷ついた心を癒しあうように都会の片隅で寄り添って暮らす二人。だが、高の「心の病」は次第にあかねとの間にも深刻な亀裂を生じさせていく。「俺はお前を殺してしまいそうだ…」。一方高と同じ病院に通う千鶴は、パニック障害の発作に悩んでいる。母親と二人で暮らす家の自室からほとんど出られず、母親ともメモで会話を交わすだけの生活を送っていた。ある日外に出た千鶴は、ふたたび発作に襲われて動けなくなり、ゆたかという少年と偶然出会う。誘われるまま千鶴の部屋に入ったゆたかは、そこで千鶴の壮絶な姿を目撃するのだった…。
©TASUNOKE All rights reserved
解説
第5回ドービル・アジア映画祭(フランス)/DV部門グランプリ受賞■第16回シンガポール国際映画祭/正式出品■第15回ゆうばり国際ファンタティック映画祭/正式出品■第25回ぴあフィルムフェスティバル/正式招待■長編第一作となる坂牧良太監督が、自らの体験をベースに「心を病む」若者を鮮烈に繊細に描ききった作品。■「こぼれる月」は、“真実の記憶”の映画である。■ヒロイン・千鶴を演じるのは「バウンスkoGALS」(おおさか映画祭、ヨコハマ映画祭新人賞受賞)、「リターナー」の岡元夕紀子。他に河本賢治、目黒真希、岡野幸裕ら次世代を担う若手俳優が渾身の演技で観る者を圧倒。■混迷を深めながら先へ進めようとしない社会に取り残され、家族にすら理解されずに孤立する主人公たちが問いかける、「心を病むことは犯罪なのか?」「正常でなければ愛しあえないのか?」「こぼれる月」はまぎれもなく、「今見逃してはならない」映画の1本である。
スタッフ
監督、脚本:坂牧良太
製作:TASUNOKE
プロデューサー:竹村喜美江
共同プロデューサー:星野今日子
撮影:福田滋、三堀博紀、坂牧良太
照明:千葉禎
美術:瀧口陽子、畔柳めぐみ
編集:坂牧良太
配給:アルゴ・ピクチャーズ
キャスト
出演者:岡元夕紀子、河本賢二、目黒真希、岡野幸裕、平井賢治、大鷹明良、田島玲子
配信期間
2009/10/30 ~
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