ゆめのかよいじ

おもいが、かさなる。

あらすじ

夏休みが明けた頃、東京から新潟の山あいの高校に転校してきた宮沢真理（石橋杏奈）。都会で育った真理は、昔のままの木造校舎や雄大な自然の風景がとても新鮮で、安らぎを感じていた。ある日、見馴れない制服を着た美しい少女、岡部梨絵（竹富聖花）と出会う。神秘的な目でじっと真理を見つめる梨絵は、「帰ってきたの？」と言い、不意に口づけをする。呆然と立ち尽くす真理。気がつくと梨絵はその場から消えていた。それから真理と梨絵は不思議な交流を重ねていく。 やがて真理は、豊かな自然や友人、町の人々に囲まれて、傷ついた心を癒していくが・・・。

解説１９８８年に雑誌連載され、今も根強いファンを持つ大野安之のオリジナルコミック「ゆめのかよいじ」を、新潟県長岡市出身で地元を拠点とした映画制作にこだわる五藤利弘監督が映像化。辛い現実に向き合えなかった二人の少女たちが、時を超えた変わらぬ想いに出逢い、そして別れを通して成長していく姿が描かれている。五藤監督は、２００４年の中越地震で故郷が被災した時、この作品の栃尾での映画化を決意。撮影は“日本で最も美しい映像を撮る”と評判のキャメラ・ウーマン芦澤明子（「わが母の記」、「南極料理人」、「トウキョウソナタ」）が「モノクロームの少女」に続き五藤監督を支える。そして、新潟を中心に音楽活動をするシンガーソングライター笹川美和が、映画よりインスピレーションを受け、主題歌「プリズム」を書きおろし、名曲が誕生。

キーワード 邦画 ヒューマンドラマ スタッフいちおし ハイビジョン 青春 ファンタジー 漫画原作

スタッフコメント注目の若手俳優たちが、キラキラと輝きながらスクリーンを彩っています！純粋さと初々しさに、ズキュン！
心が浄化されるような映像美と音色も、印象的な映画です。
消えゆく想いと、未来への想い。時を超えた少女たちの想いが折り重なり、ファンタジックで切ない世界に浸れます。（スタッフＡ女史）