天族の戦神・瓔珞は、かつて愛した龍族の尊主・龍銜を天尊の命によりその手で葬った。一万年の眠りを経て記憶を失った瓔珞は、天族の地に侵入した龍銜と再会を果たす。互いの素性を知らぬまま刃を交える二人だが、瓔珞が無意識に龍銜の神剣を操ったことで、封印された運命が再び動き出す。天尊から龍銜が自身の孫であることを告げられた瓔珞は、彼を天族へ連れ戻すべく、正体を隠して龍族への潜入を命じられる。愛と復讐が交錯する、切なくも壮大な神話の幕が上がる。
龍族への潜入を果たした瓔珞は、龍銜に天族への帰順を促すが、一族を滅ぼされた龍銜は毅然と拒絶。一方で瓔珞の隠された力を見抜いた龍銜は、彼女を龍族の護法として引き入れる。二人は騒動を追って人間界へ向かうが、翼族の奸計に落ち、毒煙が充満する牢へと囚われてしまう。罠にはめられ窮地に立たされる中、龍銜は自身の過ちを悔いるが、二人は龍族の特性を活かし決死の脱出を試みる。限界を迎えた龍銜を救うため、瓔珞は命懸けの口づけで気を分け与える。
記憶の真相を求める瓔珞に対し、龍銜は秘技を用いて彼女の過去を紐解こうとする。だが、脳裏に浮かんだのは龍銜が戦神に貫かれる無残な光景だった。不穏な動きを察知した天尊は瓔珞を天界へ召還し、彼女を操り人形へと変えてしまう。龍銜を殺したのは自分だという残酷な真実を突きつけられた瓔珞は、再び彼を手にかけようとする。しかし、剣の衝撃が二人の封印された記憶を呼び覚ます。一万年前、愛ゆえに彼を救い転生させた事実を知った瓔珞は、龍族復興のため戦うことを誓う。
記憶を取り戻した二人の絆を知り激昂した天尊は、刺客を送り込む。混乱の中、何者かに拉致された瓔珞を救うため、龍銜は単身で月族の本拠地へと乗り込む。しかし、それは天族の跡継ぎである龍銜をおびき寄せ、その力を奪おうとする月尊の罠だった。月尊は瓔珞の解放と引き換えに、千年の功力を失わせる猛毒を飲むよう龍銜に迫る。天族滅亡を目論む月尊の非情な要求に対し、龍銜は愛する瓔珞の命を守るため、迷うことなくその毒薬を飲み干してしまう。
猛毒の苦しみを乗り越えた龍銜だったが、二人の絆を知った天尊はついに瓔珞の誅殺を命じる。刺客の手により窮地に陥った瓔珞を救うため、龍銜はあえて彼女を冷酷に突き放し、自ら刃を向ける偽りの裏切りを演じる。深い傷を負い心身ともに限界を迎えた瓔珞を救うため、龍銜は彼女の記憶と法力を封印し、人間界で修行を積ませる歴劫の道を選択する。すべてを忘れた二人は、運命に導かれるように人間界で再会を果たすが、そこには新たな波乱が待ち受けていた。
人間界へ転生し庶民の夫婦となった二人。夫の龍銜は、仲人の紹介で娶った妻・瓔珞の美しさに心を奪われる。一方、自らを記憶喪失の神仙と信じる瓔珞は、記憶を取り戻そうと珍道中を繰り広げていた。そんな中、龍銜が描く卓越した龍画が評判を呼ぶが、それが利権を貪る権力者たちの逆鱗に触れ、二人は刺客に命を狙われることに。絵師を抹殺し暴利を貪る腐敗した街の実態を知った二人は、資金調達と民の救済のため、持ち前の強運と正義感を武器に悪の組織へと立ち向かう。
自らの素性が天界の戦神であると知った瓔珞は、神仙としての過去を捨て、人間として龍銜と添い遂げる決意を固める。しかし、傍らにいる龍銜はすでに全ての記憶を取り戻していた。そんな二人を、龍銜へ恋心を抱く龍族の護法・緑水が密かに監視し、盗聴の罠を仕掛ける。ある夜、突如として記憶を取り戻した瓔珞だったが、龍銜がまだ記憶喪失であると思い込み、互いに正体を隠したまま夫婦を演じ続けることに。愛ゆえに真実を隠す二人の、奇妙で切ない共同生活が始まる。
記憶がないふりをして過ごす二人の前に天尊の刺客が現れる。戦いの中で互いの覚醒を悟った二人は、混沌族の司空淵の導きで龍族の世界へ帰還。しかし、二人の同盟に激昂した天尊は瓔珞を拘束し、あらゆる霊物を煉化する九重塔へ幽閉する。本来が霊石である瓔珞は、四十九日後には消滅する運命に。救出に駆けつけた龍銜に対し、天尊の罠を察知した瓔珞は彼を守るため非情にも突き放す。一方、天族内部では天尊の座を狙う勢力が暗躍し、不穏な空気が満ち始めていた。
九重塔で苦しむ瓔珞を救うため、龍銜は積年の恨みを押し殺し天尊に談判を挑む。しかし天尊は、救出の条件として龍族の誇りを踏みにじる屈辱的な叩頭を要求。龍銜は愛する人を救うべく膝を突き、さらに龍族の力の半分を差し出すことで、ようやく瓔珞を解放させる。全ての法力を失い霊石の姿に戻った瓔珞を再生させるため、龍銜は懸命に彼女を霊池で介抱するが、その裏では赤煉真人一味による天尊暗殺計画が静かに、そして着実に実行されようとしていた。
目覚めた瓔珞は解放の裏にある真実を龍銜に問うが、彼は沈黙を貫く。その頃、天界では赤煉真人の計略により天尊が崩御。赤煉真人は帝位を狙うが、天尊が遺した幻影は後継者に龍銜を指名する。野望を阻まれた赤煉真人が龍銜の殺害を目論む一方で、月尊に即位した東方若もまた、瓔珞を巡り龍銜に宣戦布告。力を失い守られるだけの存在となることを拒む瓔珞は、法力を取り戻すべく命の危険を冒して霊池へと身を投じる。三族の思惑が絡み合い、新たな戦いの火蓋が切られる。
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