天元8年に戦死したはずの月千雪(げつ・せんせつ)はタイムスリップして2年前の過去にさかのぼっていた。鎮北王の花晴明(か・せいめい)に落日城を守るよう命じられたが、敵に包囲され食糧が尽き、挙句の果てに花晴明の手下に殺されてしまったのだ。月千雪の命を奪った陸離(りく・り)と陸芊芊(りく・せんせん)に遭遇した月千雪は、反射的に剣を向けてしまう。幼い頃、路頭に迷っていた月千雪を助けた幼なじみの花晴明に、なぜ裏切るのかと迫り、事の真相を明らかにしようとしていた。
前世で陸家を滅ぼした丁懐仁が屋敷に現れる。陸熒熒は記憶を頼りに父親がだまされていることを証明し、皇族を盾に脅す丁懐仁を投獄させることに成功。陸家の危機は去り、これで無事に灯籠祭りの1日が終わると安心した陸熒熒。しかし、にぎわう祭りの中で前世の宿敵・君澈と再会する。
花晴明は生死を彷徨いながら見た夢で、千雪の死と、夕暮国と蛮族が長平京を落とすことを知る。一旦は月千雪の目の前で息絶えてしまう花晴明だが、自らの葬儀中に鈴の音で蘇る。これから起こる惨劇を知った花晴明は、月千雪に事の真相を話す。密かに夕暮国と手を組んでいた蛮族と戦っていた花晴明は落日城への支援ができず、芊芊と陸離を送り込んでいたのだ。誤解の解けた花晴明と月千雪は、陸離が裏切った理由を探ろうと試みることに。
城主の怒りを買った花晴明は攻撃を受け負傷する。幼なじみの夜未明(や・みめい)に救われた花晴明が運ばれたのは、かつて月千雪と花晴明が共に学んでいた東壁書院だった。回復した花晴明は女装して月千雪と共に墜落坊を訪ね、月咏(げつえい)から陸芊芊の居場所を聞き出そうとする。意外な質問に動揺する月咏は、かつて紅月(こうげつ)として城主夫人の護衛だった。攻撃を受け負傷した夫人から、陸芊芊を連れて逃げるように言われた過去の日を思い出していた。
陸芊芊の居場所を突き止めるには城主府の架閣庫から地封の巻を入手する必要があるという回答を月咏から得た花晴明は、月千雪と陸歩平を連れ地封の巻を捜しに行く。するとそこに架閣庫に城主夫人が入って来る。陸歩平が対応し何とか難を逃れるが、隠れてその様子を見ていた花晴明と月千雪は夫人の行動に違和感を覚え、偽者であることを確信する。この架閣庫には特別な仕掛けがあり、差し込む月光に関係があることに気づく。
架閣庫の仕掛けを開け、奥の隠された部屋に入った花晴明と月千雪は、地封の巻に触れた瞬間、幻覚を見た。地封の巻を持ち去るには呪符の鎮地符が必要だったのだ。夜未明が持ってきた鎮地符で地封の巻を何とか入手し、花晴明は再び月咏を訪ねる。実はその鎮地符を書いた人物は、天機閣の神童であった微塵で、かつて紅月と恋仲にあったのだ。この世に未練があると言って天機閣を去り、その後の行方は分からないままだった。
花晴明の簪が夫人の物であると見抜いた紅月は、正体を探るために地封の巻を持って来させたと言う。当時、夫人と紅月は何者かに襲われ、矢を受けて負傷した夫人は紅月に芊芊を託した。しかし迎えに来た夫人が偽者であると気づいた紅月は芊芊を夫人に渡さず草むらに隠したのだ。本当の芊芊には六芒星のアザがあると話す紅月。月千雪の背中にはそのアザがあった。花晴明と月千雪は真相を突き止めるため東皇の鐘で過去の世界に戻る。
過去の世界に戻った花晴明と月千雪。その目の前では陸離が偽者の夫人に地封の巻を渡していた。巻の呪いで長平京の勢力を封じるというのだ。しかし、覇星の子である陸芊芊を始末しないと地封の巻の効力が発揮されないと話していた。自分が殺された理由を知った月千雪は動揺して音を立て、陸離に気づかれる。花晴明は月千雪を現世に戻し1人で戦うが、過去の世界にいられる時間は限られており、その期限は刻一刻と迫っていた。
夜未明のお陰で生還した花晴明は月千雪と紅月と共に城主を訪ねる。しかしその城主は偽者で実は微塵(びじん)が扮装していたのだ。微塵は占い師をしながら紅月の行方を密かに追っていた。ようやく想い合った2人の再会がかなった。一方、本物の城主は夫人の企みで体調が悪化し、瀕死の状態だった。事の真相を知った一行は夫人のもとに行くと、浴槽の中で亡くなっていた。だが背中には六芒星のアザがあった。そこにもまたカラクリがあったのだ。
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