家名も使命も捨てさり、シエロとともに安息の地を探して旅立った二人は、これまでの空白を埋めるように、お互いの過去を振り返りながら語り合う。途中立ち寄った森で、シエロと別れるロミオに心を痛めるジュリエット。苦しみにうなされるジュリエットを優しく包み込むロミオ。互いの悲しみを代わってあげられたら…と二人は思い、絆を深めていく。川辺で見つけた小舟に流されながら、一夜を明かす二人。小舟の上でジュリエットは幼い頃の夢を語る。子供の頃憧れた花嫁の様になりたかった、と…。
ロミオとジュリエットの里での新しい生活が始まった。慣れない料理や掃除に苦労しながらも、お互いに笑顔が絶えない生活は順調であるかのように見えた。だが一方で、ネオ・ヴェローナではモンタギューがロミオとキャピュレット家の残党の行方を追わせていた。ロミオが食料を入手した店から情報を得た親衛隊テューバルは、彼をおびき出そうと民家に火を放つ。情報を得たロミオは一人親衛隊の元へ赴こうとするが、ジュリエットは二人でこの危機を脱することを提案し、親衛隊へ戦いを挑む。
ロミオとともに、ついに捕えられたジュリエット。彼女は牢に繋がれても、楽しかった彼とのひとときの思い出を糧に、その仕打ちに耐えるのだった。そのころ、ジュリエットが城にとらわれていることを知ったキュリオたちは、彼女を救出するため、無謀にも城への突入を試みる。
キュリオたちの助けを借りて、ジュリエットは牢からの脱出に成功した。一方、モンタギューの前でジュリエットをかばうような発言をしたロミオは、辺境のグラディスカ鉱山へと追放されてしまう。
ペトルーキオを目の前で亡くしてしまったロミオは、何事もなかったかのように採掘作業が進められる鉱山での日々に、改めて自分の無力さを思い知る。ジョバンニはそんなロミオに「ヴェローナへ帰れ」と冷たく言い放つのだった。一方、逃走中のジュリエットは、突然昏倒してしまう。それに同調するように大地が鳴動し、鉱山は崩落する。「もう誰も死なせたくない!」懸命に鉱山の労働者達を救おうとするロミオの姿に、ジョバンニ達のとった行動とは…。
鉱山での事故の報告は、ネオヴェローナ城にも伝わっていた。ロミオの無事を案ずるハーマイオニは、無謀にも一人で鉱山へと向かう。一方、ジュリエット達は再起を図るべく、ヴェローナから離れた地方都市マンチュアに身を寄せていた。アントニオから鉱山での事故を知らされ、動揺するジュリエットの前にハーマイオニが突如現れる。過酷な道中に憔悴した彼女は、ロミオへの想いからジュリエットに対して初めての感情を爆発させるのだった。
鉱山を離れ、ネオヴェローナへの帰還の途にあったロミオ達の元に、帰還拒否の通達が下った。絶望する一行に、ロミオは自分たちの手で居場所を作ろう、と提案する。一方、ジュリエットは、一度は捨てたキャピュレット家の剣を再び受け取る。この剣の重みを、今度こそ受け止めることを誓うジュリエット。明くる日、ジュリエット達は貴族の別荘で偶然ティボルトと再会する。ティボルトからもたらされたモンタギューの新たな事実に、ジュリエットは驚愕するのだった。
コンラッドも復帰し、再びモンタギュー打倒の機運の高まるキャピュレット一行だったが、武器を取っての戦いに疑問を抱くジュリエット。争いによって誰かの命が失われるのは、正しいことなんだろうか…?その頃、ロミオ達の新しい村ーエルベ村では、順調とはいえない状況にも、ジョバンニ達と協力して立ち向かうロミオの姿があった。皆が幸せに暮らせる場所を作りたい…二人の願いが交錯し、再び邂逅する時が近づいていた。
ようやく再会を果たしたロミオとジュリエット。新しい土地に、信頼できる仲間…「皆が仲良く暮らせる世界」を、小さいながらも実現しつつあるロミオを逞しく思うジュリエット。いつか二人で暮らせる日が来ることをを信じて、改めて旗印として立ち上がることを決意する。帰還したマンチュアで、ウィリアムの芝居に”赤い旋風”として立つジュリエットを見守るフランシスコ、キュリオ。ついにネオ・ヴェローナに自由の風が吹き抜ける時が…。
ネオ・ヴェローナへ帰還する”赤い旋風”。その報をロミオは以前泉で会った老人の元で知る。大地の死…その運命に抗うのならあの娘を守ってやれ…。老人の言葉と、村の仲間からの後押しもあり、ロミオはネオ・ヴェローナへ向かう。一方、城内では赤い旋風=ジュリエットの帰還による、緊急議会が開かれていた。赤い旋風に迎合する市民を、街ごと焼き払えと冷たく言い放つモンタギュー。議決を渋る議長を手にかけ、強硬に自分の意見を押し通す父に、ロミオは哀しみの目で訴えかける。だがモンタギューは、自分こそが世界の真実を握っている、と秘密の間へロミオを連れて行くのだった。
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