マリエルの山荘に、ある日突然グレイスが訪ねてきます。マリエルが部屋を離れたすきに、グレイスはマリエルの日記のメモルのことが書いてあったページを破ってポケットの中にしまってしまいました。グレイスはその日記を読んで、「メモル」という人物を、マリエルのボーイフレンドだと思いこんでしまいます。そしてオスカーに、マリエルをあきらめて自分と一緒に町へ戻るよう告げます。メモルはそれを知って「あたしが正体あらわしていいんなら、オスカーに本当のことが言えるんだけどなぁ…」
ある日メモルは、オスカーから「デート」に誘われました。初めてのデートに、メモルは舞い上がってしまいます。お弁当をたくさん持って、リルル村の皆に見送られて、メモルはポプラの森に向かいました。「今日は君と一緒に、絵を描こうと思うんだ」待っていたオスカーは、メモルにこう提案します。「地球のデートって、並んで絵を描くことだったの…」つぶやくメモル。でも、偶然メモルの絵を見つけたグレイスのお父さんは、それを今度出版する童話のさし絵に使おうとして…!?
最近マリエルの様子が変。ひどくわがままになって、何だか別人のようなのです。あまりの変わりように、メモルはびっくりしてしまいます。「このままじゃ、もうマリエル…嫌いになっちゃいそう…」ところが、マリエルが突然わがままになったのには、わけがありました。体調が良くなってきたマリエルは、急に町へ帰ることになったのです。それを聞いたメモルは、どうしてもマリエルについていくと言いだして…!
町へ帰ったマリエルは、サンロアーヌ芸術学院のピアノ科に入ることになりました。ところが、同じクラスにはあのグレイスが!マリエルは初日から、グレイスのいじわるにあってしまいます。授業の時間割は教えてもらえず、食堂では壊れた椅子を用意され…「来るんじゃなかったわ…こんな学校」と泣き崩れるマリエル。そんなマリエルの心の支えは、遠い森にいるメモルと、同じ学院の美術科にいるオスカーだけ。でもそのメモルは実はマリエルを追うことを心に決めて…。
人や車が行き交うサンロアーヌの街で、メモルはマリエルを探して疲れ果て、眠り込んでしまいました。すぐ近くでマリエルがメモルの名を呼んでいるのに気づきません。マリエルは、メモルがサンロアーヌに来ていることを知り、街中を探し続けていたのです。同じ街にいるのに、出会えない二人。そのうち、無断で学院を抜け出したり、ジミーという家出少年をかくまったりしたため、マリエルは学院をやめさせられてしまうことに。
メモルは、サンロアーヌ芸術学院の女子寮でマリエルと一緒に生活することになりました。これからは楽しい毎日になるはず!と、二人はうきうきしていました。ところが、マリエルは朝から授業に行ってしまい、メモルはずっと部屋に一人っきりの毎日。マリエルが遅くなっても部屋に帰ってこられないのは、マリエルは生活がだらしないということで、舎監の先生から毎日6時間のピアノのレッスンを命じられていたからでした。そして、それはメモルにも原因があったのです。それを知ったメモルは…?
ある朝メモルが目覚めると、大変なことがおきていました。マリエルが風邪をひいてのどを痛め、声が出なくなってしまっていたのです!メモルは心配しますが、マリエルは、テストが近いので授業を休みたくないと言い、なんとメモルに声の代わりをやってくれるよう頼んだのです。メモルはマリエルのポシェットの中に隠れて、一緒に教室に向かいますが、メモルは他の人に知られることなく、マリエルの代役ができるのでしょうか…?
サンロアーヌ芸術学院の生徒の家族を招いて開かれる、年に一度のパーティの日の前日。みんな待ちきれずに準備をしていますが、マリエルのお父様は仕事で外国に行っており、今年もパーティに来ないのです。そんなマリエルを元気づけるため、メモルはぶどうパイの焼き方をマリエルに教えて、二人だけのパーティを開くことにします。焼きあがったパイのにおいにひかれて、奇妙な老人が訪れたのですが、その人はなんと…!
サンロアーヌで、マリエルがいつものように食事を持ってくると、驚いたことにメモルが「食べたくないの…」と言うのです!いつもと違うメモルに慌てたマリエルは、医務室の先生に相談します。先生の診断は、心のバランスが崩れている、というもの。つまり、メモルは、ホームシックにかかってしまったのです。メモルが元気を出すには、懐かしいリルル村の人たちと会ったりしたりすることが一番なのですが…。
サンロアーヌ学院の秋の学園祭で、マリエルのクラスは人形劇を上演することになりました。マリエルの役は、主役のサンロアーヌ姫。ようやくセリフも完璧におぼえ、お姫様の人形をおしとやかに操れるようになったマリエルですが、マリエルが一生懸命練習した劇の台本は、グレイスによってわざと渡された、違う劇の台本だったのです! 度重なるグレイスのひどいいじわるに、マリエルは…そしてメモルは…?
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