停車時間38時間14分の「幻影惑星・つかの間の恋」。そこでメーテルを見失った鉄郎は、路上でポエムを売る女性・ナヤと出逢った。彼女はその場所から伺えるアパートの一室、そこに住む画家志望の青年・レステルが気になるようで…。一方、レステルは、絵のモデルになってくれた美女・フェラスに夢中。しかし当のフェラスは、彼女が働くカフェの常連・金持ちの青年ビーナが本命のようで…。
次の停車駅は「親知らずの星」、実はこの惑星では若者たちの家出が多く、停車駅付近には子供の帰りを待ちわびる親たちが、常に押しかけていたのだ。鉄郎たちが宿泊した旅館でも息子が家出していた。帰りを待ち続けた父親はついに精神状態のバランスを崩してしまい、容姿がまったく異なる鉄郎を息子のテツオだと思い込み大歓迎してしまう。だが、星には、殺人を犯して追われてきた本当のテツオが逃げ帰っていて…。
「神の造りたまいし星」は、常に軍事演習をしている惑星。スパイや密航者など乗客のチェックも厳しい軍事国家である。海底都市を築いて逃れていたスラロイド族と、彼らを軽蔑するブリッテン族が対立関係にあるのだ。スラロイド族の女性・エルザと恋人関係にあったブリッテン族のナスカは、彼女の帰りを心待ちにしていたのだが…。
「運命の別れ星」では、今まさに消滅しようとしている惑星から逃れた人々が、原始時代さながらの生活を送っていた。腕力で動物を狩猟し、剥いだ毛皮をまとうという、あの石器時代である。手先の器用な少年・ヤクもまたそんな『これからの人間』のひとりだった。腕力がないため、弓矢で獲物を狩猟しようとするヤク。そんな彼と出逢った鉄郎は、「惑星消滅より、これからの生活が問題だ」…と、いかに狩猟が大変かを教えられる。
「縛り首の星」。そこはまるで西部劇に登場するような荒野の町で、鉄郎はさっそくトラブルに首を突っ込む。この街では、採掘された金を巡って「ホワイト」「ブラック」の一味が対立していた。そのどちらかが犯人であろうと疑心暗鬼に駆られる中、孤高のガンマン・ウエスターはホワイトに、鉄郎はブラックの側に誘われて用心棒にされてしまう。一連の事件が、実は共倒れを狙って仕掛けられた、市長と保安官の罠だとも気付かず…。
アンドロメダの入り口にあたる「惑星スノーインカ」。鉄郎は、メーテルから「目を合わせただけで命を奪ってしまう」という雪女の噂話を聞かされる。下車するなりメーテルが鉄郎を案内したのは、アンドロメダで一番の名人のいるラーメン屋だった。夜中に一人でもう一度ラーメンを食べにきた鉄郎。彼とツールが話し込んでいるところに現れた客はなんと噂の雪女だった!
鉄郎を探していたメーテルは、機械の身体の『押し売り』スノーロックという小男と出逢った。同じ頃、鉄郎は雪女に、「見たら死ぬ」という噂話がブローカーの小男が流したデマであることを教えられていた。機械の身体をタダで提供してしまう雪女への対抗手段なのだ。だが、暖かいラーメンを食べたいがために鉄郎を機械化し、その生身を奪おうとする雪女。鉄郎は雪女でも食べられる、心がこもった暖かいラーメンを作ることでどうにか思いとどまってもらおうとするのだが…。
「虹の帯の星」ここは臆病な知事による核戦争が原因で、人々が海底での生活を余儀なくされたところであり、実はその都市も崩壊しようとしていた。鉄郎が高慢な支配人のいるホテルで知り合い、世話になった従業員の正は、偶然移住用のパスを手にいれる。彼は同僚の久美子と共に脱出しようと考えたのだが、久美子はそれを利用し裏切ってしまう…。
「昆虫惑星」は最近、謎の殺人事件が多発している注意すべきところだ。下車した鉄郎とメーテルはサラリーマンの殺害現場に遭遇する。昆虫に同情し、味方する女性・螢子がどうやら事件のカギを握っているらしい。彼女は鉄郎に思わぬ提案をした。「私に力を貸して、この惑星の昆虫を守るために昆虫人間になって」…と。そんな鉄郎の前に、小人のような昆虫人間たちが姿を現す。
機関車のコンピューターが異常を感じ取った。どうやら、何者かに空間軌道をねじ曲げられているらしい。それが妨害工作であることを知らされた車掌は、さらに悪名高い「ヤーヤボールの小さな世界」が次の停車駅であることを機関車から告げられる。「ヤーヤボールの小さな世界」は、地球をそのままミニチュア化したところで、全てヤーヤボールの虚栄心を満たすためだけに作られたもの。そこでメーテルと共にホテルにチェックインした鉄郎は、ヤーヤボールから晩餐の招待を受けるが…。
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