「だって、宿題以外ならなんでも引き受けるって…」(小太郎)またしても数学で最下位になってしまった春助は、成績も態度も悪いからと、テッキンに大量の宿題を出されてしまった。せっかくの休みが台無しになって憂鬱な春助に、小太郎が宿題を肩代わりするのと引きかえにアルバイトをやってくれないかと持ちかけてくる。その仕事とは、外国人の赤ちゃんの世話をするベビーシッター。赤ん坊は苦手だが、背に腹はかえられない。春助は懸命に世話をするものの、赤ちゃんは言うことを聞いてくれず、次第に手に負えなくなってゆく…。
「この修道院はいったいどうなってるんだ?」(モン太)春助とエルたちは休日を利用して高山平にやってきた。地図を頼りに泊まる予定のペンションを探すが、それらしい建物は見つからない。一行はどこからか聞こえてくる鐘の音を頼りに古い教会にたどり着き、ガラモンと名乗る神父に一晩の宿を頼む。しかし、そこは悪魔の館だった! 浴室に入ったエルに、突然動き出したシャワーヘッドが襲いかかってくる。エルの悲鳴を聞いて駆けつけた春助たちは一箇所に集まり、全員でこの怪しい教会の謎を解こうとするが、小太郎と聖子の姿がいつの間にか見えなくなってしまう。
「君がどのくらい彼女を大事にしてるか、たしかめたかったのさ」(恋塚)ボートに乗っていた春助とエル。春助が寝てしまった間にエルがオールを川に流してしまった。恋塚という大学生に助けられるが弟に間違えられたばかりか、エルにボートを漕がせていたことをたしなめられ怒る春助。エルが止めるのも聞かずに無茶をしてボートを転覆させてしまう。面目丸つぶれの春助だが、『みなと祭り』で行われるカヌーレースの選手に選ばれたことから恋塚と勝負することになる。カヌーは初心者の春助だが、負ければエルは恋塚とデートしなくてはならない!
「猫だって生きてるんだ、生き物の命より勉強のほうが大事なのかよ!」(春助)ある雨の日、エルと春助はずぶ濡れになって震えている子猫を見つけた。見捨ててはおけず寮に連れ帰ったものの、ペットを飼うことは規則で禁止されている。エルは一週間以内に飼い主を見つけることを条件に、子猫の世話をする許可を貰う。みんなに協力を頼んで飼い主を探すが上手くいかず、そのうえ悪いことに、子猫がテッキンに見つかってしまった。規則を盾に処分をせまるテッキン。春助は懸命に抵抗するが、騒ぎにまぎれて子猫が行方不明になってしまう!
「春助君はお母さんの仕事を認めています、ただ、恥ずかしいだけなんです」(エル)春助の実家が写真週刊誌で紹介されることになった。硬派を気取る春助としては、自分の家が女性向けランジェリーショップを経営していることを学校のみんなに知られたくない。春助は記者の後を追ってフィルムを渡してもらおうとするが、相手にされるはずもない。そこで今度は週刊誌を買い占めにかかるものの、たまたま手伝いに来ていたエルの写真が掲載されていることを知って、どうしても処分できなくなってしまう。困り果てた末に春助が見つけた、意外な隠し場所と
「あたし、春助君を信じてるもん」(エル)教育実習生としてやってきた沢田先生は美人でスタイル抜群、たちまち男子生徒たちの心をつかんでしまう。全く興味のなかった春助だが、沢田に呼び出されて自宅へ遊びに行った晩、ついうっかり寝込んでそのまま朝を迎えてしまう。しかしなぜか、テッキンのお咎めはなし。日ごとに親密度を増してゆく春助と沢田の様子に、エルは心を痛めるばかりだ。見ていられなくなった聖子たちは、春助を沢田から奪い返すための作戦を立てるが…。
「まるで源氏物語の世界ですね」(小太郎)とんでもない転校生がやって来た。その名は光小路納言。時代錯誤の服装と芝居がかった言葉遣い。由緒ある家柄の出身で、一度も学校に通ったことのない正真正銘のお姫様らしい。元家庭教師だったというテッキンは、さすがに頭があがらない。世話役としてエルが立候補するが、納言は背の高いエルに上から見下ろされるのが嫌だと言って、背の低い春助を指名する。すっかり春助のことが気に入った納言は、寮の部屋にまで押しかけて来ると、二人で一緒に暮らすと言い出した!
「これで君たちは完全に二人っきりになったんです」(キューピット)エルが「二人っきり券」なるものを購入してきた。これを使えば、好きな人と二人っきりになれるというのだ。さっそく試してみたエルと春助は、愛のキューピットを名乗る人物によって応援団の部室へ誘導される。外から鍵を掛けられ窓もふさがれた密室で、エルは念願かなって二人っきりになれたと大喜び。ところがキューピットが指示をくれるはずのトランシーバーから聞こえてきたのは、どういうわけかテッキンの声だった!
「あたしがジュリエットを?春助君たら、冗談ばっかり」(エル)春助たち応援団の面々は、報酬のラーメンに釣られて、演劇部の公演の準備作業を手伝っていた。題目は「ロミオとジュリエット」。ところがジュリエット役が怪我をしてしまい、舞台は中止の危機に陥る。ここで公演がなくなれば、報酬のラーメンもパーになってしまう。春助はエルにジュリエットの代役を依頼。自信がないと断るエルに、全面的に協力すると約束して練習相手まで務める。だが、最後の場面のキスシーンが気になって気になって仕方がない…。
「手錠なんてなくてもよ、春助とエルは結ばれてんのさ、赤い糸でな」(モン太)男子寮に遊びにきたエルは、鶴井が自慢げに見せていた手錠を軽い気持ちで自分と春助とに掛けてしまった。ところがその手錠はおもちゃなどではなく、刑事をしている父親の不在をいいことに、鶴井が家からこっそり持ち出してきた本物だった。何とか鍵を開けようとする春助だが、所詮素人では歯がたたない。事が公になれば鶴井の父親にも迷惑がかかってしまう。二人は鍵を持っている鶴井の父親が法事から戻るまで、手錠でつながれたまま生活することになった!
「まさかおめえ、女とつき合っちゃいねえだろうな」(冬五郎)春助は叔父の冬五郎が寮にやって来ると聞いて大慌て。外国船の乗組員をしている冬五郎は腕っぷしが強く、春助も怖れるほどバリバリの硬派で大の女嫌いなのだ。もしもエルとの関係が知られたら、間違いなくただでは済まない。どうしても挨拶をしておきたいエルは機転を利かせて男装し、「朝丘夏夫」と名乗って冬五郎と対面する。冬五郎は「夏夫」をいたく気に入った様子。ホッとひと安心の春助とエルだが、今度は男同士の温泉旅行に無理やり連れ出されてしまう!
「俺は姫が入部するなら応援団をやめるぜ」(春助)納言が応援団に入部すると言い出した。規則で男子部員しか認めないはずが、モン太の手違いから入部を許可してしまう。応援団の伝統を守るため、春助は納言にわざとつらい練習をさせて自分から辞めるように仕向ける。ところが他の部員たちは、豪華な差し入れや部室の改築計画に大喜び、いつの間にか納言に丸め込まれてしまう。納言の行動がエスカレートしていくのを見過ごせず、エルは自分たちチアリーダーも応援団に加えて欲しいとモン太に交渉するが…。
「こうなったら縁切り寺へ行くことね」(マコ)日直当番に張り切る納言が、早朝から寮に押しかけてきた。納言の強気なアプローチを心配したマコたちは、エルに縁切り寺への参拝を勧めるが、エルは二人の縁を切るのではなく自分と春助との縁を結んで貰おうと愛染不動へ参拝することを選ぶ。うまく春助を誘い出して願掛けを済ませ、縁結びのお札を手に入れたエル。願いを成就させるには、それぞれの体にお札を貼ってすごさなくてはならないらしい。その位置は何と、互いのお尻だった!
「どれが夢でどれが本当なんだよ」(春助)草木も眠る丑三つ時、春助の名前を呼ぶ声が聞こえる。目を覚ました春助は、窓に映った納言の姿を見てびっくり仰天。納言はクレーン車や照明部隊を引き連れて、かぐや姫気取りでやって来たらしい。周囲は警察が出動する大騒ぎ。寮の体面を考えたテッキンは、これ以上のトラブルを避けるため、春助に光小路家から学校に通えと命令する。納得いかない春助も家庭訪問すると脅かされては逆らえず、納言と共に光小路家に向かうが、そこは敷地の中に信号や公衆電話が設置された、まさにお城のような大邸宅だった
「おしかったな、もうあと5分早く来てればなぁ」(春助)カメラを持った怪しい男を捕まえた春助。だが、殴った相手は覗き魔ではなく、取材中の新聞部員だった。モン太に新聞部の使っているカメラを借りて欲しいと頼まれていたこともあって、春助は断られるのを覚悟で入部を願い出る。取材の邪魔をしたにもかかわらず入部を許可された春助に、やがて初仕事が回ってくる。特定の生徒に丸一日の間密着して記事を書けというのだが、その相手は他ならぬエルだというのだ。春助は戸惑いながらもエルの取材をはじめ…。
「春助は私と一緒に立派に果ててくれます」(納言)光小路家の使者が春助のもとに、紫陽花の花束を持ってきた。興味がない春助はエルに花束を渡し、自分はプールへ出かけてしまう。ところが寮からの電話で呼び戻され、待ち受けていた納言に「光源氏」がいなくなったと泣きつかれて面食らう。実は納言が見せたかったのは紫陽花ではなく、花の中にいた「光源氏」という名の国宝級のカタツムリだというのだ。もしも見つけられなかったら二人で責任を取ろうと、納言は春助に自害を迫ってくる!
「春助君の意地悪…人の気も知らないで…」(エル)試験休みを前にアルバイトに励むエル。春助にお腹いっぱいステーキをごちそうしてあげようと、こっそりお金を貯めていたのだ。当初は試験休みの予定を考えていなかった春助も、エルが富士山に登ってみたいと言っていたことを思い出し、なけなしの小遣いをはたいて旅行に出かける計画を立てていた。お互いの驚く顔が見たいと内緒で計画を進めてきた二人だが、いざ試験休みが来ると上手く打ち明けられず、気持ちだけがすれ違ってしまう…。
「夜中のことは、絶対に俺たちだけの秘密だぞ」(春助)福引で特賞が当たったと言われ、驚いた春助は会場へ確かめに向かう。係員の証言によると、テッキンが春助とエルの名前を勝手に使ったというのが真相らしい。特賞の大島一泊旅行を当てたものの、独り身の彼はペアで名前を書くのに困り、とっさに春助とエルの名前を書いてしまったのだ。はしゃぐエルたちに今更返せともいえず、テッキンはみんなの分まで旅費を出す羽目になってしまった。思いがけずに豪華な船旅を楽しむことになった春助は、夜はみんなと離れた特等室で、エルと二人っきりで朝ま
「突き当たりの部屋には絶対に入らないでね」(エル)エルと春助が結婚したとの通知が寮に届く。受け取った春助が地図を頼りに訪ねると、その家には春助とエルの名前を記した表札まで掛かっていた。結婚通知も表札も、エプロン姿で出迎えたエルの他愛もないイタズラ。エルは一緒に留守番をして欲しいと春助に頼む。断れば、叔母の息子と二人きりで夜を明かすことになってしまうらしい。仕方なく泊まることにした春助だが、エルの入浴中に暇を持てあまし、絶対に開けてはいけないと釘をさされていた部屋のドアを開けてしまう…。
「あたしと春ちゃんは別々に寝るような仲じゃないでしょ」(カーコ)春助の部屋に幼馴染のカーコが訪ねてきた。どうやら家出してきたらしく、春助はしばらくの間泊めて欲しいと頼まれる。男子寮に女の子を泊められるわけがない。春助が断ろうとすると、カーコは幼い頃に二人で書いた結婚証明書を突きつけてきた。やむなく泊めることになるが、証明書を盾に結婚をせまるカーコは下着姿で春助に抱きついてくる。その現場をエルが目撃、ショックを受けて泣きながら寮を飛び出してしまった!
「納言よ、わしの夢はそちの婿の顔を一目見て死ぬことじゃ」(納言の曾祖父)納言が春助にプレゼントしたいと、手編みのセーターを持ってきた。時期はずれな上に編み込まれた春助のイニシャルまで違っているが、じきに光小路家の養子になるから問題ないと納言は涼しい顔。春助に受け取ってもらえて喜んでいると、曾祖父が倒れて危篤に陥ったとの連絡が入る。死ぬ前に納言の婿を一目見たいというのが、曾祖父の唯一の願い。やむなく婿役を引き受けた春助は、気の進まないまま納言と共に面会することになるが…。
「僕にだって男の意地があります!」(夢二)春助は同級生の神崎から、従兄弟の夢二を男らしく鍛え直してくれるよう頼まれた。その夢二は容姿も態度も女の子そっくりで、男らしさなどかけらもない。さすがの春助も音を上げかけるが、夢二がエルに一目ぼれして恋人になりたいと言い出した。横恋慕をあきらめさせようと、春助はエルを賭けたマラソン勝負を持ちかける。ところが意外にも、夢二はトップランナーを父に持つサラブレッドで、脚力は学年でもトップだというのだ!
「エルに会いたくて行くんじゃねえからな。あくまで防犯上のためだ」(春助)母親に留守番を頼まれて心細いエルは、泊まりに来て欲しいと春助に頼む。一度は引き受けた春助だが、自分も実家の留守番を頼まれて約束を果たせなくなる。せめて一緒にいられる間だけは目一杯楽しもうと、二人は近所の縁日に足を伸ばす。エルは似顔絵人形が気に入ったらしく、お互いの人形を買って大事にしようと春助にせがむ。あまり乗り気でなかった春助も、今夜は春助人形を抱いて寝るというエルの言葉を聞いて…。
「男一匹、青葉春助が女の子と人形ごっこをしていたというのか?」(テッキン)二人でそろえた似顔絵人形のために、エルは服や下着を何着も心をこめて手作りし、まるで本物に接するかのように愛情たっぷりの言葉をかけている。納言の運転手の大前田がそれを聞き、とんでもない不品行と勘違いしてテッキンに知らせてしまった。激怒したテッキンは、身に覚えがないという春助の反論には耳を貸さず、規則違反の罪を寮長である神崎とモン太に取らせると言い出した!
「ちくしょう、エルにデートを申し込むなんてふざけたヤローだぜ」(春助)エルに毎日ラブレターが送られてくる。差出人は不明で、封筒の中には四葉のクローバーが入っているだけだが、エルもまんざら悪い気はしない。そんなある日、女子寮に不審者が侵入し、エルの部屋だけが荒らされる事件が起こる。事件とラブレターとは何か関係があるのだろうか? 差出人に呼び出されたエルは、正体を探るため直接会いに行くことを決意する。心配でたまらない春助は、こっそり後をつけるが…。
「あたし達もこういう写真を撮ってもらったら素敵だろうと思って」(エル)写真店に飾られた結婚写真に憧れるエルは、一緒にドレスを着て写真を撮ろうと春助にせがむ。頑固に断られてもあきらめきれず、春助を自宅に招待。自分もひそかに春助の実家を訪ねる。春助の母・花江は、息子に対するエルの純粋な想いに感動し、エルの願いをかなえてくれるという。冬五郎に送る写真を撮るからと、春助を結婚式の日にホテルの写真室に連れてゆき…。
「たしかにヤバイもの入れたような気がするんだけど…」(春助)春助が着ていた服から、小学生の頃にタイムカプセルを埋めた場所を記したメモが出てきた。開ける予定は今年になっており、春助は寮のみんなを連れて掘りに出かけるはめになってしまう。何を埋めたか覚えていない春助は不安になり、一人で先に掘り出してしまおうと現地へ向かうが、エルに先回りされてしまう。春助の母校の小学校はすでに廃校になっていて、跡地にはモーテルが建っていた。あきらめきれない二人は、タイムカプセルの手がかりを求めて中へ入ってゆく…。
「あたし…春助君のために裸になるんだったらちっとも恥ずかしくない!」(エル)エルが春助をモデルに小説を書き上げ、コンクールに応募するつもりらしい。もしも入選したら、賞金の半分をモデル料として分けてくれるそうだ。あくる日から週刊誌の編集者を名乗る男が、寮の周りをうろつき始める。エルの小説が入選したと早合点した春助は、賞金の前払いと称して金を受け取ってしまう。ところがその男は小説とはまるで無関係で、エルの名前を出して春助に金を渡したのは、誌面に載せるヌード写真のモデルとして契約するためだったのだ!
「もし、あの団旗が無くなっちまったら…えれえ事だぜ」(春助)ラーメンの汁をこぼして大事な団旗を汚してしまった春助は、勝手に洗濯して不始末の証拠を隠滅することにした。洗濯は誰にも知られず無事に終わり、後は干して乾かすだけ。ところが夜になると急に雲行きが怪しくなってくる。台風が近付いているらしい。干しっぱなしにしてきた団旗を取り込むため、春助はエルと共に学校へ急ぐ。団旗はすでに強風に飛ばされ、校舎のてっぺん近くにかろうじて引っかかっていた。春助は決死の覚悟で団旗を取ろうとするが…。
「ニタじゃたとえ覗いたとしても電話はかけられないしなぁ」(春助)男子寮にあやしい電話がかかってきた。名前は名乗らず、春助にエルのパンティの色を教えて切れてしまう。ただのイタズラ電話だと思っていた春助だが、何とエルは本当にその色のパンティーを身につけていた! 連日の電話に怒った春助は、エルと共に犯人探しに乗り出す。その頃、まどかは頻繁に同級生の友秀のお見舞いに出かけていた。友秀はエルとは初対面のはずなのに、なぜかエルの顔を見ると慌て始め…。
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