はじめたちは速水玲香の撮影に立ち会っていた。玲香には鏑木社長との養子縁組の話があった。彼女は喜んでいるようだが、周りのスタッフには良く思わない者もいるようだ。はじめと別れた玲香とマネージャーの安岡を、何者かが背後から襲撃して誘拐する。犯人は“道化人形”を名乗る、ピエロの扮装をした男だった。
誘拐された玲香の身代金受け渡しに指名されたのは、他でもないはじめだった。道化人形ははじめに次々と謎を解かせながら、目的地へと向かわせる。玲香の命を救うため、はじめは必死で解答を見つけて指示に従う。そして、ある橋にたどり着くが…。玲香に向けられる銃口。悪魔の計画を実行に移す道化人形の真意とは?
目的地の橋が崩れ落ち、身代金の受け渡しは失敗に終わってしまった。何とか無傷で逃れたはじめは、電話の録音テープから推理して道化人形のアジトを突き止め、玲香の救出に成功する。幸い命に別状はないようだ。ホッとする一同のもとに悲しい報せが舞い込んでくる。安岡の遺体が湖岸で発見されたというのだ。
玲香は無事に助け出したが、安岡は殺されてしまった。安堵とショックの中、はじめは事件解決の糸口をつかむ。彼は関係者を集め、事件の真相を語り始める。道化人形が玲香と安岡を誘拐したのは営利目的ではなかった。身代金受け渡しの日、実は一人だけアリバイのない人物がいる。道化人形はこの中にいるのだ!
トップモデルの高森ますみには秘密があった。ゆすりに来た男を殺害し、死体を海に沈めたのだ。彼女は長野で行われるファッションショーに向かう途中、偶然にもはじめと美雪に出会ってチケットを渡す。そして会場となる仏蘭西館で次第に追い込まれてゆく。華やかな世界に起きた悲劇。その裏に隠された秘密とは?
“葬送銀貨”を名乗る謎の人物に操られ、ますみはデザイナーの奈緒子のワインに毒を盛った。ところがそのワインに口をつけ、命を落としたのはブランドの社長・六条だった!はじめは推理によって、捜査の網を狭めてゆく。怯えるますみに死に装束のドレスが贈られ、華やかなファッションショーが幕を開く。
衣装が何者かに引き裂かれるというアクシデントも乗り越え、ファッションショーは無事に幕を閉じた。ホッと息をついたのも束の間、新たな殺人事件が発生。ブランドの副社長・犬飼が毒殺死体となって発見されたのだ。破滅してゆくますみに、“葬送銀貨”からの新たな指令が下る…。はじめは彼女を救うことが出来るのか?
新たな死体の側に立つますみは、取り乱して君沢ユリエを撃ってしまう。我に返った彼女は自白を始めるが、はじめは真犯人は別にいると断言する。ついに事件の全貌を見抜いたのだ。はじめたちの作戦によって、葬送銀貨は影の中から引きずり出される。人の弱みを握って罪を重ねさせる、卑劣極まりない犯人の正体とは?
はじめの同級生・神津さやかに、佐木が一目惚れしてしまった。さやかは美術部の次期部長。佐木は創立祭の模擬店でさやかに声をかけ、はじめと美雪を加えた四人で食事に行くことに決まった。有頂天の佐木の前に、どういうわけか剣持が姿を現す。しかも剣持は、さやかが殺人未遂事件の重要参考人だと言うのだ!
はじめと美雪は、先輩の宗像さつきから遺跡の発掘のアルバイトを頼まれた。現場は出雲地方の山間にある魔神村だ。はじめたちを出迎えたのは数少ない住人たち。彼らは封印されている魔神具を発掘するためにいるのだという。露天風呂でくつろぐはじめの前に、村の守り神・凶鳥(まがどり)様が姿を現す。
露天風呂に現れた凶鳥様は、宝玉の館の住人・大和によるイタズラだった。その大和が、密室となった凶鳥の座で殺害された。現場には魔神具のレプリカが落ちていた。怒れる凶鳥様の呪いなのか?怯えきった住民たちは、我先にと外界との唯一の連絡路であるトンネルに殺到する。ところがそのトンネルが崩壊してしまう。
宝玉の館の主人・港屋寛一に続き、矛の館の主人・蘇我豊広までダイナマイトによって爆殺された。だが、蘇我は現場にダイイングメッセージを残していた。その夜、さつきの母・今日子がはじめの前に現れ、娘を頼むと言い残して去ってゆく。直後に響く叫び声。凶鳥様が今日子を抱えて再び姿を現す。謎めいた犯人の目的とは?
魔神村で発生した一連の事件は、凶鳥様の呪いなどではなかった。はじめは推理の結果、真犯人の名前にたどり着いたのだ。蘇我の残したダイイングメッセージの一つ、カレンダーは犯人を指し示していた。そしてもう一つ、割られた鏡にも重大なメッセージが込められていた。真相が明かされた時、隠された魔神具も姿を現す…。
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