聖医派に送り届けられる道すがら、于掌門は盛優に夫婦円満の秘訣を説く。そして別れ際に盛優に「困った時に開けろ」と小さな袋を渡す。宮遠修が記憶を失ったことに戸惑う盛優。2人は何とか乗り越えようと試行錯誤するが、以前のようには戻れそうにない。また、盛優は徐々に遠修の記憶喪失を疑い出す。遠修は宮家でやり直そうと盛優を説き伏せる。ダメならばお互い自由にすることを条件に、盛優はこれを承諾する。
于盛優は宮遠修の記憶喪失がウソであるという確証はないものの、疑いは晴れず遠修を試し続ける。記憶が戻った遠修が宮家に戻ると、使用人たちは上下の別なく楽しげに振る舞っている。戸惑いながらも“厳しい若旦那様”に戻った遠修を迎える使用人たち。だが遠修は自分の過去とうまく向き合えずにいる。一方、宮家に戻った後の盛優の振る舞いに我慢できない遠修は、妻として分別ある行動を要求するが、盛優は遠修が記憶を失ったふりをしていると問い詰め、2人は真っ向から対立する。
于盛優は木魚児と愛ロバの小五を連れて宮家を後にするが、竹林に入ったところで待ち伏せしていた遠修に出くわす。遠修は離縁状を渡したことを謝るが、記憶喪失がウソだったことは認めない。そんな遠修を“誠意がない”と切り捨て、家出を決行する盛優。盛優が聖医派に戻ると、その夜、暗影尊者の手下に毒を飲まされ于掌門が殺されてしまう。翌朝、病気の父親を見に行き、父親が死んだことを知る盛優。打ちひしがれる盛優だが、まだ喪も明けないうちに鬼眼斜が毒に侵された十三王子を運んでくる。十三王子を生き返らせることができなければ、朝廷の神羽営を送り込み聖医派を皆殺しにすると脅す。
于盛優は過去に父親とやり取りした記憶から魔典の残章を組み直し、限られた時間の中で十三王子を生還させる。これで聖医派が皆殺しにされる危機は免れ、門徒たちは盛優の薬理の才能を認め、亡き掌門の跡を継いでほしいと言う。盛優はこれを受け、聖医派の掌門となる。山に隠れひそかに盛優を見守っていた遠修だが、盛優に見つかり、山壁越しに別れようと訴えられる。遠修は盛優の訴えに心を動かされるが、2人が顔を合わせることはなかった。
宮遠涵と陸仁依は寄ればケンカばかりしているが、2人は騒々しいやり取りを通してお互いの距離を縮めていく。また、宮遠夏と木魚児は悪人にハメられ崖から突き落とされる。腰にケガを負った遠夏を薬草で手当てする魚児。2人は助け合いながらお互いに好意を寄せていく。于盛優は遠夏と魚児が共に出かけたと聞き、1人で小五を連れて市場に出かける。縁日の人混みで悪人に絡まれるが、1人の美男子に命を助けられる。
于盛優はすっかり痩せた愛徳御書と共に鬼域門へ向かう。そこで末一に「愛徳御書は減量するために、大変な苦痛を伴う修行をした」と知らされる。盛優はそんな愛徳御書の一途さに心を動かされる。盛優と御書は徐々に絆を深め合うが、陸仁依が邪魔をするおかげで盛優は自分の気持ちを抑えていた。ある日、砂漠で倒れている宮遠修が見つかり、鬼域門へ運ばれる。目が覚めると、遠修は自分は記憶喪失ではなく、妻の盛優に思い知らせたかっただけだと言う。遠修が鬼域門に来たことで、三角関係はさらに複雑化していく。
芝居小屋にやってきた于盛優は、芝居の師匠が長年会っていなかった叔母だと知る。叔母と愛一凡は恋仲だと言う。叔母は盛優、宮遠修、愛徳御書の三角関係に驚き、3人の関係を修復しようと試みる。叔母は3人にお題を出し、それぞれの本心を試そうとする。その中で、3人の気持ちが徐々に明らかになっていく。叔母は盛優に「きちんと自分の気持ちに向かうべきだ」と助言する。
一同は鬼域門に戻り、愛徳御書と于盛優は幼少時代の思い出を語る。于盛優は愛徳御書と知り合った時のことを思い出し、末一は当時盛優が助けようとした貧しい子供であったと知る。末一はその後、愛徳御書に助けられたため、御書にこれほど忠実なのだ。于盛優、宮遠修、愛徳御書はそれぞれに問題を抱え、どう向かい合うべきか悩んでいる。そこへ宮遠涵が「暗影閣の者が子供をさらっている」という知らせを持ってくる。于盛優、宮遠修、愛徳御書は子供を救うためひとまず協力する。
愛徳御書は自分の気持ちを抑え、于盛優に宮家へ戻ることを勧める。だが自分も宮家のそばで盛優を見守り、山で一緒に魚を取って盛優を喜ばせる。2人が無邪気に遊ぶ姿を見て心を痛める宮遠修。一方、宮遠夏と木魚児は旅の道中苦労しながらも、2人の絆を深め合い、愛を育んでいく。盛優は魚児の気持ちが一方的に大きくなり、傷つくことを心配する。遠修は盛優が御書になびいてしまうことを恐れ、かつてのように薬を飲んでおバカを装い、盛優の気持ちをつかもうとする。おバカに戻った遠修をふたたびいとおしく感じ始める盛優だが、実は遠修がおバカを装っているだけだと知ってしまう。
陸仁依と愛徳御書は、于盛優の危機を知らせるため宮家に戻る。宮遠修は盛優を救うためバカを装い続けることができなくなる。暗影尊者は盛優が持つ“魔典”の順序を得るため、盛優をだまそうと画策する。盛優は十三王子の屋敷に呼び出され、そこで王子こそ暗影尊者だと知る。木魚児を聖医派に送り込んだのも王子であり、すべては聖医宝典の秘密を手に入れるためだった。真相を知って憤慨する盛優と木魚児を捕らえた十三王子。逃げ出そうとした盛優だが、見つかって刀で斬りつけられてしまう。
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