李徹が常楽を探っていることを秦飛羽(しんひう)から打ち明けられ、弄影は状況を理解する。秦飛羽と手を結び、わざと縛られたふりをする。李徹による執拗な追及にも屈せず、常楽は己をか弱い劉玉瑶だと言い張るのだった。
李徹が郊外へ赴くことになった。その行程を劉升に聞かれた弄影は、すぐさま李徹に報告し、襲われる可能性を示唆する。常楽は李徹を案ずるあまり寝つけずにいた。そこへ李徹が現れ、しばしの別れを告げられるが、自分も同行させてほしいと駄々をこねる。郊外の寺へ向かう道すがら、常楽は劉升の罠に戦々恐々として気が休まる暇もない。
李衡は母親である皇后に、朱顔以外を娶るつもりはないと断言。かなわぬなら死を選ぶとまで言う。その決意の固さに、皇后は李衡に手を貸す約束をする。一方、李徹は捕らわれの身の常楽を助け出したが、結局祖父・沈将軍に捕まってしまう。将軍は、沈皇后と沈家が受けた仕打ちを忘れるなと李徹に説き、常楽は李徹のために死を決意する。
常楽と秦兄貴は村の仲間が捕らわれている地下牢を探りに行く。地下牢は複雑な造りで、容易に破ることができない。秦兄貴は「牢を破れるのは盗聖のみ」と話す。その頃、李衡と朱顔は駆け落ちを試みていた。また、李徹は劉升の常楽への信頼を得るため、命懸けの計画を実行する。そこへ夜明国のアリアティ公主が通りかかる。
皇帝の婚儀に参加するため沛国を訪れたアリアティは、途中で李徹の窮地を救った。深手を負った李徹に心を痛めるアリアティ。知らせを聞き、慌てて駆けつけた常楽のことも近寄らせないほどの執着ぶり。しかし李徹が朦朧とした意識の中で常楽の名を呼ぶと、そこで初めてアリアティは目の前の女子が皇太子妃だと気づく。
真夜中、アリアティは鶏の焼ける香ばしい匂いに引き寄せられる。常楽を見る目が変わり、素直に教えを請うものの、せっかくの鶏を黒焦げにしてしまう。一方、平楽を訪れた李衡と朱顔は心優しき老夫婦の家に厄介になっていた。主人の鄭遠航(ていえんこう)は長年連れ添った妻の誕生日に、名を添えた衣を用意する。
盗聖に会うため、試練を受ける常楽とアリアティ。鳥の卵を取る試練で常楽が合格し、盗聖に会わせてもらえるかと思いきや、盗聖の師匠を名乗る人物から、さらに冷永年(れいえいねん)の家から宝の地図を取ってくる試練を与えられる。
弄影は神医から公孫黙を治すための薬草を奪おうとしたが、燃やされてしまう。一方、冷府にいる常楽と李徹は、ようやく冷永年に会うことができた。宝の地図を手に入れた2人は、盗聖の師匠の元へ戻るが、盗聖の正体を知って驚く。その後、段念児(だんねんじ)の墓を見たいと言う秦兄貴と共に訪れた常楽は、墓の異変に気づく。
秦飛羽と師匠・段念児の関係が気になる常楽は、2人のなれ初めに耳を傾ける。若かりし頃の秦飛羽は名の知れた盗賊だった。ある日、盗みに入った段府で段念児と出会い、拳を交わすうちに意気投合し、やがて愛し合うように。将軍の妹である段念児は朝廷の腐敗と黎国の侵攻を見逃せず、秦飛羽を辺境軍へ入隊させていた。
アリアティが婿選びの試合を催すという知らせは宮中を駆け巡り、皇后も李衡のために招待状を手に入れる。しかし、李衡が愛するのは朱顔ただ一人。夜明国の後ろ盾がなくとも皇位を奪えると母親に言い放つ。それでも皇后は李徹の参加を伝えることで李衡の競争心をあおり、招待状を受け取らせることに成功する。
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