ケティル農場の周辺で一人の奴隷が主人一家を惨殺し、脱走する事件がおきる。一方、農場では自由が目前となったトルフィンとエイナルが今後の身の振り方を思案していた。自分の意志で自由になることができないアルネイズを思いやるエイナル。そんななか、スヴェルケルが畑で倒れてしまう。
脱走した奴隷のガルザルはアルネイズのかつての夫であった。ガルザルはアルネイズと共に逃亡を試みるが、部下を殺された蛇が立ちはだかる。アルネイズの自由を望むエイナルはガルザルに加勢しようと斧を手に取るが、トルフィンに引き留められ……。
蛇に敗れたガルザルは客人たちの砦に拘束されていた。アルネイズはガルザルに一目会おうと砦に向かい、なんとか彼のもとにたどり着く。そしてアルネイズを目前にしたガルザルは心中をあらわにする。
見張りを殺して砦から逃げたガルザルはその姿をくらませていた。蛇たちがガルザルの捜索を強化する中、事情を知ったエイナルはアルネイズに力を貸すことを決め、トルフィンは迷いながらも二人に協力を申し出る。
手負いのガルザルを巡り、蛇と戦うことになったトルフィン。しかし隙をつかれてガルザルを奪われてしまう。部下たちの仇を討つべく、剣を振り上げる蛇。アルネイズは死期が近づくガルザルに語りかける。
何とかクヌートの手を逃れ、レイフの船で農場に戻って来たケティルたち。トールギルはクヌートたちを迎え撃つべく戦争の準備を始めるが、憔悴したケティルはアルネイズを求めて自宅へ向かう。しかし唯一の心のよりどころであったアルネイズが自身の留守中にガルザルと逃亡を図ったことを知らされる。
ケティル率いる農民たちと、クヌート率いるヨーム戦士団との闘いが始まった。しかし歴戦のヨーム戦士団にはまるで歯が立たず、次々と殺されていく農民たち。一方、トルフィンたちは戦闘のどさくさにまぎれ重傷のアルネイズを連れ出し、戦争から逃れる為レイフの船へと向かう。
ケティルたちはクヌート軍の圧倒的な力の前になすすべなく敗北する。しかしクヌートの首を狙うトールギルが単身で奇襲をしかけ、混乱のなか戦闘は一時中断する。船に向かっていたトルフィン達だったが途中アルネイズの意識が戻り、エイナルとトルフィンへの感謝を口にする。
多数の戦死者を出した農場側はクヌートからケティル一族の投降を条件に2度目の降伏勧告を受けていた。それに対し、ケティルの妻とトールギルは諦めず戦争の継続を望む。抗戦か降伏か、その決定は意識のないケティルに代わり、後継者のオルマルに託された。
近衛兵「熊殺しのドロット」の拳を100発耐えることができれば、クヌートとの面会が許される約束を取り付けたトルフィン。降伏を告げに来たオルマルと蛇が事情を知って止めに入るが、トルフィンは頑として耐え続ける。そのトルフィンの姿にやがて周囲は言葉を失う。
クヌートと対峙したトルフィンとエイナルはそれぞれの立場から、現在に至る想いをクヌートにぶつける。しかしクヌートは自身が目指す「楽土建設」の為、ケティル農場の接収をやめるつもりはないことを宣言し、場は緊張に包まれる。
トルフィンはエイナルとともにレイフの船で10数年ぶりに故郷アイスランドへ帰還する。生き別れた姉のユルヴァ、そして母ヘルガと再会し、一時の幸福を享受するトルフィン。虐げられている命を救うため、新たな旅へ出る決意を語り始める。その表情には亡き父トールズの面影があった。
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