人間と霊族が共存する世界…。香(こう)や化粧品を扱う聞香榭(ぶんこうしゃ)の店主・婉娘(ワンニャン)は店を建てた300年前から、とある人物を探し続けている。ある時、知らせを受けて向かった先で、商家の長男・方沫(ファン・モー)と出会う。婉娘は、店に方沫を呼び寄せ、今世こそ逃がすまいと家職の黄三(ホァンサン)らと方沫を縛り上げて拘束するが…。
方沫の祖母が危篤状態に陥る。蘇生に必要な“腐雲香(ふうんこう)”を手に入れるため、方沫は再び聞香榭へ。そこで婉娘に言われるがまま下働きとして仕えることに。“凡塵六香(ぼんじんろっこう)”を作るのに必要な“愛別離”がまもなく手に入ると婉娘は喜ぶ。方沫から真の愛別離を得るため、美しい娘に出会わせ、方沫に恋をさせるように仕向ける。
婉娘と方沫の乗った小舟はひっくり返り、二人は水中に落ちてしまう。方沫は水の中にまるで魚の精のような姿の婉娘がいる夢を見る。助け出されて目覚めた後、文清(ワンチン)に婉娘の素性を聞き出そうとしていると、そこへ酒屋が婉娘の飲み代として法外な額を取り立てにやって来る。なんとかその場を丸く収めた方沫は、婉娘に酒の飲みすぎを諫め、茶館に誘う。
兄を呼びに聞香?に来た方玉仁(ファン・ユーレン)と蘭沢(ラン・ザー)は、誰もいないこの隙に香を盗むことを思いつく。その様子を見た婉娘は、方沫が自分を茶館に誘ったのは、おびき出して香を奪うつもりだったのだと誤解し憤る。屋敷に戻った方沫は、祖母に与えられていたのが蓬(よもぎ)ではなく毒性のある寒毒草だったことに気づき、黒幕を探すことに。
娘の病を治すために腐雲香を求めてやって来た柳中平(リウ・ジョンピン)を疎ましく思う方沫。一方、婉娘は過去に執着する柳中平の記憶をつつけば凡塵六香に必要な“渇望”が手に入るかもしれないと考え、外に出て柳の話を聞く事に。柳との仲を深める婉娘に焦る方沫は、自分の成婚酒を開けてやけ酒をする。そこに婉娘が帰って来て‥・。
柳中平は、婉娘に妻の代わりを求めたことを詫びる。そこへ娘の宝児(バオアル)が危篤との知らせが入る。まだ日数を要する腐雲香の出来上がりを早めるため、婉娘は危険をおかして石花を取りに行く。後を追った方沫と共になんとか石花を手に入れるが、そこに現れた凌姨娘(リンイーニャン)が洞窟の入り口を爆破し、その衝撃で方沫は怪我を負ってしまう。
凌姨娘に重傷を負わされ倒れていた蘭沢は、方玉仁に助けられ一命を取り留める。目覚めた蘭沢は方沫だけに、祖母の命を狙う黒幕の正体が凌姨娘で、霊力を持っていることを伝える。聞香榭に戻った婉娘は、持ち帰った石花で腐雲香を作っていたところ何者かの襲撃に遭い、屋敷に火をつけられる。しかし血と霊力を注ぐ腐雲香作りで体は衰弱し、逃られない。そこへ現れたのは…。
婉娘らに追い詰められた凌姨娘は、祖母に何かが憑りついたことを告げる。翌日、目覚めた祖母は、蘭沢の希望通り霊墟古鏡(れいきょこきょう)を引き渡し、方家の醜聞を広めないように言う。一方、婉娘は宝児の枕元にある匂い袋の邪気が、宝児の身体を悪化させたと指摘する。柳中平は、宝児を治す手だてがなく困っていた時に黒ずくめの男から渡されたと言うが…
祖母の誕辰の宴が始まった。婉娘が霊族だと知った祖母は、方沫と別れさせるため、宴の場で公孫玉容(コンソン・ユーロン)を未来の方沫の嫁だと紹介する。ショックを受けその場を飛び出した婉娘を追いかけ、方沫は婉娘を聞香榭に連れて行く。婉娘のために修繕した店の様子を見せ、自分の婉娘への思いが本気だということを伝える。突然の告白に戸惑った婉娘は、閑情閣の芸妓に恋の相談をしに行くが…。
翌朝、方沫の祖母の元に出向いた公孫玉容は、破談を願いでたことは本意ではなかったと詫びる。そして、方沫の気持ちを自分の方に向けたいと申し出て協力を仰ぐ。公孫玉容が積極的に方沫に取り入ろうとするのを目にして、婉娘と方玉仁は気が気でない。公孫玉容と親密になるのを避けていた方沫だったが、ついに策略にはまり二人きりになってしまう。
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