金蔵(渡辺哲)が仲良くしていた蔵元の正田から、吟(藤原樹)に手紙が届く。正田の造る新たな日本酒のプロデュースを引き受けた金蔵が、自分に何かあった時は孫が引き継ぐと話していたのだという。「今の俺には無理」とすぐ弱音を吐く吟だったが、日本酒たちから金蔵が「出来上がった酒で夢を叶えると言っていた」と聞き、正田の蔵を訪れる。正田は遺志を引き継ぐかどうかじっくり考えてほしいと、金蔵がつけていたノート「日本酒造りの記録」を吟に託す。ノートを読むうちに、金蔵の夢は自分の将来にも関わると気づいた吟は、日本酒たちの協力のもと祖父の想いを叶えようと決意する。だが、翌朝、吟の母澄子(横山めぐみ)がやって来て、事態は予想もしなかった展開に……。
ついに母親の澄子(横山めぐみ)から、金蔵(渡辺哲)と本当は何があったかを聞かされた吟(藤原樹)は、「店の土地が売れたから、今月中に出て行ってほしい」という澄子の宣告を受け入れる。ただし、澄子が最後に店のお客さんになってくれたらという条件を付ける。店がなくなれば、自分たちは消えるかもしれないと焦る日本酒たちだったが、「じいちゃんの想いを必ず伝える」と決意する吟に力を貸す。ここまで金蔵と自分を支えてくれた6本の日本酒を、澄子の前に並べる吟。まずは、己に向き合い強く大きな一歩を踏み出すための酒、一歩己(西山潤)を飲んだ澄子は、彼の力で自分が幼い頃の父の姿を思い出す──果たして、そこで澄子が見たものとは? そして、吟の店の行方は──?
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