紀星は広華科技で医療ロボットの開発をしている。恋人の邵一辰との交際も順調だ。だが、ある日、自転車で出勤する途中、交通事故に巻き込まれた。事故で傷ついた高級車に乗っていたのは韓廷。東揚医療の新CEOとしてドイツから帰国した新進気鋭の実業家だ。韓廷は紀星を見て「彼女だ」と思う。2人は大学の学友だった。韓廷は出資する広華科技の医療ロボット“小白”のプレゼンに出席。その場で紀星も、かつての友の姿に気づくが……。
韓廷と紀星は大学時代、共にAIコンテストに参加して優勝した仲だった。韓廷は紀星のことが好きだったが、突然留学が決まって何も告げないまま出国していた。韓廷は就任後初の取締役会へ出席。そこには従姉であり東揚医療の前CEO、韓苑が待ち構えていた。敵対する韓苑派の取締役たちを前に、韓廷はスマート医療事業の拡大構想について話し、2年で株価を倍にすると宣言する。その週末、小白の成功を祝うパーティーが開かれ…。
営業部の朱部長からセクハラを受けた紀星は彼を糾弾したが、当人は認めない。警察に通報したものの、証拠がないため被害の証明は難しかった。そこへ韓廷の指示で現れた唐宋が助け船を出し、朱部長に罪を認めさせる。朱部長は解雇され、紀星は社内で孤立、上司からも圧力を受けて残業をさせられるハメに。帰宅するタクシーでは運転手とも口論になり車を降りてしまう。土砂降りの雨の中、疲れ切った紀星の前に一台の車が停まり…。
ドクタークラウドのシステム障害が発生し、星港病院は大混乱に陥っていた。小白のメンテナンスのため同病院へ派遣されていた紀星は、見事、独力で復旧。陳部長はそんな紀星を脅威に思い、他部署の仕事をするよう命じ、昇進取り消し、報奨金減額を告げる。納得できない紀星は辞職を決め、それを聞いた大学の後輩・蘇之舟は、本気で一緒に起業しようと持ちかける。退職前、紀星は広華からの指示で地方医療活動のため青田漁村へ向かう。
青田漁村での経験と韓廷の言葉により大学時代の夢を思い出した紀星は、韓廷のオファーを断り、蘇之舟と共に3Dプリントの事業を始めることに。出張から戻った邵一辰のため、紀星は友人たちを食事に招き、そこで起業を発表。皆が心配しながらもエールを送る中、プロポーズを予定していた邵一辰はタイミングを逸してやや気落ちするが、紀星の決意を尊重する。一方、韓廷は退職手続きに出社した紀星に、起業の厳しさを忠告するのだが…。
蘇之舟と共同で星辰科技を立ち上げた紀星は、出資者を探して奔走。韓廷には考えの甘さを指摘され、さっそくビジネスの洗礼を受ける。失敗を見越した韓廷の物言いに怒り心頭の紀星だが、彼が問題点を書き込んだ星辰の事業計画書は持ち帰って研究する。後日、紀星と彼女のルームメイトで配信者の涂小檬は、共通の親友・魏秋子に頼まれてお見合いに同席することに。相手は医療関係者とのことだったが、紀星にとって因縁深い人物がそこにいた。
栗儷は紀星のために投資家の呉社長を紹介するが、呉は栗儷に下心があるだけで星辰に出資をする気などなかった。紀星は恋人の邵一辰と交際4周年の記念日に2人で観劇に出かけたが、急ぎの連絡を受けると、邵一辰を置いて商談に向かってしまう。その晩、帰宅した紀星に邵一辰はプロポーズするが、紀星の答えは「少し待ってほしい」だった。そして紀星と蘇之舟は事業に必要な機材のため、大金をかき集めて入手にこぎ着けたのだが…。
ストレスで倒れた紀星の携帯に邵一辰から何度も着信が。ようやく気づいて折り返し電話するが、紀星が状況を話す前に電話を切られてしまう。3Dプリンターと資金を調達すべく、紀星は退院直後から奔走。だがどこも空振りに終わり、途方に暮れる中、韓苑から電話が入る。星辰に出資してもいいと言うのだ。会社を牛耳られかねない条件を聞いて紀星が躊躇する一方、蘇之舟は条件をのんで今ある危機を乗り越えようと主張する。
交流会当日の朝、邵一辰に別れを切り出された紀星。考え直してほしいと伝えて家を出たものの、交流会では動揺を隠せず、上の空でスマホを気にしてばかり。そんな紀星に曽荻は嫌味を言うが、韓廷がフォローして場を収める。帰宅後、邵一辰の荷物がないことに気付いた紀星は一辰の家を訪ね、必死ですがって許しを求める。だが、お互い人生で求めるものが違うという邵一辰の言葉に、すれ違った心はもう戻らないと知るのだった。
朝、紀星が目覚めると、リビングに小檬、栗儷、秋子の3人が勢揃いしていた。酔って大騒ぎした昨夜のことを知らされ、邵一辰との別れを打ち明ける。心にぽっかり穴があいたような紀星だったが、韓廷から星辰の年度計画を求められ、仕事に没頭しはじめる。韓廷は打ち合わせを口実に週末、傷心の彼女のために料理を作って星辰のオフィスへ。すると同じく手料理を持参した紀星の母親がそこにいた。母親は韓廷を蘇之舟と思い込み……。
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