復讐を胸に秘めた凌雲は香薬局に入るが、孫姑姑から執拗な嫌がらせを受ける。孫姑姑の背後に宿敵・宛妃の影を感じた凌雲は、対抗するために冷徹な総管・呉林甫に接触し、香薬局を掌握する取引を持ちかける。呉林甫に野心を疑われつつも、凌雲は卑劣な嫌がらせを繰り返す人たちを、持ち前の度胸で圧倒する。さらに孫姑姑が隠す部屋の怪しい光を逆手に取り、凌雲は炭炉と鍵を用いた大胆な罠を仕掛ける。翌朝、孫姑姑の部屋から逃げ出す小太監が発見され、隠された悪行の露見が始まる。
凌雲は孫姑姑の悪行を暴き、処刑直前の彼女から家族を破滅させた黒幕が宛妃だと聞き出す。復讐に燃える凌雲に対し、総管の呉林甫は約束を破棄して彼女を宮外へ追放しようと試みる。執念で後宮に戻った凌雲は、宛妃の儀式への参加資格を奪取する。凌雲は呉林甫の裏をかいて宛妃を罠にかけ、自らその窮地を救うことで信頼を勝ち取る。賞を辞退し、仇敵である宛妃の側近の座を手に入れた凌雲。宿願である復讐を果たすため、彼女は最も危険な毒牙の懐へと潜入する。
宛妃の側近となった凌雲を待ち受けていたのは、瑾瑜による陰湿な洗礼だった。瑾瑜は凌雲を陥れるため薬草に毒を仕込むが、凌雲は機転を利かせてその毒を宛妃本人へとすり替える。毒の正体を暴く過酷な検証を経て、凌雲は自らの潔白を証明し、逆に瑾瑜を窮地へと追いやった。一方、冷徹な総管・呉林甫が凌雲を執拗に守る理由が、生き別れた姉弟の絆にあることが判明する。瑾瑜は次なる罠を仕掛け、凌雲を公衆の面前で辱めようとするが、姉の正体を知った呉林甫が未然に防ごうと動き出す。
瑾瑜を排除した凌雲だったが、宛妃は新たな側近を呼び寄せ、凌雲を近づけさせない。そんな中、春宴が幕を開ける。宛妃は趙嬪を公然と辱めるため、凌雲を使いに出して屈辱的な舞を強いる。宛妃は凌雲を陥れるため舞靴に刃物を仕込むが、凌雲は機転で回避する。しかし、宛妃の失脚を狙う趙嬪もまた罠を仕掛けていた。泥沼の責任転嫁に困惑する皇帝を見た凌雲は、あえて罪を被り皇帝の窮地を救う。形式上の罰として辛者庫へ送られた凌雲だが、それは復讐を果たすための次なる一手だった。
辛者庫へ送られた凌雲を待っていたのは、命を狙った罠だった。呉林甫に救われた凌雲は、親友・茹意と共に生き抜こうとするが、非情な口封じにより茹意は命を落としてしまう。唯一の支えを失い、宛妃からさらなる陵辱を受けそうになった凌雲を救ったのは、静妃の冷徹な助言だった。生死の権を握るのは皇帝のみという真理を悟った凌雲は、復讐のために己の身を皇帝へ捧げる覚悟を決める。姉として慕っていた凌雲の変節に、呉林甫は悲しみに暮れながらも彼女の行く末を案じる。
凌雲は自らを囮にして禁薬を翠微に盗ませ、宛妃の悪行を白日の下に晒す。欲に目がくらみ薬を献上した翠微は、保身を図る宛妃に切り捨てられ、親友・茹意を殺害した真相を暴露する。皇帝は宛妃を露骨に庇うが、機転を利かせて窮地を救った凌雲を気に入り、自らの側に置くことを決める。御書房の侍女となった凌雲は、皇帝の怒りに触れる危険を冒してまで宛妃の罪を告発し、その揺るぎない忠誠心で皇帝の心を掴み始める。
軍功を盾に増長する趙宛松将軍を抑えるため、凌雲はあえて彼を誘惑する危険な賭けに出る。趙宛松に自分を欲しがらせ、皇帝の不信感を煽る凌雲。そんな中、宛妃の隠された出自が趙家の養女に過ぎないことが趙嬪の口から暴かれる。凌雲は皇帝の不眠を癒やすため、雨の夜に彼を密かに舟へと連れ出すが、その密会を趙宛松との私通と誤解した宛妃たちが現場へ急行する。策略と誤解が渦巻く雨の湖畔で、凌雲は宛妃と趙嬪を一掃するための罠を完成させようとしていた。
罠を逆手に取った凌雲は、皇帝の寵愛を一心に受け、貴人へと登り詰める。逆に失脚した宛妃と趙貴人は互いに醜い責任転嫁を繰り返すが、凌雲の父が宛妃の出自の秘密を知ったために一族皆殺しに遭ったという凄惨な過去を知り、再び結託して凌雲の抹殺を企てる。宛妃から贈られた不自然なほど豪華な祝儀に、凌雲は新たな策略の気配を察知する。復讐の執念と、一族の存亡を懸けた女たちの戦いは、呉林甫の協力のもと、ついに隠された真相を巡る最終局面へと加速していく。
凌雲は罠を逆手に取り、宛妃の顔を猫に傷つけさせることで、彼女から女の武器である美貌を奪い去る。裏切りを疑い狂気に駆られた宛妃は、趙貴人の腹を突き再起不能の体にするという残酷な報復に出る。この非道な仕打ちにより、趙貴人は凌雲と手を組み、ついに一族惨殺の全真相を告白した。父の死が宛妃の口封じであったと知った凌雲の怒りは頂点に達する。一方、美しさを取り戻そうと宮女の血を浴びる蛮行を始めた宛妃。女たちの戦いは、いよいよ最終決戦へと突き進む。
宛妃の蛮行の秘密を掴んだ凌雲は、皇帝を巻き込んだ大胆な妨害工作で宛妃の美貌再生を阻止する。復讐に焦る凌雲を案じる呉林甫は、かつての恩人である静妃に接触。静妃が隠し持つ宛妃の出自の証を狙うが、その代償として非情な後宮の派閥争いに引き込まれていく。皇帝の疑念が凌雲に向けられるなか、虐げられた使用人たちが次々と離反。凌雲と趙貴人は、恨みに燃える者たちを束ね、宿敵・宛妃を永遠に葬り去るための包囲網を完成させようとしていた。
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