法医学を学ぶ唐氷児(タン・ビンアル)はファンである薛涵檸(シュエ・ハンニン)のイベントへ行くが、彼女は挨拶の途中で倒れ死亡してしまう。怪しい男がいたことを思い出した唐氷児が楽屋へ行くと、その男に遭遇する。追跡されてプールに落とされた唐氷児は、気づくと古代の刑場にいた。妖姫・秦希月(チン・シーユエ)として処刑される寸前、恒国太子の凌軒(リン・シュエン)に救われる。秦希月は仙音坊の舞妓・司徒憐(スートゥー・リエン)を殺害した容疑をかけられていた。愛読している小説「異聞録」の世界へ来てしまったのだ。
殺人の容疑を晴らすため太子妃として事件の解決に挑むが、容疑者として挙がった呉三は水死体となって見つかる。捜査を進めると次に仙音坊の使用人の命が狙われた。曼語の助けを借りて蠱毒を用いたことが判明、更に司徒憐にも蠱毒が用いられたことが判明する。高価な蠱毒を用いた殺人は呉三の背後に黒幕がいることを示唆していた。太子の凌軒は残忍だった太子妃が急に聡明になったことに疑念を募らせながらも、太子妃の思いやりに感謝するのだった。
縁結びの札に書かれていた名は希月の兄・秦風のものだった。秦風を問い詰めると司徒憐との関係を認めた。家柄の違いから別れを選択した兄を希月は責めるが、秦風は殺害を否定した。太子と希月は仙音坊へ忍び込み、妓女の如意から呉三を殺したのは賀成だと知らされる。太子への贈り物を買いに町へ出た希月は賀成の弟・賀功に出くわす。賀功は兄が命を狙われているため相談に来たと話す。希月は手がかりを得るため、ひと足先に賀成が待つ小屋へ向かう。
川に落ちた希月は昏睡するが7日後に目覚める。紫石県で賀成の死体が見つかり、検視に向かう。賀成は司徒憐と同様に蠱毒で殺害されていた。司徒憐から託された物を探すと将棋盤に隠されていた。それは塩政官の呉世正の目録と専売許可証だった。殺人事件が市場の物価の混乱に関与していると考えた太子は、豪商である姚天の父に改革案を尋ねる。その時、阿武から呉世正が死んだという報告を受ける。4人は事件の捜査のため安康県へ向かう。
呉世正が死んだ客桟に太子自ら調査へ向かう。怪しげな女将が出迎え、警戒しながら宿泊すると仮眠を取った希月が首を吊ろうとする。太子の幻に誘導されたことから妖術を使われたと気づく。階下では姚天が戦闘を始めた。2人の刺客を捕縛寸前で逃がしてしまう。呉世正の帳簿を見つけた太子と希月は呉世正の妻子を保護する。呉夫人の話から取引相手に異民族がいることが判明し、手がかりを捜すため情報提供を求めると希月の兄・秦侍郎への告発が集まる。
秦侍郎を怒らせてしまい太子と希月は口論になる。独り外に出た希月は負傷した阿武を見つける。阿武は岩塩鉱で怪しい人物を見つけて尾行したが、その男に気づかれ負傷したのだった。呉世正の取引相手の異民族ではないかと疑念が深まった頃、安渓国の使節が殺害される。事件の捜査命令を受けた太子は希月とのわだかまりが簡単に解けず、ギクシャクした雰囲気で使節殺害の現場検証へ案内される。殺害された安渓国の使節は実は恒国人だった。
使節殺害を理由に安渓国が出兵した急報が届き、丞相の推薦で秦侍郎が援軍の主将となる。姚司丞と太子の捜査能力を皮肉る兄に希月は太子を庇い反論する。太子妃は唐氷児であることを太子が受け入れると、氷児は自分が千年後の世界から来た人間だと告白する。全てを受け入れる太子に氷児も心を開きこれからの日々を大切にしようと誓う。使節殺害の容疑者として使節府の衛兵だった周堅が浮かぶ。周堅は20年前に呂岩に一族を抹殺されていた。
先祖の墓で自害したと思われた周堅だが、他殺の疑いが出てくる。「執事」と呼ばれる黒幕が誰なのか確認しようと老駱駝を訪ねるとすでに刺客に襲われていた。姚司丞は町なかで女刺客を見かけ、その女が秦風の経営する店に入るのを目撃する。何度も兄の関与が疑われる中、氷児は丞相府へ戻り兄の部屋で隠されていた帳簿を見つける。そこには取引相手が執事であることが記されていた。捜索を父に見つかった氷児は叱責され、兄が前線で敗戦したことを知る。
崖から落ちた太子と氷児は洞穴で目を覚まし出口を探していると隠れていた楽信将軍に出会う。楽信は軍需品に関わる不正を知り穆淵から追われていた。太子は玉佩を渡して楽信に援軍を呼ぶよう命ずる。太子と氷児は物資の格納庫で刺客から襲われると秦風に助けられる。姚天は兵を連れ山神廟を捜索すると隠された通路を見つけた。そこは物資の格納庫へとつながっていた。氷児を庇い矢にあたった秦風を連れて逃げるが秦風は息を引き取る。
父親が一連の事件に関わっていたことを知った姚天は落ち込んでいるところを曼語に慰められる。太子と氷児は丞相を訪ねて黒幕の“執事”ではないかと確かめる。丞相は姚天の父・姚高から資金提供を交換条件に朝廷で便宜を図るよう依頼されたことを語る。丞相は全てを告白し姚高を告発する約束をする。太子を訪ねた姚天は父が黒幕であることを知り、苦悩しながらも父を捕らえると決意する。その頃、姚高は都を脱出する準備を整えていた。
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