帰ろうとする江湖を、魏南天が現れ、道を阻む。2人の一騎打ちになるが、江湖が魏南天を破り、殺された人々の無念を晴らすため、手、足、そして腹を次々に刺していく。建物の中で玄弑を瀕死に追い込んだ夜雨は江湖の元に駆け付ける。玄弑も死に、江湖は姫娘を抱きかかえ、黙って家路につく。
姫娘を抱きかかえて西山の家に帰り着いた江湖だが、次から次へと姫娘の思い出が浮かぶうち、力尽きて気を失ってしまう。7日間眠り続けでやっと目覚めた江湖が家の外を見回すと、そこかしこに姫娘の面影がよぎる。かけがえのない人を失ったという感情がこみ上げ、むせび泣くのだった。
姫娘の墓碑を建て、江湖は麟鬼閣の背後の勢力を一掃すると誓う。一方、その麟鬼閣は、魏南天と玄弒も殺されて壊滅状態にある。墓碑に復讐を誓ってから沈黙していた江湖だったが、10日ぶりに夜雨に話しかけ、西山の風景を眺めながら2人で酒を飲む。江湖は、その後も蓉児や薬缶と和やかに過ごすのだった。
江湖は薬缶に麟鬼閣の後ろ盾がどこなのか探るように命じていた。探り当てた薬缶だったが、江湖に言うのを渋る。都の盧家だったのだ。江湖が出かけようとすると蓉児が追いかけてきて、「必ず帰ってきて」と指切りをせがむ。都では街角の講釈師が、盧家の恐ろしさを語ったため、盧家に捕らえられて殺されていた。
江湖は夜雨を置いていこうとするが、夜雨は無理やりついていく。都への途中で雨に降られた2人は廟で雨宿りする。江湖が夜雨と盧家の関係を問いただすと、夜雨は幼少期の母との放浪生活について打ち明ける。麟鬼閣が滅ぼされた盧芩が盧家に帰ると、盧成から劉御史の家に嫁がせると告げられる。
江湖と夜雨は酒を飲みながらお互いの過去を語り合う。江湖は物心ついた時には孤児だったと話し、夜雨は12歳の時に、盧成に雇われた麟鬼閣の刺客に母親を殺されるのを目の当たりにし、復讐を誓ったという。夜雨は、参鳴道人が人を殺そうとしているところに出くわし、人殺しを学びたいと弟子入りしたことも話す。
夜雨の話が一区切りした時、江湖は夜雨の簫を借りて1曲吹く。辺境の任務時に不良人の仲間たちと民に変装し楽器を学び、簫を学んだと懐かしそうに話す。夜雨が、更に自分の秘密を打ち明けようとした時、江湖は、吐血して気を失う。盧家では江湖と夜雨を殺す相談がまとまり、盧戦が近くまで迫ってきていた。
夜雨は自分の体に江湖の三元蠱虫を移植することに成功する。江湖が目覚める前に、文を残して去ろうとすると、薬缶が2人を捜しに来て、近くまで盧戦が追っていると告げる。夜雨は盧戦を殺しに行き、目覚めた江湖は夜雨を助けに行く。一刀斬を使おうとした時に、江湖は内力が復活していることに気づく。
盧戦を殺した夜雨は力尽きて江湖の胸に倒れ込む。夜雨を抱きとめた江湖は、夜雨の体で三元蠱虫がうごめいているのに気づく。江湖は蠱虫を自分の体に戻そうとするが、うまくいかない。江湖は神医を探して蠱虫を取り除いてやると言うが、夜雨は命あるうちに復讐を決行すると決心し、2人は都へ向かう。
盧成は盧戦の死を悲しみ、盧箬を責める。江湖と夜雨は都に着き、その晩は江湖の不良人の仲間が営む宿で休む。外は雪が降り、寒い夜になる。江湖は夜雨に薬を飲ませようとする。夜雨は拒むそぶりを見せつつも薬を飲み、その後は2人で酒を酌み交わし、静かに会話を交わす。互いの思いやりにあふれ、絆が深まる夜だった。
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