時代に翻弄されたふたりの、心震える愛の物語。1970年代後期、ソ連占領下のエストニア。モスクワで役者になることを夢見る若き二等兵セルゲイ(トム・プライヤー)は、間もなく兵役を終える日を迎えようとしていた。そんなある日、パイロット将校のロマン(オレグ・ザゴロドニー)が、セルゲイと同じ基地に配属されてくる。セルゲイは、ロマンの毅然としていて謎めいた雰囲気に一瞬で心奪われる。ロマンも、セルゲイと目が合ったその瞬間から、体に閃光が走るのを感じていた。写真という共通の趣味を持つ二人の友情が、愛へと変わるのに多くの時間を必要としなかった。しかし当時のソビエトでは同性愛はタブーで、発覚すれば厳罰に処された。一方、同僚の女性将校ルイーザ(ダイアナ・ポザルスカヤ)もまた、ロマンに思いを寄せていた。そんな折、セルゲイとロマンの関係を怪しむクズネツォフ大佐は、二人の身辺調査を始めるのだった。
保険外交員として働く美保は、6年間一緒に暮らしている裕也との生活に居心地の良さを感じながらも、このままでいいのかと自問していた。バンドが解散したあと、裕也はすっかり音楽から遠ざかってしまい、最近は街中で様々な音を録音することに凝っている。美保の職場の後輩はなかなか独り立ちせず、美保を頼るばかり。そのせいで上司からねちねちと嫌味を言われている。疲れて帰宅した美保は、裕也がしきりにスマホをいじっているが気になり、スマホを見せろと凄む。裕也のバイトの後輩・朱里と親しげなLINEのやりとりをみた美保は、感情的になり裕也を家から追い出す。行き場を失った裕也は朱里の部屋に転がり込み、美保は職場の後輩から突然呼び出される。2人は、別々の夜を過ごすことになり・・・。
騎士に憧れている役者ルスランと王女であるミラ。二人はお互いの素性を知らぬまま出会い、やがて恋に落ちる。しかし、悪の魔法使いであるチェルノモールがルスランの目の前でミラを連れ去り、ミラの愛の力を自分の魔力に変えてしまう。ルスランは、愛するミラを助けるためにあらゆる障害を乗り越え、本当の愛は魔法よりも強いということを証明するべく旅へと出るが、そこには様々な困難が待ち受けていて…。
現代の東京。高校生カップルの隼人と亜美は、ある日、些細なことでケンカをし、その直後に隼人は交通事故で意識不明になってしまう。憔悴する亜美は、ふと隼人の鞄に入っていたヴィクトル・ユーゴー著の「美男ペコパンと悪魔」を手に取り、読み始める。ゾンネック城主のペコパンは、狩りの名人の美男子で、ファルケンブルク城主の美しき娘ボールドゥールと婚約する。婚礼を3日後に控えた日、ペコパンは狩りに出かけるが、その狩りの腕前を宮中伯に認められ、それをきっかけに世界中を旅することに。さまざまな怪物が待ち受ける旅を終え、ボールドゥールのもとに帰ってきたペコパンだったが、そんな彼を驚くべき真実が待ち受けていた。
アラサー会社員の小岩井歩は、職場へ来る自販機補充員のお兄さん・山下諒真に密かな恋心を抱いていた。ある日、勇気を出して話しかけ、連絡先を交換することになる。何度も会ううちに2人の距離はより一層近づき、「勘違いしそうになる」と真っ赤になりながら告げる小岩井に、「勘違いしていいですよ」と答える山下。しかし、そこから少しずつすれ違いが生まれてしまう。果たして2人の恋の行方はどうなるのか……。
美大を卒業してデザイン会社に就職するもうまくいかず、いまはアイスクリーム店「SHIBUYA MILLION ICE CREAM」のバイト長として日々を送る常田菜摘(吉岡里帆)。デザイン業界に戻るか、このままアイス屋を続けるか、どちらが幸せで正解だろう?思い悩む彼女はある日、店にやってきた作家・橋本佐保(モトーラ世理奈)に運命的なものを感じ、その日以降佐保の存在が頭から離れなくなっていく。一方、バイト仲間で後輩の桑島貴子(詩羽)は、変わりゆく菜摘をどこか複雑な想いで見つめていて――。片や、アイスクリーム店のご近所さんの高嶋優(松本まりか)は、突然の来訪者に戸惑っていた。疎遠になっていた姉の娘・美和(南琴奈)が、何年も前に出ていった父を捜すため、高校の夏休みを利用して突撃してきたのだ。いきなり始まった共同生活。優の内心を占める不安は、それだけではなかった……。「好き」と気軽に口にできないほど微かで淡く、でも抗えない衝動。4人それぞれの色を纏った想いは、切なくも確かに疾走していく。
ハジメは京都の生まれ。いつも人よりワンテンポ早く、50m走ではフライング。記念写真を撮るといつもシャッターチャンスを逃してしまい、小学校、中学校、高校の卒業アルバムの写真はことごとく目を閉じている。現在、ハジメは長屋で妹の舞とその彼氏のミツルと3人で暮らしている。ハジメの職場は京都市内にある中賀茂郵便局。彼は高校を卒業して12年間、郵便の配達員だった。ついたあだ名が、『ワイルド・スピード』。度重なる信号無視とスピード違反で免許停止を食らい、それからは窓口業務だ。ハジメと同じ窓口に座るのは新人局員のエミリと小沢。いつもふたりに「見た目は100点なのに中身が残念」と言われ、ふてくされる日々。レイカも京都の生まれ。日本海に面した漁師町の伊根町で育った。いつも人よりワンテンポ遅く、50m走では笛が鳴ってもなかなか走りださない。現在、彼女は大学7回生の25歳。アルバイトをいくつも掛け持ちし、学費を払いながらの貧乏生活だ。写真部の部室に住み込み、ひとりぼっちで夜食をとりながら、ラジオを聴いている。ある日、急停車したバスに追突した高校生を看護するハジメの姿をみて、既視感をおぼえたレイカ。郵便局でハジメの窓口にいき、胸の名札『皇』の文字を見つめる。街中で路上ミュージシャン・桜子の歌声に惹かれて恋に落ちるハジメ。早速、花火大会デートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日に。“大切な1日”が消えてしまった…!?秘密を握るのは、毎日郵便局にやってくるレイカらしい。ハジメは街中の写真店で、目を見開いている見覚えのない自分の写真を偶然見つけるが…。
美大で出会い、親友から恋人になったジュノ(イ・ドンフィ)とアヨン(チョン・ウンチェ)は人生の大部分を共に過ごしてきた。周りから見れば2人の関係が次の段階に進むのは時間の問題だった。30代を迎え公務員浪人生のジュノを支えるため、有望視されていた美術の道を諦め不動産会社に就職して生計を担うアヨンは、試験勉強もろくにせずバイトや遊びに明け暮れるジュノの怠慢さにとうとう我慢の限界が達し…。
モスクワから世界最北端駅ムルマンスクにあるペトログリフ(岩面彫刻)を見に行く予定だったラウラ(セイディ・ハーラ)は、大学教授の恋人イリーナ(ディナーラ・ドルカーロワ)にドタキャンされ、ひとりで旅立つことに。恋人がもう自分に興味がないことを薄々感じる失意の中、出発した寝台列車の同じ6号客室に乗り合わせたのは炭鉱労働者の男リョーハ(ユーリー・ボリソフ)。リョーハは出発早々に酒に酔いタバコをふかす粗野な振る舞いで、傷心のラウラにとって最悪な旅のはじまりとなる。しかし、旅を共にするうちに、お互いの不器用な優しさや魅力に気付いていく・・・
眠っていた恋心に火がついて止まらない!愛しているなら私を捕まえて!!杉下可南子(43)は夫・方正の浮気が原因で家出して東京下町の大衆食堂で働き始めた。履歴書に書いた33歳という嘘はすぐにばれるが、店主の芳雄と芳雄の娘・泰葉は可南子の明るい性格が気に入り、快く受け入れた。そんな可南子はある日、道端で酔って寝転ぶ男性を介抱する。可南子が介抱した男・謙一は一緒に暮らしていた彼女にフラれ、傷心のあまり酒と睡眠薬を一気飲みしたと言う。顔を見ると可南子より一回りほど年下の青年だった。泥酔している謙一を部屋まで運ぶ可南子であったが、謙一は恋人と間違えたのか、突然可南子を抱き寄せキスをする。瞬間的に恋愛スイッチが入った可南子は、偶然手にした合鍵を使って謙一の部屋に忍び込むようになり……。
広島県福山市。とある高校三年生たちは18歳で新成人になるという人生の岐路に立たされていた。主人公の愛理は新聞部に所属。毎年行っている街の観光PRポスターの制作を楽しみにしていたが今年は中止になってしまう。代わりのPR企画を提案しようとクラスに協力を呼びかけ、愛理はみんなの協力の元、ある一つの答えに辿り着く。将来、恋愛、友人との関係。自身の未来に思い悩む18歳を切り取った、眩い青春の成長物語。
画家のオルソは、双極性障害を抱えるルイゾンと愛欲に溺れた日々を送りながらも、彼女の激しい気分の波にいつも振り回されていた。ルイゾンの病状は深刻なものだったが、オルソは彼女との関係がいつか良い方向に進んでいくものと信じていた。しかし、ある日突然、ルイゾンはオルソの前から姿を消す。その事実を受け止めきれず、オルソの心は壊れていく―。オルソはルイゾンの双子であるマーラに電話をかけ、やがて二人の禁断の関係が始まる。狂おしくオルソを求めるマーラ。オルソはマーラの肉体を弄びながらも、幻影の中のルイゾンと激しく愛を交わす・・・。
一年前に夫を亡くした淳子は夫の残したタイ料理屋を一人で切り盛りしていた。ある日淳子は店に置くハンドメイドのテーブルを通信販売で購入する。 送られてきたテーブルは素朴で素敵な作りをしていたが、オマケで送られてきた人形の首が取れていた。気遣いのつもりで淳子がメールすると家具職人の裕司から送りなおすと返事がくる。そもそも不必要なものが壊れて送られてきたことに納得のいかない淳子は「親切の押し売りはやめて、あなたは宮沢賢治の『ツェねずみ』のねずみにそっくりです」と再度返信。そこから二人の会話が始まった…。夫との死別から立ち直ろうとする淳子と生真面目すぎるバツイチ男・裕司の心の交流が観る者の心を温かくする。人生の半ばを過ぎた大人たちに訪れた優しいラブストーリー。
主人公・イベント会社に勤める田母神(ムロツヨシ)は、合コンでYouTuber・ゆりちゃん(岸井ゆきの)に出会う。田母神は、再生回数に悩む彼女を不憫に思い、まるで「神」の様に見返りを求めず、ゆりちゃんのYouTubeチャンネルを手伝うようになる。アクセス数がなかなか上がらないながらも、前向きに頑張り、お互い良きパートナーになっていく。そんなある日、ゆりちゃんは、田母神の同僚・梅川(若葉竜也)の紹介で、人気YouTuber(吉村界人・淡梨)と知り合い、彼らとの“体当たり系”コラボ動画により、突然バズってしまう。イケメンデザイナ一・村上アレン(栁俊太郎)とも知り合い、瞬く間に人気YouTuberの仲間入りをしたゆりちゃん。一方、田母神は一生懸命手伝ってくれるが、動画の作りがダサい。良い人だけど、センスがない...。恋が始まる予感が一転、物語は“豹変”する――!
韓国で暮らすシングルマザーのユンヒが受け取った、一通の手紙。母の手紙を盗み見てしまった高校生の娘セボムは、自分の知らない母の姿をそこに見つけ、手紙の差出人であるジュンに会わせる決心をする。セボムに強引に誘われるかたちで、ジュンが暮らす小樽へ旅立つユンヒ。それは20年前の自分と向き合う、心の旅でもあった…。
漫画家・町田亜子(山本奈衣瑠)と週刊誌記者の広重(毎熊克哉)は離婚間近の夫婦。広重は同僚の真実子(手島実優)と浮気中で、亜子は編集者の松山(井之脇海)と体の関係を持ち、夫婦関係は冷え切っていた。2人は飼い猫カンタをどちらが引き取るかで揉めていたが、その矢先、カンタが家からいなくなってしまい……。
古本屋の店主・多田(瀬戸康史)は、昔のバイト仲間、一花(さとうほなみ)のことが忘れられない。その古本屋には、女子高生・岬(河合優実)が通い、多田に一途に求婚してくる。一方、亮介(中島歩)と婚約中の一花。結婚式の準備に追われる彼女は、亮介とウェディングプランナーの美樹(向里祐香)が男女の関係になっていることを知らずにいて……。
19歳でヴァンパイアになって以来500年という歳月を生きてきた女性ラン。ビューティサロンを経営している彼女は俳優志望の青年ソニョンに出会い、互いに惹かれあってしまう。ランは500年前の恩人女性ファン・ジニと同じ香りを彼から感じ取り、その首筋に噛みつきたい衝動を抑えきれなくなっていく。そんな時、ランの正体を知らないソニョンからヴァンパイア役の練習相手を頼まれたランは、思わず彼の血を吸ってしまいそうに…!
友達以上、恋人未満だった高校の同級生スンヒョン(キム・ドンジュン)とジア(キム・ジェギョン)は気持ちを伝えられないまま、離れ離れになってしまう。7年後、故郷に戻ってきたジアは地元でパティシエとして成功したスンヒョンと再会する。ついに互いの気持ちを確認し、再び恋に落ち、幸せへと向かうはずの2人だったが、それぞれに秘密を抱えていた…。
【第1の時間軸】1980年代、マレーシアで史上2人目の女性裁判官となったユンリンは、連邦裁判所判事を目指していた。かつて愛した謎多き男・中村がスパイとして糾弾されているのを知った彼女は、彼の潔白を証明できる証拠を探すことを決意する。【第2の時間軸】戦後の1950年代。夢だった日本庭園を造るため、キャメロンハイランドで活躍する日本人庭師・中村のもとで見習いとなるユンリン。彼女は日本人への複雑な感情を抱きながらも、どこかミステリアスで孤独な中村に惹かれてゆく。【第3の時間軸】第二次大戦中、ユンリンは妹のユンホンと共に、日本軍によって強制労働に駆り出されていた。やがて敗戦した日本軍は、現地人捕虜を収容所ごと焼き払う。ユンリンは1人逃げ延びるが、妹を見殺しにしてしまった自責の念に苛まれ…。
ハグレ者が流れ着く田舎町で働き始めた、内気な青年・宙也。彼に一目惚れした不気味な女装男は、愛の伴侶を探し求める殺人鬼だった。過去を隠して田舎町の工務店で働きはじめた宙也。内気な彼は決して過去を語らず、クセのある仕事の同僚たちから日常的に暴力を振るわれながら「辞めるなよ」と脅されていた。そして町では最近、こんな都市伝説が語られていた。“男が道を歩いていると、関西弁の女装男から「つき合って」と声をかけられ、断ると殺される”―――と。ある日、宙也に同僚の栞が「一緒にここから逃げよう」と持ちかける。彼女によれば工務店の人間は人殺しで、宙也もそのうち遊び半分で殺されるという。お互いに好意を寄せていた二人は町外れのスナックで会う約束をする。だが、逃亡に気づいた工務店の同僚、社長と風太はすぐそこまで迫っていた。果たして二人の逃亡は成功するのか……?緊張が高まるなか“女装男”が現れ、宙也に一目惚れしたことから事態は急変、それぞれの恋が暴走し、ぶつかり合い、血しぶき舞うラブストーリーが幕を開ける!!!!!
郵便局で働くシャオチーは、仕事も恋もパッとしないアラサー女子。何をするにもワンテンポ早い彼女は、写真撮影では必ず目をつむってしまい、映画を観て笑うタイミングも人より早い。ある日、ハンサムなダンス講師とバレンタインにデートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日に。バレンタインが消えてしまった...!?消えた1日の行方を探しはじめるシャオチー。見覚えのない自分の写真、「038」と書かれた私書箱の鍵、失踪した父親の思い出…謎は一層深まるばかり。どうやら、毎日郵便局にやってくる、人よりワンテンポ遅いバスの運転手・グアタイも手がかりを握っているらしい。そして、そんな彼にはある大きな「秘密」があった―。失くした「1日」を探す旅でシャオチーが受け取った、思いがけない「大切なもの」とは…!?
時が止まったような父の残した写真館で、レタッチ(写真の加工修正)を行う女性恐怖症の男・械(50)は、ある日、体に傷がある女・今日子と出会う。械は今日子に頼まれ、画像処理によって傷のない美しい姿を生み出す。その姿に魅了される今日子であったが、心の奥底で、自分の存在が揺らぎ始める。理想の自分と現実の自分、二つの自分の溝に落ちた今日子は、精神的混乱に陥ってゆく。やがて、完全に自分を喪失するキョウコ。もはや、自分だけが今日子を救うことができると感じた械は、死を覚悟して、女を愛する決意をする。
小さい頃から奈々ちゃんにとって、人が食べているもの、大事にしているものが何よりも素敵に見えた。大人になってからも彼女は相変わらず。奈々ちゃんにとって一番魅力的なのは「真剣に誰かを大事にしている男性」だった。そんなわけで、せっかく就職した大企業も上司との不倫が原因で退職。新たに見つけたバイト先のコンビニでも、真面目に働く店長の左手の薬指に指輪を発見して・・・。
クリスマスから年越しまでの7日間。就職、恋愛、結婚など、誰もが経験するであろう最も普遍的な悩みをもつ4組のカップルに訪れた、人生のターニングポイント。来年はもっと幸せになりたいと願う彼らの、不安とトキメキに満ちた最高の1週間が始まる!
宇田みこ(辻千恵)は、遊園地の跡地にできたショッピングモールに残る、数時間に一回動くメリーゴーランドの受付をしており、受付時間外はゆるキャラくまの着ぐるみを着て、メリーゴーランドの前で風船を配っている。100%目の前の人のことを信じるみこは、その度に全力の愛で迎え入れるが、総じて男達は最後にはみこの前から去っていってしまう。そんな彼女についたあだ名は“恋愛体質純情セカンド”。誰かには誰かがいて、みこは誰かの唯一になれずに、メリーゴーランドに一人、回り続ける日々だったが・・・。
高層ビルにあるオフィスで働くソヨン。契約社員としての生活、誰にも打ち明けられないジンスとの社内恋愛、毎晩かかってくる母親からの電話。安定した生活を求めるソヨンを取り巻く環境は、どれも不安定なものばかり。これ以上絶えることができないと、彼女の中で緊張の糸がぷつんと切れてしまう。そんな時、オフィスの窓の外からロープにぶら下がったままソヨンを見つめる清掃員のグァヌと出会う。
広島の老舗ストリップ劇場に閉館が迫っていた。社長の木下は過去の華やかな時代を思い出す。最後のステージを飾るストリッパーたちが劇場にやってくる。この舞台で幕を引く有名ストリッパーや、謎めいた若い踊り子。閉館への日々に、木下は忘れていた遠き日の恋を思い出す。そして、最後の舞台の幕が上がる。観客たちはステージの裸の向こうに何かを見つめている。木下は劇場の終演に、胸の奥に隠していたダンサーとの秘密を思い出す。ステージの上に幻は眩しく輝き、木下は遠い昔の美しい夢を見る。
セーリングを楽しもうとヨットで一人沖に出た16歳のアレックス。突然の嵐に見舞われ転覆した彼を救助したのは、18歳のダヴィド。二人は急速に惹かれ合い、友情を超えやがて恋愛感情で結ばれる。アレックスにとってはこれが初めての恋だった。互いに深く想い合う中、ダヴィドの提案で「どちらかが先に死んだら、残された方はその墓の上で踊る」という誓いを立てる二人。しかし、ダヴィドの不慮の事故によって恋焦がれた日々は突如終わりを迎える。悲しみと絶望に暮れ、生きる希望を失ったアレックスを突き動かしたのは、ダヴィドとあの夜に交わした誓いだった─。
病を抱える16歳の女子高生ミラは、ふとしたことから孤独な不良青年モーゼスと出会い、恋に落ちる。両親のアナとヘンリーは、ミラの初めての恋を心配し猛反対するが、ミラは怖いもの知らずで自分を特別扱いせずに接してくれるモーゼスに惹かれ、彼との刺激的でカラフルに色づいた日々を駆け抜けていく―しかし…。
告白して気まずくなるくらいなら友達のままでいい。学校中の女子はもちろん、男子からも憧れの存在である桐谷蓮に想いを寄せる桜木莉乃は、そう思っていた。ところがある日、蓮の方から打ち明けられ、誰もがうらやむ両想いの日々が始まる。2人で過ごす時間が何よりも大切なものに変わる頃、「10万分の1」の確率でしか起こらない、ある運命が降りかかる。
内気なジャンヌにとって、楽しみはアトラクションのミニチュアを制作すること。彼女は幼い頃から通ってきたテーマパークの夜間スタッフとして働きはじめる。そこで彼女は新たに導入されたアトラクション“ムーブ・イット”に出会う。煌々と輝くライト、美しいメタリックのボディ、熱く流れる油圧のオイル、そのすべてに魅力されたジャンヌは恋に落ちる。ある夜、「“ジャンボ”って呼んでいい?」と語りかけるジャンヌだったが…。
学生時代から「自分を好きになってくれる女性」と、受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた、大伴恭一。ある日、大学の後輩・今ヶ瀬渉と7年ぶりに再会。「昔からずっと好きだった」と突然想いを告げられる。戸惑いを隠せない恭一だったが、今ヶ瀬のペースに乗せられ、ふたりは一緒に暮らすことに。ただひたすらにまっすぐな想いに、恭一も少しずつ心を開いていき…。しかし、恭一の昔の恋人・夏生が現れ、ふたりの関係が変わりはじめていく。
幼馴染のマティアスとマキシムは、友達の妹が撮る短編映画で、男性同士のキスシーンをお願いされる。その偶然のキスをきっかけに秘めていた互いへの気持ちに気付き始めるが、婚約者のいるマティアスは、思いもよらぬ相手へ芽生えた感情と衝動に戸惑いを隠せない。一方、マキシムはこれまでの友情が壊れてしまうことを恐れ、オーストラリアへと旅立つ準備をしていた。迫る別れの日を目前に、二人は本当の想いを確かめようとするのだがー。
「瀬名泉水」は有名芸能一家に生まれた唯一の凡人で、超オタクな漫画家志望の大学生。幼い頃の経験で芸能界を嫌っていた泉水だったが、あることがきっかけでTVCMに出演することに!そこで若手人気俳優「一条龍馬」と10年ぶりの再会を果たす。なんと彼は泉水を女性だと勘違いし、10年間恋心を抱き続けていた。男を好きになってしまった自分に困惑しつつも突き進む龍馬と、その思いにどう答えるのか戸惑う泉水。そこに過保護な兄「聖湖」のお節介や、切れ者「玲」の策略、さらには泉水の大々的芸能界デビュー計画が動き始めて…。果たして泉水は引きこもりを克服して、芸能界に足を踏み入れるのか?そして龍馬と泉水の恋は進展するのか!?
ビョングは将来のチャンピオンとして期待されるボクシングの才能の持ち主。練習に励んでいたが脳挫傷を患い、ボクサーとしての夢を断念することに。ジムの館長の計らいで雑用をこなして過ごすビョングは、ダイエットを目的に新規入会してきたミンジと出会う。天真爛漫なミンジに心を開いていくビョングは、韓国の伝統民族芸能パンソリとボクシングを融合させた“パンソリ・ボクサー”として再びボクシングの世界に復帰しようと…。
司法・訴訟史を専門とする大学教授のマリアは、付き合って25年、結婚して20年になるリシャールと二人暮らし。今ではすっかり“家族”になってしまった夫には内緒で、マリアは浮気を重ねていたが、ある日ついに夫にバレてしまう。怒ったリシャールと距離を置くため、マリアは一晩だけアパルトマンの真向かいにあるホテルの212号室へ。窓越しに夫の様子を眺めるマリアのもとに、なんと20年前の姿をした夫が現れ、さらには元カレたちも次々と登場、愛の魔法にかかった不思議な一夜が幕を開けた!
結婚を機に映画監督の夢を諦め、現在は北関東に住む主人公・ 大貫立夫 (森岡龍)と、別れた学生時代の恋人・満里奈(川上奈々美)との、約10年ぶりの再会をきっかけに、それぞれの青春に決着をつけるかのように深く求め合う、大人の男女のラブストーリー。
陸上部に所属するシーヘルは、チャンピオンシップ大会に向けて結成された強化チームに選ばれ、同じく選手として選ばれた自由快活で爽やかな少年マークと出会う。ある日、練習の後、チームメイトと泳ぎに出かけ二人きりになったシーヘルとマークとはお互いに引き寄せられるようキスをしてしまう。たった1度の15歳の眩しい夏、美しい時の中で少年は本当の恋を知る・・・
アメリカの国務長官として活躍する才色兼備なシャーロット・フィールドは、大統領選への出馬を目前としていた。そんなある日、シャーロットが出会ったのは、ジャーナリストのフレッド・フラスキー。才能はあるものの、頑固な性格があだとなり、職を失ってしまう。一見、接点もなく正反対な2人だったが、シャーロットはフレッドにとって、初恋の人だったのだ。予想外の再会を果たした2人は、思い出話に花を咲かせる。その後、シャーロットは若き日の自分をよく知るフレッドに、大統領選挙のスピーチ原稿作りを依頼。原稿を書き進めるうちに、いつしか惹かれ合っていく2人。しかし、越えなければならない高いハードルがいくつも待ち受けることに……
どこかつかみどころのない28歳の本田(佐々木大介)は定職に就かず、カレーで有名な都内のカフェでアルバイト店員として働いていた。ある日、彼はスーツケース一個に荷物を詰め込んで上京してきた23歳のアカリ(趣里)と出会う。本田は泊まる場所もないワケありの彼女を放っておくこともできず、自分のアパートに泊めることにする。
19世紀、パリ。著名な詩人の次女マリーは、新進気鋭の詩人ピエール・ルイスと恋に落ちる。しかし、2人の思いを知ってか知らずか、両親は金銭的理由から同じくマリーに思いを寄せていたピエールの親友で貴族出身の詩人アンリ・ド・レニエとの結婚を決めてしまう。打ちひしがれたピエールはアルジェリアに渡り、女性の痴態・官能美を写真に収めることに情熱を傾け退廃的な生活を送る。
17歳のシャオピンはダンスの才能を認められ、軍の文工団に入団。文工団は、歌や踊りを披露し兵士たちを時に慰め時に鼓舞する役割を担う歌舞団で、美しく才能あふれる若者たちが日々歌やダンスの練習を重ね芸術を競っていた。母と再婚相手の実家に居場所がなかったシャオピンは、新しい人生が始まる希望に胸をふくらませ入団したものの、周囲となじめなかったが、そんな彼女の唯一の支えは模範兵のリウ・フォン(ホアン・シュエン)だった。しかし時代が大きく変化する中、ある事件をきっかけに、リウ・フォンは文工団から戦争最前線の部隊へ送られ、二人の運命は非情な岐路を迎えるー。何十年にもわたるシャオピンとリウ・フォンの関係を軸に、文工団の若者たちの初恋と交錯する想いが、心に沁みる美しい音楽と踊りに彩られ、描かれる。
高校3年の夏、転校生のスンヒに一目惚れしたウヨン。スンヒをしつこく追いかけ回った末、ついに恋人同士になりそうだったその時―。「元気でね」という1本の電話を残したままスンヒは姿を消してしまい、ウヨンの初恋はこうして幕を下ろしてしまう。1年後、スンヒの行方を追って粘り強い努力で同じ大学に合格したウヨン。しかし、彼の前に立ちはだかったのは他でもない、スンヒの彼氏だった…!
震災で心に傷を負った由美は小さな飲み屋で働くことになる。店主の杉谷には謎めいたところがあった。彼は、記憶をすべて失い、山の中で発見されたのだ。8年が経ち、今では小さな小料理屋を任されるまでになったが、あたたかな人々に囲まれながらも彼の心はいつも怯え、自分が何者なのかわからない孤独を抱え込んでいたのだった。傷ついた魂を持つ杉谷と由美。ふたりはやがて心と体を寄り添い合わせるようになるのだが…。
東京で写真の勉強をしていたアオイ(桜庭ななみ)は、心臓移植の大手術を受けて命をつなぎ、療養を目的におじを頼って沖縄の美しい島へやってくる。夏祭りを目前に控えた島で、ポラロイドカメラを手に海岸を散歩していたアオイの耳に小さくトランペットの音色が響く。彼女が音を頼りに近づいていくと、ジオ(L.JOE)が絶壁の上で音を奏でていた。
ツチダは同棲中の恋人・せいいちのミュージシャンになる夢を叶えるため、内緒でキャバクラで働いていた。一方せいいちは毎日仕事もせずにダラダラと過ごす日々。しかし、ツチダがキャバクラの客と愛人関係になり生活費を稼いでいることを知ったせいいちは、心を入れ替え働き始める。そんな矢先、ツチダは昔の恋人・ハギオと偶然の再会を果たす。過去の思い出にしがみつくように、ハギオにのめり込んでいくツチダだったが・・・。
事故ですべての記憶を失い、音が色になって見える色聴を患ったシヒョンは、病院で出会った親友ジウォンと同居しながら音楽が耳に入らないよう、常に大きなヘッドホンをつけることで自身を守っていた。ある日、ジウォンの弟ウヒョクはシヒョンが寝言で口ずさんだロディが、シヒョンの過去を思い出す鍵になるのではないかという考えと共に本人にメロディを託すのだった。
そう遠くない未来に訪れる、デジタルな奇跡の恋物語?。この新たな近未来ロマンスは、機動力の高いスマートフォンで全編を撮影。主人公・遥を、若手実力派筆頭株の女優・森川葵が演じ、魅惑の声色で斎藤工が『ラヴ』の声を演じる。そして、近年ドラマ等での活躍が目覚ましい上杉柊平、モデル・タレントとしても大活躍中の中村アン、さらには芸人・石田明(NON STYLE)が脇を固め、スマートフォンが彼らの瑞々しい魅力を切り取る!
女優志願のロイは、ある時偶然舞台で踊り、初めて喝采を浴びる。ロイの才能を見抜いたドルセー伯爵の力を借り、パリ・オペラ座で踊る夢を叶えるために、ひとりアメリカから海を渡る。ロイのダンスを見たパリの観客は初めての体験に驚き、瞬く間にスターに。そして遂にオペラ座から出演オファーが舞い込む。無名だが輝くばかりの才能を放つイサドラを共演者に抜擢し、彼女への羨望と嫉妬に苦しみながらも舞台の準備を進めるロイ。しかし、そんな彼女に思わぬ試練と裏切りが待っていた──。
台湾に住む日本のドラマやアニメが大好きで大学でも日本語を専攻する女の子リン。日本が大震災に襲われた直後、リンのFacebookに日本人青年モギからメッセージが届く。モギは震災で復興支援に協力的な台湾の国民性や親日感情に興味を持ちメッセージを送ったのだった。そうして始まったリンとモギのFacebookでのやり取り。内容はたわいもないお互いの悩みや日々の出来事。そしてゴールデン・ウィーク、実際に台湾で出会った二人。縮まる二人の距離。そしてその日から、ただのチャットのやり取りが、二人にとってのデートになってゆく。やがてリンの淡い気持ちは日本へ、そしてモギの恋心は台湾の彼方へ飛んで行くのだった。
大学入学をひかえた夏休み。ジャックの予定といえば、親が勝手に決めたインターンシップがあるくらい。いつも「人生にはもっと“何か”があってもいいはず!」と口にしながらも冴えない日々を過ごしていた。しかし、そんなある日、美しいイヴリンと出会ったことで、ジャックの人生は一変して輝きだす―自由奔放なイヴリンと、ハイクラスな仲間と過ごす刺激的で充実した日々。この華やかな世界が、ずっと続くと思っていた・・・
フィンランドのヘルシンキ、子供たちの国際学校で出会ったサンミンとギホンは、遠く離れた北のキャンプ場に2人で向かうことになる。大雪で通行止めとなり、誰もいない真っ白な森の小屋で2人は体を重ね合わせ、互いの名前も知らないまま別れる。8か月後のソウル。フィンランドでのひとときを雪原が見せた夢だと思い、日常に戻ったサンミンの前に、突然ギホンが現れ、2人はどうしようもないほど熱く惹かれ恋に落ちる。
【第一章】1991年夏。民族対立の最中、恋人同士のセルビア人の娘イェレナとクロアチア人青年イヴァンは戦火を逃れ、明日にもザグレブへと引っ越す予定だ。2人が会っている間に村の境界線は封鎖され、帰宅したイェレナは兄に激しく叱責され、家から出ないよう命じられ・・・ 【第二章】2001年夏。紛争終結後、母ゾルカは家を改修するため、クロアチア人・アンテを雇う。娘ナタシャは兄を殺したクロアチア人である彼を受け入れられない。だが一方で、敵であるはずの男に激しく惹かれている自分に気付いていた。 【第三章】2011年夏。現代的に変化した街並み。大学生ルカは友人と故郷に向け車を走らせていた。かつてルカはセルビア人の恋人マリヤを妊娠させ、母親に仲を引き裂かれ、逃げるように故郷を後にしていた。ルカは今も隣村で暮らす彼女に会いに行く決心をする。
プロバスケチームのお荷物フォンは自意識過剰の自惚れ屋。初めて途中起用され、放ったシュートがチームの勝利を決めたことで更に図に乗った。それがコーチの逆鱗に触れて移籍話が成立。しかし、フォンが売り飛ばされた先は、北二高校の女子チームのコーチだった。それには裏事情が。南一高校に負け続けている北二高校が次も敗戦すると、美人教師ユンは南一高校理事の息子と結婚させられるのだ。彼女にひと目惚れしたフォンは…。
ドイツのフランクフルト空港。パイロットを夢みて密入国を試み捕まったロシア人青年アレクセイは、空港でエンジニアとして働くダックの手引きで不法入国者の収容所から脱出し、彼の下で空港の地下迷宮で暮らしながら働くことに。そこにはほかにもワケありの多種多様な不法入国者たちがいた。仕事はきついが、ベルトコンベアーで移動したり豪華な機内食の余りで食事をしたり。アレクセイは仲間たちと愉快な時間を過ごしていた。ある日、彼は空港で清掃係として働くインド人女性ニーシャと出会い恋に落ちる。フライトアテンダントを夢みる彼女だったが、祖国に残している三歳の息子のことを気にかけていた。そこでアレクセイは、インドからニーシャの息子を密入国させるために手を尽くすのだったが・・・。
7月31日、誕生日の夜。ライブの帰り道に、大学生の葵海は事故にあってしまう しかし、気が付くと葵海は教室にいた。日付は事故の1週間前―。動揺する葵海に、お互いに好きな想いをなかなか伝えられない幼なじみの陸が言う。「秘密を教える。俺、時間を戻せる。」葵海の運命を変えるため、陸は時間を遡れるレコードを使い、何度も時を戻していたのだ。「運命を変えられた。葵海はもう死なない。絶対に」想いが通じ合った二人は、恋人として日々をやり直すため1年前に戻る。周囲が羨むカップルとして幸せな日々を送る二人だったが、陸のタイムリープには葵海への一途な想いとともに重大な秘密が隠されていた―。「葵海のいない未来なんて、俺には意味がない」陸が自分の未来すべてをかけて自分を愛していることを知る葵海に、再び7月31日がやってくる―。
日本料理店でスシ職人を目指して働く青年ナビは、新しく引っ越してきたマンションの隣に住む旅行雑誌記者の女性イジョンと出会う。気さくながらも魅力溢れるイジョンだったが、更に目を引くのは彼女が飼っていた猫ヤンマだった。実はナビには猫の中に入り込んだ人間の魂と対話することができる不思議な能力があり、ヤンマには中年女性の魂が特別な理由により宿っていたのだった。
インドのカシミール地方で年老いた叔父と暮らす青年グルザール。貧しい田舎で生きることに嫌気がさした彼は、親友アフザルと一緒に故郷を捨てて大都会へ旅立つことを決心する。ところが出発した矢先、インド分離独立を訴えるイスラム教徒のデモが過激派し、インド政府は外出禁止令を発令。一時解除されるラマダンまで一週間足止めを食らった二人は、ダル湖の汚染調査にアメリカから来た女性研究者アシファを手伝い始める。グルザールは彼女に好意を抱くようになり、彼の心にある変化が生まれてくる。