福山城築城400周年で盛り上がる福山市で、市長の密着取材をするため東京からやってきた映像制作会社のディレクターが、ひょんなことから市長になりすますことになり、市民を巻き込んだ大騒動へと発展してゆく
自堕落な日々を過ごすフリーターの菅原裕一は、長年同棲している恋人・里美と、些細なことで言い合いになり、話し合うこともせず家を飛び出してしまう。その夜から、親友、バイト先の先輩や大学の後輩、姉のもとを渡り歩くが、ばつが悪くなるとその場から逃げ出し、ついには、母が1人で暮らす北海道・苫小牧の実家へ辿り着く。だが、母ともなぜか気まずくなり、雪降る街へ。行き場を無くし、途方に暮れる裕一は最果ての地で、思いがけず、かつて家族から逃げていった父と10年ぶりに再会する。「俺の家に来るか?」、父の誘いを受けた裕一は、ついにスマホの電源を切ってすべての人間関係を断つのだが―。
弁護士の神道楷は請負った裁判では連戦連勝の負け知らずで、事務所内でも不動のエースだった。しかし、楷には法の抜け穴を使い悪事を働く者たちに、直接裁きを下す“人斬り”としてのもう一つの顔があった。そうして勝ちに持ち込んだ訴訟も数知れず、正義に仕える仕置人として暗躍していたのだ。さらに彼は老舗のヤクザ、権藤組四代目組長・権藤平八朗の隠し子として生まれた出自を隠して生きていたのだが…。
新鮮組との抗争で組長の坂本(寺島進)が死亡し、鬼州組内部では次期組長の座を巡って混乱が広がっていた。坂本と妻・龍子(筒井真理子)の寵愛を受けていた若頭の沢木(朝井大智)は幹部の座から追われ・・・。一方、静也は好意を寄せる秋野との関係を続ける為には、日本から抗争をなくし、ヤクザの世界から身を引かなくてはと考えていた。その為に静也が提案したのはとんでもない提案だった!!そのことで双方の組には動揺が広がり、龍子は一人思い悩む。そして迎えた運命の日―。
「未来のことはわかんないからさ、とりあえず良いことが起こることにしとこう。」舞台は2020年11月17日。婚約をしたものの、コロナの影響で結婚式をすることができなかった20代の亮介(前原滉)とゆかり(大友花恋)。引っ越しの整理もままならない二人だが、都会から離れた町に住む真紀子(柳ゆり菜)の自宅で友人たちがお祝いパーティーを開いてくれることになり、稲田(中島歩)や圭吾(篠田諒)、そして真紀子の知り合いのインフルエンサーちひろ(めがね)らが集まる。しかし、自分の意見に合わせるばかりで、本音を話さない夫に不安を募らせていたゆかりは、彼の隠し事を知ってしまい、祝いの席に不穏な空気が漂ってしまう。同じ空の下、様々な人物がやり切れない想いを抱えて毎日を過ごしている。急増するデリバリー案件に答えながら出演舞台が中止になる日々を送る30代の若手俳優の片岡(アベラヒデノブ)、帰省できず里帰り出産のわが子を抱くこともできない40代のタクシードライバーの淡路(高橋努)、そして、学校イベントのほとんどが中止となり、長年の恋心さえも伝えられずにいる中学3年生の光輝(山時聡真)と鈴(佐々木悠華)。
田原総一朗と小泉純一郎元総理大臣との激論で飛び出したのは、これまで原発について語られてきた嘘の数々。政府代表者として原発を推進してきた立場である小泉純一郎が何故、原発反対の立場を取るようになっていったのか。数々の嘘が明らかになってきた今、政治家を引退した小泉元首相に去来する想いとは一体、何なのか。
刻は江戸時代。人里離れた沖津村の浜に村人の惨殺された死体が上がる。邪教集団・紅魔衆の首領・螭鮫士郎は不老不死の力を得る為に呪術を使い、鮫を操る事によって村で採れる真珠を強制的に村人から巻き上げていたのだ。この状況に業を煮やした村長は、助太刀を頼むべく村外れの寺にいる用心棒の潮崎小太郎に会いに行く。報酬とともにその仕事を一旦引き受ける小太郎だが、その行く手を菊魔と名乗る女忍者が遮ってきた。村人の沙代を生贄として鮫士郎に捧げようとする村長に反発する信助と共に、鮫士郎に戦いを挑む小太郎だが、その前に現れたのは、この世の物とは思えない巨大な鮫...。遂に実現する、忍者対鮫の究極バトル!生き残るのはどっちだ!!
連続在任日数2822日を誇った歴代最長在任総理大臣・故安倍晋三。総理退任後も、凶弾に倒れるまでキングメーカーと称され、群を抜く影響力を維持していた。タカ派的な外交政策と所謂“アベノミクス”に代表される経済政策を行い、高い人気を誇った半面、物議を醸す言動やスキャンダルの絶えない人物だった。昨今の日本は分断と格差が広がり、選挙に勝てば問題も疑惑も忘れ去られるという悪習が政治に根付いてしまった。果たして“美しき国、日本”をスローガンに掲げていた安倍元総理とはいったい何者であったのか。この国に遺したものは何だったのか。
“本音で話す”って、どういうことだろう?主人公のマイ(門脇佳奈子)は、ある日突然、シュシュ、猿のぬいぐるみ、ピアスなどのモノ(物)と会話が出来るようになった高校2年生の女の子。他人に本音を語らなかったマイは、モノと会話をできるようになることで次第に変化していくが…。「自分がどんどんイヤな奴になってるの、気づかないの?」親友ユウコ(上西恵・NMB48)との友情、学級内ヒエラルキー、恋愛、そして、諦めたはずの夢―マイを取り巻く様々な事象は、思わぬ方向に進んでしまうのだった。
敗戦の色濃い太平洋戦争の末期、爆弾を抱えたゼロ戦で、アメリカの軍隊に体当たり攻撃を命じられた若者たちがいた。生きて帰ることのない「神風特別攻撃隊=カミカゼ」と呼ばれた若者たちだ。戦闘機の教育訓練部隊だった「筑波海軍航空隊」(茨城県笠間市)でも84名の若者が沖縄戦のための特攻隊に編入され、60名が亡くなった。その中心は、学徒出陣によって大学を中途で辞め、特攻隊に志願した若者たちだった。「お国のために」命を投げ出すしかなかった、時代の空気の中での志願だった。戦後70年を経た今日では、戦争経験者の高齢化が進み、その体験が語られる機会が失われつつある。この間、日本は平和への道を歩んできた。その厳しい出発点としての“戦争”を、元特攻隊員の珠玉のメッセージを軸に描いた、迫真のドキュメンタリー。
「もっとも残酷で美しいラブストーリーが鳴り響く」20代後半の主人公の公平はアルバイトをしながら売れないバンドを続けている。バンドではキーボードと作詞・作曲を担当。公平の作曲の才能を信じるメンバーもいたが、中々上手くいかない状況が公平の作る曲のせいだというメンバーもいた。公平にとって大切だと思っていたバンドメンバーとの関係は活動を続けていくほど悪くなっていく。また公平の彼女の珠江も彼を支えながらも、2人の将来に不安を募らせていた。ある日、大切なモノを失うという公平が1番恐れていた現実に直面する。メンバーが起こした“ある事件”をきっかけに、複雑に交錯していく人間関係。裏切りやバンドの解散、街の愚連隊組織をまとめる公平の幼なじみの“歪”な決断。そして大切な彼女との別れ。夢は一瞬で消え、現実に押し潰される公平。恐れていたように全てを失う。だが公平は二度と全てが戻らないと理解しながらも新しいバンドを立ち上げ、自ら歌う歌が新しい道を切り開く。
日々、心霊・オカルトを多角的に調査するチーム「心霊調査ビッグサマー」の元に一本の動画が送られてきた。あるカップルユーチューバーが心霊スポットに行った映像。廃井戸の中から、異形な生き物が姿を現し、カップルの女性を襲ったというのだ。その後、女性は行方不明となってしまう。果たして異形のモノの正体とは?心霊調査ビッグサマーは命がけの調査を開始する……。
建築会社の契約社員として働く櫻川優子は、通称「5年ルール」が原因で正社員になる前に雇い止めを宣告される。優子はかつて諦めた教員になる夢を叶えるべく、24歳にして大学進学を志す。そのことで母親や婚約者、友人との間で生じる問題とも向きあいながら、優子は歩みを進めていく。
天界と地上の間にある街、三ツ瀬。美しい海を見下ろす山の上に、老舗旅館「天間荘」がある。切り盛りするのは若女将の天間のぞみ(大島優子)だ。のぞみの妹・かなえ(門脇麦)はイルカのトレーナー。ふたりの母親にして大女将の恵子(寺島しのぶ)は逃げた父親をいまだに恨んでいる。ある日、小川たまえ(のん)という少女が謎の女性・イズコ(柴咲コウ)に連れられて天間荘にやってきた。たまえはのぞみとかなえの腹違いの妹で、現世では天涯孤独の身。交通事故にあい、臨死状態に陥ったのだった。イズコはたまえに言う。「天間荘で魂の疲れを癒して、肉体に戻るか、そのまま天界へ旅立つのか決めたらいいわ」。しかし、たまえは天間荘に客として泊まるのではなく、働かせてほしいと申し出る。そもそも三ツ瀬とは何なのか?天間荘の真の役割とは?
信州上田の病院。上田出身の老作家、新藤幸一郎は肺ガンにより余命を宣告されていた。担当の看護師滝田希美は、看護学校を卒業して故郷に戻ってきた。昔のように情熱が出ないと言う新藤に、希美は情熱は出ると思えば絶対に!と言うが…
ブン太こと紀伊国屋文左衛門(越岡裕貴)は、モン太こと近松門左衛門(工藤美桜)とバディを組み、「人生の幕は自分でおろすな」と、心中希望のカップルに芝居を打たせ助けている。溜まり場どっぐかふぇ「いずもや」で、芸人・犬屋敷郎府(室龍太)などと交流を深めている時、アルバイトに来たヤスベーこと堀部安兵衛(寺西拓人)が赤穂浪士で、吉良上野介義央(岸谷五朗)への仇討ちを目論んでいることを知る。寺坂吉右衛門(高田翔)ら赤穂浪士が江戸に集結する中、ブン太はモン太と共に一計を案じる。しかし、討ち入りの裏には、10年前に南町奉行の大岡越前守忠相(原嘉孝)と、諸国を巡って情報収集していた松尾芭蕉(竹中直人)が戦った反乱軍による企みがあった。しかも、それによってブン太の秘密も明らかに……。
総長の座を引き受けた静也は、平和な社会を作る新しいヤクザになるべく、街の清掃やぼったくり店の摘発など、クリーンな活動を展開していく。一方その頃、新鮮組を倒して関東進出を目論む関西最大の暴力団・鬼州組の内部では、新鮮組との対決方法をめぐって総長と幹部との間で対立が深まっていた。暴走した一部の組員が次々と新鮮組が管理する風俗店やカジノに攻め込むようになる中、あくまで穏便な方法での解決を目指す静也と息巻く組員との対立も深まっていく。そんな中、静也の同僚・秋野明美(筧美和子)の身に・・・!!そしてついに、新鮮組と鬼州組の全面対決が始まる―。
何もないと思っていた場所に、ずっとそこにいたくなる風景があり、言葉に出さなくても多くのことをわかりあえる存在があった。世界で一番となりの木と離れている木の話、砂漠の深い深いところに眠る大きな湖の女神の話、など7話のオムニバス。サハラ砂漠の真ん中にあるキャンプで2年間を過ごした唯一の日本人女性フクダヒデコと、2015年ボローニャ国際絵本原画展入選作家イヌイマサノリが作り上げた珠玉の絵本を映像化。
心霊ドキュメンタリーといえば、他の追随を許さない『ほんとにあった!呪いのビデオ』!日本全国でほん呪フリーク増殖中!20周年を記念したオールナイト上映会では、テアトル新宿200席が即日完売!ヴィレッジヴァンガードでコラボグッズ販売!Base Ball Bearの小出祐介氏がラジオでほん呪愛を語るなど、アニバーサリーは大盛りあがり!この勢いは止まらない!22年目に突入し、ますます進化し続ける心霊ドキュメンタリーの金字塔、最新作!
11歳の女の子・楓(田中千空)は、ある日突然授業中に倒れてしまい、「急性骨髄性白血病」と診断される。幼い楓にとって、抗がん剤治療や放射線治療は過酷でしかなかったが、隣のベッドで同じ病気と闘っている与志(海津陽)だけが唯一の心の支えだった。同じ頃、IT企業を経営する柳井健吾(崔哲浩)は最愛の娘を白血病で亡くしてしまう。経営者の健吾は仕事を優先せざるを得なかったが、娘を失ったことで、幸せだと思っていた家庭は崩壊へと向かってしまう。全てを失ってしまった健吾にとって、今や一通の手紙でのみ交流があった、見知らぬ女の子の骨髄ドナーになれたことだけが人生で唯一の誇れることだった。かけがえのない人を失いながら、それでも懸命に生きていこうとする一人の男と大人になった一人の少女(倉野尾成美)。異なる人生を歩みながら探し求めた、それぞれの「いちばん逢いたいひと」とは。。。
かつて青春時代を過ごした町・銀平町に帰ってきた一文無しの青年・近藤は、ひょんなことから映画好きのホームレスの佐藤と、映画館“銀平スカラ座”の支配人・梶原と出会い、バイトを始める。同僚のスタッフ、老練な映写技師、個性豊かな映画館の常連客との出会いを経て、近藤はかつての自分と向き合い始めるが……。
女優で劇作家のナオミ(中原翔子)は一夏借りた山荘で、かつて自分の夫を略奪した女優ミズキ(河野知美)を呼び寄せ、芝居の稽古を始める。題材となるのはある謎めいた母親殺しの事件だった。マネージャーの大牟田(横井翔二郎)と共にやって来たミズキは、母親を殺した娘の役を演じるにつれ、事件が起きたのはこの屋敷ではないかと疑い始める・・・
東京・三軒茶屋の雑居ビル。そこにある某芸能プロダクションがレッスンスタジオとして使用しているフロアは、昼夜を問わず様々な超常現象が多発することで広く知られ、すでに数多くのメディアに取り上げられている。部屋中に漂う線香の臭い、誰もいない部屋で揺れるカーテンやスケジュール表、振動し、点滅する照明器具、ドン!ドン!と壁を激しく叩く音や声、水を吹き出す鏡…。トリックもフェイクもCGも一切なしのリアルなポルターガイスト現象、そしてカメラの前に人間の姿をした白い影が浮き上がり、人間が入れるはずのない場所から白い手が現われた!ホラードキュメンタリーの歴史を変える真実の記録!!
あおい(山岸逢花)は婚活活動が実り、高収入で仕事のできる年上の男、誠と結婚することになった。幼なじみの楓太は、都会で映像関係の仕事をしていたが辞めてしまい無職となったが、彼女の結婚式に招待され久しぶりに実家に戻ってきた。久しぶりに再開した2人は、昔話に花を咲かせる。結婚式前の3日間に起こった2人だけの出来事・・・。
400年に一度の謝肉祭がやってくる。謝肉祭の7日前、全国の神の中から三人の神、ワラウ神・ミル神・オドル神が選ばれ、合宿所に集められた。三人のうち二人の神は、祭り本番の舞台で死ななくてはならない。それはしきたりであり、大きな名誉である。誰が選ばれ、誰が残るのか。そしてどうやって決めるのか。集められた三人の神は話し合いを始めるが、話は的を射ない。3日目、大神様が三人の元に現れる。祭りへのプレッシャーをかける大神。三人の心は掻き乱されていく。
吉田那月(25)の元に差出人不明の一枚の絵葉書が届く。絵葉書にはエベレストの風景が描かれていた。那月は絵葉書の差出人が2年前にエベレストで行方不明になった兄ではないかと気づき、東京から兄を探しにネパールへとやってくる。兄は名の知れた登山家だったが、那月は10年間会っていなかった。兄はなぜ山へ向かったのか?兄はどんな人だったのか?那月は兄のことを何も知らないことに気づく。那月は兄への思いを寄せながら、エベレストへと向かって行く。しかし那月は登山中に高山病で倒れてしまう。那月は兄をサポートしていたシェルパに助けられる。シェルパは那月に連れて行きたい場所があると告げる。目的の場所に到着する2人。そこにはガンジス川に合流する河川バグマティーリバーがあり、河岸にはネパール最大のヒンドゥー教寺院パシュパティナート(火葬場)があった。バグマティーはヒマラヤ山脈を源流とする河川である。那月は、聖なる河バグマティー川で燃えていく死者の姿を目撃するのだった。
海の自然と先人たちの文化的蓄積に囲まれた季節の移ろいの中に、塩飽諸島本島の人と暮らしを描き、そこに近未来・日本の縮図、そのあるべき姿のひとつを発見する。ひとりの島民の言葉が映画を象徴的に語っている。
これだけのミュージシャンを見逃していたのはメディアの責任かもしれないな…血や国の境界線を歌が超えていく30年、不屈の軌跡
答えはひとつ バランスをとること。自然と人間のこと…須磨から世界へ発信します!
東京のとある動物病院。そこには、朝早くから夜遅くまで、怪我や病気、そして命の危機を迫られている犬や猫、小動物などがひっきりなしにやってくる。そこでは、人と動物の間にさまざまなドラマが繰り広げられている。その一つが、入院していた瀕死のポメラニアンの『もふ』の物語。熱海での土石流災害の時に救助に向かった災害救助犬の『太陽』。「俺は犬が嫌いだったんだよね」と話す、目が不自由な老人と盲導犬の『シャンテル』。「この子が車に轢かれそうになることを教えてくれたんですよ」。耳が不自由な女性と聴導犬の『ぜん』。サーフィン中の事故で胸から下が不自由になったサーファーと介助犬の『ダイキチ』。人生に光をもたらした犬と人との物語。東日本大地震で、取り残されてしまった被災犬。命をかけて保護する人たちの決意と勇気の物語。集中治療室で闘病中の女の子。そっと寄り添い心に温もりを与え続けるセラピードッグたちと治療を乗り越えた女の子の物語。生死を決めなければいけない愛ある決断をした飼い主の胸の内の物語。犬と人との物語はさらに続く…。
ある夏の夜、なっちゃんが死んだ。つまらない冗談を言っては「笑いなさいよ!」と一人でツッコミを入れていたなっちゃんは、新宿二丁目で食事処を営むママ。その店で働くモリリンはドラァグクイーン仲間のバージンとズブ子を呼び出す。彼らがまず考えたのは、なっちゃんが家族にオネエであることをカミングアウトしていなかったこと。証拠を隠すためなっちゃんの自宅に侵入した3人は、なっちゃんの母・恵子と出くわしてしまう。何とかその場を取り繕った彼らだが、恵子から岐阜県郡上市の実家で行われる葬儀に誘われてしまい、なっちゃんの“ひみつ”を隠し通すため“普通のおじさん”に扮し、一路郡上八幡へ向かうことになる……。
成長を遂げた三姉妹の「遥かなる旅路」。航空機事故で両親を亡くした三姉妹、空・耶麻・緑。YouTubeドラマでは両親が遺してくれた荒廃したキャンプ場の再開から始まり、新たな仲間との出会い、次々と立ちはだかる壁を乗り越え成長していく姿を映し出してきました。今回、舞台となるのは鎌倉。三姉妹はキャンプ場で出会った加賀美と旅行へ出掛けます。航空事故から1年―。未だ、両親の事を想う三姉妹。母の形見のワンピースを持ち歩く三女・緑。両親の夢を見る次女・耶麻。弱音を吐かず、気丈に振る舞う長女・空。そんな中、三姉妹の前に亡くなった母親そっくりの留美が現れる。そして、最後に起こる奇跡…。
関東最大規模の暴力団新鮮組のひとり息子近藤静也。けれど、彼は「ヤクザなんて嫌い、カタギとして平和に生きたい」と願い、デザイン会社で働き、イマドキの草食系男子として生きている。仕事ができないと怒られながらも、同僚の秋野さんに淡い恋心を抱き、普通に働く毎日。それが静也の幸せ。しかし、そんな静也の生活が一変する事件が起きるのだった・・・。普通に生きたいだけなのに、新鮮組の危機に直面した静也。いったいその危機とは!?そして新鮮組の行く末は・・・!?
物心ついた頃から「恋愛が何なのかわからないし、いつまで経ってもそんな感情が湧いてこない」自分に不安を抱きながらも、マイペースで生きてきた蘇畑佳純(そばた・かすみ)は30歳になった。大学では音楽の道を志すも挫折し、現在は地元に戻りコールセンターで苦情対応に追われる。妹の結婚・妊娠もあり、母から頻繁に「恋人いないの?」「作る努力をしなさい!」とプレッシャーをかけられる毎日。ついには無断でお見合いをセッティングされる始末。しかし、そのお見合いの席で、佳純は結婚よりも友達付き合いを望む男性と出会う…
コメディが得意なアメリカ人の映像ディレクター・スティーヴは、3.11のドキュメンタリーを作るために来日するが、被災地を訪れた際に見かけた演劇の舞台をきっかけにコメディ映画を作ろうと考えを改める。取材を重ねる中で当時の被災状況を目の当たりにし、かつ週刊誌に誹謗中傷の記事が出るなど、映画製作には暗雲が立ち込めてしまう。しかし彼には映画を撮らなければならない理由があった。一方、3.11で息子を亡くし、ロサンゼルスに移り住んだ日本人シンガーの麗子。歌のせいで息子を失ったという罪悪感に苛まれ、失意の中で日本に残してきた夫と向き合えないままでいた。ある時彼女は夫からの手紙の中にあるものを見つけて・・・
広島県福山市。とある高校三年生たちは18歳で新成人になるという人生の岐路に立たされていた。主人公の愛理は新聞部に所属。毎年行っている街の観光PRポスターの制作を楽しみにしていたが今年は中止になってしまう。代わりのPR企画を提案しようとクラスに協力を呼びかけ、愛理はみんなの協力の元、ある一つの答えに辿り着く。将来、恋愛、友人との関係。自身の未来に思い悩む18歳を切り取った、眩い青春の成長物語。
町の古い一軒家に暮らす武藤 千夏(吉田 美月喜)と、母の昭子(常盤 貴子)は、慎ましくも笑いの絶えない日々を過ごしていた。小説家を目指し念願の芸大に合格した千夏は、授業で出された創作課題「初恋の思い出」の事で頭を悩ませている。千夏にとって初恋は、忘れられない一言のせいで苦い思い出になっていた。その言葉は今でも千夏の胸に“しこり”のように残ったままだ。だが、初恋の相手である川柳 光輝(奥平 大兼)と再会した千夏は、再び自分の胸が踊り出すのを感じ、その想いを小説に綴っていくことにする。一方、母の昭子も、職場に赴任してきた木村 基晴(三浦 誠己)の不器用だけど屈託のない人柄に興味を惹かれはじめており、20年ぶりにやってきたトキメキを同僚の花内 透子(前田 敦子)にからかわれていた。親子ふたりして恋がはじまる予感に浮き足立つ毎日。そんなある日、昭子は千夏の部屋で“乳がん検診の再検査”の通知を見つけてしまう。娘の身を案じた昭子は本人以上にネガティブになっていく。だが千夏は光輝との距離が少しずつ縮まるのを感じ、それどころではない。「こんなに胸が高鳴っているのに、病気になんかなるわけない」と不安をごまかすように自分に言い聞かせる。少しずつ親子の気持ちがすれ違い始めた矢先、医師から再検査の結果が告げられる。初恋の胸の高鳴りは、いつしか胸さわぎに変わっていった……。
2009年、ゲイの知人から「私たちのような人間は撮らないのか」と問われ、性的マイノリティを俯瞰的に取り上げたドキュメンタリーが今までなかったことを知った。カメラを向け、彼らと向き合うことで「常識の外側で生きる存在」でありながら「他者を排除しない、優劣をつけない生き方」に共感、「自分の中の普通」が溶けていく体験をした。撮影は2012年の淀川河川敷のパーティーから始まり、大阪・神戸・京都、そしてパリへと昇華されて、異形の宴のクライマックスで大団円を迎える。異性装、ニューハーフ、SM、タトゥなどが特異なカルチャーでなく、一般的なファッションやアートとして定着している中、自らの性に忠実・誠実に生きる彼らの多様な生き方に迫った。人間とは?性とは?人と人が繋がるとは?今、新しい感性のメッセージが見えてくる。
母娘が暮らすのは、人が行き交うビジネス街の北浜。荒ぶれるママリンを家に閉じこめるのをやめて徘徊につき合うようになると、ご近所やお店の人の目に留まり、さりげなく自然に助けてくれるようになった。引きこもるのではなく露出系。認知症のママリンと暮らすことが、どうしても避けられないことなら、それをありのままに受け入れるしかない。しかし逆に言えば、介護という制約に縛られる必要もない。ママリンを連れて居酒屋やバーにも行くし、ギャラリーのお客さんにも紹介する。隠すのではなくお披露目系。しかし、その徘徊は尋常ではない。6年間で歩いた距離は大阪/ 東京3往復分。一体どこまで歩くのか…、認知症と健常者の智恵比べ、体力勝負の根性試し。そして、さんざん歩いたママリンも老いには勝てぬで、健常者の勝ちのような…。感情の介護ではなく実験系。そんなちょっと普通じゃない、でも母娘にとっては普通の日々のドキュメンタリー映画。決してお涙頂戴ではない、アヴァンギャルドな映画です。
人は忘れる生き物である。そしてまた、人は忘れない生き物でもある。1995年1月 阪神淡路大震災。神戸市兵庫区は甚大な被害を受けた地区の一つだ。あれから20年、いまだ震災前の人口は戻らず、高齢化はさらに進んだ。「一面の焼け野原、震災は戦災と同じやった」そう語る人もいる。彼らは過去を生きているのではない。今ここを生きている。嘆くのでも恨むのでもない。ささやかなハレとケ。淡々と自らの命を紡ぐ日々。かれらの経験から学ぶことは今しか出来ない。いや、もう十分に遅すぎる。“大きな出来事”を体験した“小さな人たち”は、上から大声で叫ぶのではない。私たちと同じ目の高さから自分にも言い聞かせるように、小さな声で語りかける。一つ一つは何処にでもある取るに足らない出来事かもしれない。しかし、かけがえのない“小さな言葉”は“遠くまで”届く。死者に、未来に届く。そして、静かに強く長く残る。阪神淡路大震災10年目を契機に始まった兵庫モダンシニアファッションショー。12月の本番まで8ヶ月間に亘り、ショーに関わる人々の姿を追った。歳月とは?忘れるとは?変わるとは?日常とは?ハレの日とは?装うとは?そして人が人と生きるとは?正しい答なんて何処にもないのかもしれない。それでも人々は生きる。淡々と、限られた生を、死者たちに与えられた生を。
台湾から沖縄・西表島に渡って80余年。1人の女性の人生から浮かび上がる、家族の記憶と忘れ去られた炭鉱の知られざる歴史とは…。台湾の異才・黄インイク監督、『海の彼方』に続く長編ドキュメンタリー映画、第二弾!琉球弧の南端に位置する、熱帯林に囲まれた西表島。希少な動植物が生息し、近年は世界自然遺産登録で盛り上がる“秘境の島”には、人知れず眠る巨大な炭鉱があった。明治19年から第二次大戦後の一時期までの60年余り、島の西部に存在する炭層での採炭が行われていた。その労働環境の過酷さから悪名が高かった西表炭鉱だが、廃坑となって久しい現在、忘れられた記憶となりつつある。カメラは、西表島に住む1人の女性が迎えた人生の“最期”に寄り添う。廃坑を無秩序に覆う緑、そこを住処とするイノシシの群れ、そして廃坑を見つめる90歳の女性・橋間良子。10歳で父に台湾から連れられ、人生のほとんどをこの島で過ごした彼女は、たった1人で誰もいない家を守る。眠れない夜には、忘れたくても捨てられない記憶たち――島を出て音信不通となった子ども、炭鉱の暗い過去、父への問いかけ――が彼女を襲う。希望、怒り、不安、そして後悔――彼女が人生最期に放つ静かな輝きが、この一作に凝縮される。
潔癖症で、人付き合いが苦手な昔堅気のヤクザの金田(42才)と20年以上前にプチブレークした男性アイドル、今は地下アイドルとして活動してる小太りの東(44才)芸名あずぽん。金田は、やりたくもない借金取り立てを命じられて両親と住むあずぽんの自宅に行く。お互い正反対の二人が色々な事を通して交流を深めていく。金田はどう変わっていくのか?
2014年、鹿児島の桜島のふもとで日本で1番小さなフェス「WALK INN FES!」が産声を上げた。若者たちのカリスマ横山健(Hi-STANDARD)にして「血の通ったフェス」と言わせたWALK INN FES!は、地元の鹿児島バンドとメジャーのゲストバンドが同じステージに立つ。「僕らの街は、僕らで創る。」のテーマ通り、スポンサーも募らず、プロのイベンターを使わず、出演するバンドマンたちがステージを設営し、2014年から年々出演バンド数や動員を増やしていった。規則の明文化や禁止行為を極力無くし、お客が自ら考えるフェスとして参加者もさまざまなジャンルに広がり、それは「ロック、音楽を利用したローカル自立のアーキタイプ」でもあり、まさに小さな「街」のような存在になった。しかし、2020年、コロナウィルスの猛威が世界を覆いつくし音楽フェスティバルは世の中から消えた。人の居なくなった「街」はこのまま終わってしまうのか? Ken Yokoyama、TOSHI-LOW(BRAHMAN)、the band apartなど若者のカリスマアーティストたちが「仲間」と呼ぶ主催者 野間太一。野間は何を考えこの街を創ったのか?この小さなフェスがなぜ人々を魅了するのか?ステージMC、インタビュー、鹿児島、東北、数々の映像の断片が圧倒的な熱量を持ってその魅力を紐解いていく。映画は全編を通して、WALK INN FES!と共に10年を生きてきた1人の少女の語りべとなり物語は進んでいく。初めてのフェスで喜怒哀楽の感情に目覚めた少女、急速に成長していく自我、やがて「街の記録」は、「少女の記憶」と融合して、その意識のコアにたどり着く。
就職活動中の大学生・慶子(佐々木ありさ)は、ある日、自分に想いを寄せていた人物が自死した事を知る。自分が原因だったのではと思い悩む慶子に、同級生・真美(加藤小夏)は彼氏・拓也(平田雄也)を介し、拓也が主催する劇団の劇団員・和夫(水沢林太郎)を慶子に紹介しようとする。だが、拓也に会った慶子は彼に特別な感情を抱いて行く。そして、日常の闇に潜むように生きる何者でもない青年・宮田(遠藤健慎)は、ある時慶子に出会うのだが……。
お金のこと、人間関係、社会保障のこと、そして生きていけるのか…そんな根本的な不安を抱え生きづらい若者はたくさんいます。プラス、女性特有の生きづらさも「いつ結婚するの?」「子どもは早い方がいいよ」「二人目は?」・・・そんな事言われても…無理じゃんどこにそんな余裕あるの?これ、本音。が、そんな「生きづらい」社会で、「生きやすく」生きている人たちもいます。ただ自由にしているのではなく、きちんと生活も営みながら。生き方を変えたい人たちはたくさんいるけど、本当に変えられる人ってどれだけいるのだろう。その一歩ってなんだろう?何が彼女らを変えたのだろう?初めから生きやすかったの?7人の女性たちを通じて見えてきたもの東京、大阪、札幌に住む女性たちがタイニーハウスに触れて何かが変わった。北海道の雄大な自然の癒しと、シンプルに生きることを選択した女性たちの生き方から、もう少し気楽に生きていけるヒントを探し出します選択肢のある世の中を探して…
都会育ちの唯(竹内有紀)は田舎暮らしに憧れ、農業体験を通じて夫と出会った。夫の治虫は優しくて真面目、美人で働き者の嫁が来たと地元仲間に自慢している。男やもめの義父、泰三は野菜や果物の知識が豊富でマイスターと呼ばれているが、唯の農作業中に見え隠れする下着を覗いたりと、ちょっとエッチなところもある。ひとつ屋根の下、3人で仲良く暮らしていたが、泰三が婚活をしに都会に出かけると言いいだした・・・。
ある植物園、ふたりの少女が互いに宿命を解析しようとする。(『アリアとマリア』)とある男女が、キャンピングカーで旅に出る。(『Blue Through』)監督からの手紙を基に、大森靖子が楽曲を書き下ろし、喪失と祈りの物語が展開する。(『M』)
若くして小説家デビューするも、その後は鳴かず飛ばず、同棲中だった恋人にも去られ、鬱屈とした日々を送る慎一(山田裕貴)。そんな彼のもとに、友人の元妻、裕子(松本まりか)が、幼い息子アキラを連れて引っ越してくる。慎一が恋人と暮らしていた一軒家を、離婚して行き場を失った2人に提供し、自身は離れのプレハブで寝起きするという、いびつな「半同居」生活が始まるのだが…。
「花折り」(1968年/14分)■「鬼」(1972年/8分)■「旅」(1973年/12分)■「詩人の生涯」(1974年/19分) 原作:安部公房■「道成寺」(1976年/19分)■「火宅」(1979年/19分)
「花ともぐら」(1970年/16分) 原作:絵本『花とひみつ』 星新一・作 和田誠・画■「チコタン ぼくのおよめさん」(1971年/11分)■「モチモチの木」(1972年/17分) 原作:斎藤隆介■「サクラより愛をのせて」(1976年/3分)■「おこんじょうるり」(1982年/26分) 原作:さねとうあきら■「注文の多い料理店」(1991年/19分) 原作:宮沢賢治
子どもの頃から女性になることを夢見ていた未悠。家族へのカミングアウトは高校のとき、大学に入って女装も始めた。大学三回生の春休み、念願の性別適合手術を受けることになった。女性として社会に出るために。映画は半年間に亘り未悠に寄り添った。家族との真摯な話し合い、友人たちとの本音爆笑トーク、教員たちの学内意識改革、臨場心理士の思い、医師の覚悟、LGBT関係者のパートナーズ婚のすすめ…。そこから浮かび上がるのは、摩訶不思議で愛おしい人間の姿あった。
松尾俊二は、1950年に神戸で生まれた。俊二の運命を決めたのは17歳のとき。女性雑誌に掲載された「ニューヨークで活躍するヘアデザイナー須賀勇介」の記事だった。俊二は世界的ヘアデザイナーを目指しニューヨークに渡り、須賀の弟子となる。10年後に独立し、高級サロンZIBAを展開。ヴォーグやエルなどで、有名ファッションモデル、ハリウッド女優と仕事を重ねた。ニューヨークではゲイを公表し、アメリカ人パートナーと20年過ごす。90年代に入りアジアの時代を予見、ニューヨークを離れる。インドネシアでの苦境を経験後、シンガポールを拠点にアジアに店舗を展開。2008年には、シンガポール政府から日本人起業家として初となるSpirit of Enterpriseを受賞した。2014年、肝臓ガンを発症。診察のため一時帰国した俊二の目に映ったのは、日本の高齢者の色の無い服装と元気の無さだった。その時突然、俊二にインスピレーションが生まれた。高齢者を元気にしたい!Makeover Magicという高齢者のためのファッションショーを発案、シンガポール・東京・神戸…と、世界トップレベルのショーを開催していった。2018年、肝臓がんが膵臓に転移。神戸の実家で最後の日々を迎えることになった。俊二は死に直面しても生きる意味を忘れなかった。死ぬ前にやり遂げること…、神戸でのMakeover Magicの開催、次世代のヘアデザイナーのための本の執筆、そしてドキュメンタリー映画の製作。俊二は死の40日前、田中幸夫監督を自宅に招いた。
同棲していた恋人に振られた陽平(萩原利久)の部屋に、突如姿を現す幽霊の愛助(久保史緒里)。ずっと部屋に住む陽平のことを観察していたという愛助は、「優しいふりして面倒な事から逃げているから、恋人にも逃げられた」と、いきなり上から目線でダメ出しをする。かと思いきや生きている間に恋愛を経験しなかった愛助は、男女が“付き合う”ことに興味津々で、陽平に質問攻めの毎日。最初は煙たがり、何とかして愛助を除霊しようとする陽平だが、人間の女の子と変わらない愛助との時間に居心地の良さを感じ始める。一方、陽平に想いを寄せる同僚の果南(小野莉奈)は、陽平の身に起こる異変に気づき始め……?交わらない世界に生きる愛助と陽平に、ちょっぴり切なくてハートフルな運命が待ち受ける――。
高校2年生の舞と智樹は中学時代のクラスメイトの葬儀の帰り、久しぶりに二人きりで神田川沿いで自転車を押していた。二人は互いに気があったものの、思いを伝えられず別々の高校へ進学していたが、どうもその気持ちはまだ続いているようだ。東京都杉並区永福町の幸福橋から高井戸方面へ神田川沿いを上る二人は、上下オレンジ色のスウェットに両手首を縄で縛られ倒れている謎の男に遭遇するが、その遭遇がきっかけで八幡神社へ行くことになる。神社で亡きクラスメイトが書いた絵馬を発見した二人は、そこに書かれた彼の願いを胸に込めて神田川の源流である井の頭恩賜公園へ向かうことに。
明治から令和へ、『百試千改』の言葉が、消えかかったモノづくりの魂に明かりを灯す!永峰明日香は東京で夢破れ、故郷広島へ。実家は三浦仙三郎の杜氏の末裔が継いだ酒蔵。養女である明日香は、幼き頃から酒造りに興味を持っていたものの、実家を継ぐことは、そぐわないと避けて生きてきた。目標を見失っていた明日香は父・亮治が「家宝」とする三浦仙三郎の手記を目にする――。「何度も試して直す。なんぼいけんかってもそこを見つけて、直す。わしゃあ負けんど」明治初期、新米酒造家の三浦仙三郎は、醸造中に中の酒が腐る「腐造」に何度も見舞われる。資金不足、両親、愛する養女の死。逆境の中、腐造を起こさない、安定した日本酒醸造技術の確立に研鑽を重ね、ついに軟水による低温醸造法を導き出す。明日香は仙三郎の百回試して、千回改める『百試千改』の想いに強く惹かれる。そんな折、父・亮治が突然倒れ、サラリーマンの兄・創太は、たとえ仕込み中であろうとも蔵をやめるべきだと主張する。三浦仙三郎の想い、父が手帳に残した新酒への想い、明日香は、わだかまりを超え、『百試千改』のモノづくりに入る決心を固めるが――。匠の心意気と技、支える家族、仲間たち。広島の地で、吟ずる者たちのタスキは繋がれた!明治から令和へ。時を経て、想いと一緒に醸される新酒『追花心』は完成できるのか?
銭湯で働く涼子(山下永夏)は、なじみ客の坂本亮太(井上正大)が入浴中に大きな音に驚いて浴室に駆け込んだ!するとそこには土佐弁を話す丁髷の男がいた。その男は、文久2年(1862年)の世界から、150年の時を超えて現代にタイムスリップしてしまった坂本龍馬(井上正大)だった。その入れ替わりで文久2年の世界へタイムスリップした坂本亮太。そして、タイムスリップした場所では、ライバル店の対立と東と西の商店会の対立、外部からのIR統合型リゾートの建設計画など図式は幕末の日本そっくりだった!現代にやって来た龍馬は、この町を一つにまとめ、問題を解決しながら、幕末へ戻る方策を探し出す。一方、亮太もどうにかして現代へ戻る方策を考える。果たして、龍馬は涼子を陰謀団から助けることが出来るのか?龍馬と亮太は、元の世界へ戻れるのか?
千葉・九十九里浜。実家のサーフショップで働く青年・健一(吉村界人)は、不慮の事故で命を落とし、幽霊になってしまう。幽霊になった健一が実家に帰ると、そこには数年前に他界し、健一と同じく幽霊になった父・拓郎(津田寛治)の姿が。さらに、母・彩子(田中美里)が幽霊が見えるということも発覚し……!?幽霊になった父と息子、そして幽霊が見える母。家族三人と彼らを取り巻く人々が過ごす三日間のファンタジー。
ゴンママこと権田鉄雄は昼はジムで体を鍛え、夜はジム仲間が通う「スナックひばり」を営むでっかくマッチョなオカマ。皆の良き相談相手でいつも陽気なゴンママだか、人知れず不安を抱え眠れない日々を送っていた。ある夜、ジム仲間の歯科医・四海良一が一人でスナックにやってくる。普段はマシンガントークでうるさいぐらいの良一だったが、数年前のある出来事の悲しみを乗り越えられず、妻の由佳との関係も冷え切っていた。話を始めた良一にゴンママとバーテンダーのカオリちゃんはそっとカクテルを出す。ソルティドッグ。カクテル言葉は「寡黙」。戸惑う良一にゴンママは語りかける。
詩人・小説家の耕治人が妻ヨシさんとの晩年の日々を綴った<命終三部作>(『天井から降る哀しい音』『どんなご縁で』『そうかもしれない』)を映画化したヒューマン・ドラマ。長く連れ添ってきた妻がある日突然認知症となり、穏やかな日常が一変してしまう中で、それでもすべてを受け入れ妻を優しく見守り続ける夫の姿を描く。主演は雪村いづみと上方落語界の重鎮、三代目桂春團治。
事故物件を舞台にした恋愛リアリティ・ショーが想像を絶する怒涛の殺戮バトルロワイアルと化す!「事故物件に住み込み、幽霊をカメラに収めるまで帰れない!」という企画の番組制作中に発生したYouTuberとアイドルの卵たちの謎の失踪事件。だが、あの事件は序章にすぎなかった。「事故物件を舞台にした恋愛リアリティ・ショー」という新企画の撮影に集められた男女とそのスタッフ、だが、撮影場所となる新たなる事故物件で彼らを待ち受けていたのは、彼らを生贄にある“儀式”を行おうとする邪悪な集団が仕掛けた地獄の罠だった…。