日本の山奥の村に暮らすアメリカ人少年のボビーは、数少ない友人であるあっくんと猫のデレクを連れ、遊びに出かける。その道すがら、娯楽施設「バイオレンス・ボイジャー」と書かれた看板を発見し、施設に足を踏み入れるボビーたち。そこで彼らが出会った少女・時子は、数日前からここから出られずにいるという。さらに、先客として迷い込んでいた村の子どもたちは、謎の白スーツを着た子どもの襲撃を受け、次々と捕獲されてしまう。時子の救出と復讐のために、ボビーたちが立ち上がるが……。
萩野谷幸三、64歳。普段は歯科技工士として黙々と働きながら、男手ひとつで息子を育てた実直な男。だが実は、彼にはひそやかな情熱がある。それは、自身がエキストラとして、様々な映画やドラマに出演すること。彼が所属している地元のエキストラ事務所「ラーク」には、他にも実に様々な人間が集まっている。そんなある日、萩野谷を密着するドキュメンタリー番組のカメラが、様々な真実をとらえ始め、ある一つの事件を露呈させる。映像に映り込む”何か”が、ある事件の大きな鍵を握ることに・・・。
これは名物社長のサクセスストーリーでもないし、ありふれた感動巨編でもない。苛烈な人生を全身全霊で生きるひとりの男にダイレクトに迫り、そのプリズム状の生命の光を浴びるように体験する映画だ。なぜ、彼はこんなにも多くの人を惹きつけるのか――。
カメラが映し出した真実をあなたは直視できるか!各メディアで話題騒然!心霊ドキュメンタリーの金字塔!
日本人の主食「米」と向き合い、目に見えない菌と闘い、理想の一献を目指す。現代を生き抜く能登杜氏たちの、酒造りへのこだわりと、挑み続ける理由とは……。 石川県能登半島を出身とする酒造りの技能集団「能登杜氏」。そんな彼らの夏はというと、漁業や農業に勤しみ、自然と共に暮らす姿がありました。酒造りとは、農閑期となる冬、現金稼ぎのため仕事を求め働きに出たことが始まりだったのです。家族と離れ、辛く厳しい現場で、蔵全体の行く末を左右するほどの責任が課せられるたった一人の選ばれし「杜氏」というポジション。その昔、酒を腐らせ自殺する者もいたと言います。 全国の杜氏集団の中でも、現在の吟醸酒の礎を築いた有名杜氏たち四人衆。「能登杜氏四天王」。彼らが築き遺したもの、それは後輩杜氏の中に息づいていました。 四人全員を師とする現役トップ杜氏、坂口幸夫杜氏と家修杜氏。そして、その下に続く、若手杜氏たち六人。その中には、能登杜氏始まって以来の初の女性杜氏のデビュー一年目の姿や、先輩の大きすぎる背中に追いつけないジレンマの中にある者も。
「2、30センチの小さな布ですよ。あれどこだったのかなぁ…」正倉院かどこかの博物館で見かけた小さな布との出会い。それは、「木版染め」といって、あまりの手間から皆が手放した「最古の型染め技法」でした。以来、その魅力にとりつかれた職人は、数十年の中で技術を確立させ、今日もまた無地の反物を前に、一押し一押し版木で地道に染め重ねていきます。それはまるで、それまでの人生を映し出すかの様な作業。そしていつしか無数の桜の花びらをまとった反物は、一気に着物へと仕立てられていくのでした。
『守り継がれていくものがここにある』“手塩にかける”の語源とも言われる「揚げ浜式製塩」は、石川県能登半島の最北部「奥能登」で江戸時代から一度も途切れることなく続けられてきた。真夏の炎天下、汗だくの浜作業は、天気に左右される力仕事で、続く釜焚きは薪に火が灯れば摂氏60度にもなる釜屋で一昼夜寝ずの作業となる。日本の高度成長を陰で支えた大量生産による現代日本の製塩技法が確立した今、それでも浜士と呼ばれる男たちが、手づくりの塩にこだわり、日夜塩づくりに励む意味とは……。
生まれつき目が見えないイーちゃん。本名、小長谷唯織(こながやいおり)さんは20年前、県立静岡盲学校で白い杖の使い方や点字など、視覚障がい者として生きる基本を学んでいた。触って、なめて、においを嗅いで。目が見えない世界は想像を超える発見があった。だが成長するにつれ「なぜ自分だけ違うのか」「見えるとはどういうことなのか」不思議に思うようになる。そして、大勢友達がいた地元・焼津の保育園とは違い、同級生がいないさみしさを実感する。障がいを持った者同士、分かり合えると信じ、中学生になったイーちゃんは、東京の盲学校へ進学した。しかし、ここで経験したのは、いじめ。大好きなピアノで気持ちを整理しようとするが、心が追いつかなかった。「現実から逃げないでほしい」と厳しく接する母。ピアニスト、歌手、作家…夢も破れ、何もかも嫌になった。障がいがあろうがなかろうが悩みは同じだ。「学校にいてもつらい。家にいてもつらいなら死んだ方がいい」とも考えた。でも―そばにはいつも2歳下の弟・息吹(いぶき)がいた。重度の障がいで、食べることも歩くこともトイレにも1人ではいけない弟。入退院を繰り返し、手術を何度経験しても乗り越え、前に進む弟。イーちゃんは、自分の甘さに気づき、自殺を踏み止まる。「私の弟だから強いんだ!」障がい者が生き、働く。壁はいくつも乗り越えなければならない―しかし、乗り越えようとする強さがあれば、必ず幸せはやってくる。
オーディションに落ち続け、ダンサーになる夢を諦めた羽吹(山下健二郎)は、“自分探し”のために八王子の山奥にある「希望寺」で修業体験をすることに。この寺には夜になったら、裏手にある廃寺には行ってはならないという大事なルールと、それにまつわる怪しげな噂があった。「絶対に近づくな。特に満月の夜には・・・。」と忠告された羽吹だったが、踊りたい気持ちを捨てきれず、満月の夜に廃寺でダンスの練習を始める。そんな羽吹の前に、うめき声と共に8人のイケメンゾンビ集団“八王子ゾンビーズ”が現れた!満月に向かってダンスをすることで成仏ができるという彼らに頼まれ、ダンスを教えることになった羽吹。しかし、彼らが成仏できない理由には、この寺の住職・孔明(松岡充)と八王子市長・大池(RIKACO)の深い思惑が隠されていた――!?
熊本地震をきっかけにハンドボールを辞め、無気力に生きていた高校生のマサオは、SNSに投稿したかつての写真が思いがけずバズったことから生活が一変。「#ハンド全力」というハッシュタグを使い、廃部寸前の弱小男子ハンド部員達と、練習に励むフリをして、バズる写真やコメント作りに全力投球。次第に復興の盛り上げ役として注目され、全国からの”善意”を受け取り有頂天になるが…。
梅田ココア17歳、女子高生。なけなしのバイト代をギャンブル狂の父とニートの兄にたかられ、うんざりする毎日。唯一の希望は、女友だちの存在と、大学に行く夢だ。しかし、お金ほしさに出演していた怪しい“クラッシュビデオ”の存在が、学校内で噂になってしまう。「私が何かいやらしいことでもしたんですか?」 普通の生き方って何?正しいって何?家族も大人も誰も助けてくれない世界に今、絶望と怒りがこみ上げる……。
写真家でありノンフィクション作家の石川梵が、自然豊かなヒマラヤ奥地でとらえた、あたたかな日常! ネパール大地震を乗り越え、力強く生きる人々と家族の絆を描いた感動のドキュメンタリー!2015年4月、ネパールを襲った大地震。写真家・石川梵は震災直後カトマンズへと飛び、ジャーナリストとして初めて、最も被害が深刻なヒマラヤ奥地の村・ラプラックへと入った。壊滅した村で出会ったひとりの少年。彼の村を想う気持ちに石川もまた思いを寄せ、別れ際、二人はふたつの約束をする。ひとつは、また村に戻ってくること。そしてもうひとつは、この孤立した村の惨状を世界に伝えること。こうして支援のためにと臨んだ初の映画制作だったが、震災からの復興の様子を収める予定が、現地の人々のあまりの魅力に虜となり、テーマが移り変わっていく。貧しくても明るい家族、子供たちの輝く眼差し、寄り添うように生きる村人たち、そして祈り。そこには、忘れていた人間本来の生き方があった。「伊勢神宮、遷宮とその秘儀」「The Days After 東日本大震災の記憶」など数々の写真作品を手がけた石川による、ヒマラヤという壮大なロケーションのもと、圧倒的な映像美で綴った人々の日常の記録。制作には、クラウドファンディングで約600万円にものぼる支援が集まり、映画監督・山田洋次を筆頭に、石川の活動に賛同する数々の著名人もオフィシャルサポーターとして名を連ねている。ナレーションは、東日本大震災から今もなお復興活動に参加する国民的女優・倍賞千恵子がつとめる。
「なにも起こらない日々」に焦りを感じながら、ビル清掃会社のパートタイマーとして働く岡田(濱田岳)。同僚の安藤(ムロツヨシ)が想いを寄せるユカ(佐津川愛美)が働くカフェに向かうと、そこで高校時代の同級生・森田正一(森田剛)と出会うが、その後ユカから森田にストーキングされていると知らされる…。
前途多難な芸能界に蔓延る闇、心が汚れた大人たち…真っ直ぐすぎるアイドル南風原海空が父から受け継いだ琉球空手で悪に立ち向かう!ピュアな少女が繰り広げる痛快・地獄のアイドル道!!売れない沖縄出身のグラビアタレント・18歳のアイドル南風原海空(はえばる・みそら)は、長身巨乳で空手の師範を父に持つ空手の達人。露出しまくりの着エロアイドルとしてそれなりの人気を保っていたが、突然事務所からAV出演を命じられる。負ければAV、しかし勝てばカメラの前で一曲歌わせてもらうという条件のもと、「黒帯アイドル百人組手!!負けたら百人に輪姦されるッ」の撮影が始まる。バラエティ番組、撮影会などで少しずつ、でも着実にファンを増やしていく成長する姿を見せるが海空だが芸能界はそう一筋縄ではいかず…真っ直ぐすぎる性根と端麗すぎる容姿を狙い、男ども(たまに女)がその毒牙を光らせる。生き馬の目を抜く芸能界で、果たして美空はスターの座を掴めるのか!?
特撮を愛してやまない、新進気鋭の松本純弥監督が手がける特撮ムービー。制作に5年を費やした長編映画「さらば大戦士トゥギャザーV」は複数の国内映画祭で受賞後、池袋シネマ・ロサでの劇場公開も果たした、松本監督の新作「キョードライザー」。ゆるいコメディー要素とエッジを活かした展開で、子供だけではなく、大人も楽しめる、ご当地ニューヒーローの誕生!悪の怪人軍団に立ち向かう「市町村のオリジナルヒーロー」が、正義と悪の「ゆるーい」戦いで、市町村を応援する、ご当地コメディ作品!
硲(はざま)冬樹(加藤雅也)は、横浜でいくつかの酒場を経営する画家。毎晩のように自転車で店を巡回し、したたかに飲む。一方、画家としての才能は内外に名を知られる存在でもあった。そんな冬樹の平凡な日常が狂い始める。ある日、冬樹を兄貴と慕う岩井信治(カトウシンスケ)が傷を負って冬樹のもとに転がり込んできた。信治は、冬樹の店を辞めた後NPOの慈善団体、“碧(みどり)の会”の一員となって、横浜の街の闇に飲み込まれた女の子たちを救い出す活動をしていた。一人の未成年の女子を救うために窮地に追い込まれていた信治に冬樹は手を貸してしまう。そんな冬樹を守ろうとする店のバーテンダー辻村(松本利夫)。男たちの抗争に巻き込まれようとする中、冬樹は純愛を貫く人妻・永井響子(中村ゆり)の余命を知らされ、響子への愛を絵に描き写したいという思いが込み上げる。仲間を守るため、愛を貫くため、冬樹が下した決断とは――。冬樹の周辺の人間模様が複雑に交差するなか、果たして冬樹の人生はどんな終着点を迎えるのか・・・。
2019年10月28日、監督・片渕須直は東京国際映画祭のレッドカーペットを、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の主演女優のんと歩いている。2016年11月に始まった映画『この世界の片隅に』の公開からの約3年。そこには、日本全国で行われた数多くの舞台挨拶、海外の映画祭への参加、そして『さらにいくつもの片隅に』完成に向けて、徹底的なリサーチと圧倒的なこだわりを持ってアニメーション制作に臨む監督の姿があった。
さらに進化!過去と現在がひとつになる驚愕のストーリー!!海辺で錯乱状態になっているところを発見された菅沼。川へバードウォッチングにやってきたはずなのに、なぜ海にたどり着いたのか全く覚えていないばかりか、その日以来幻聴に悩まされているという。『心霊玉手匣』スタッフの岩澤は、相談にやってきた菅沼とともに事件当日の道程をなぞることにする。菅沼は学生の頃、この付近で自主映画を撮影した経験があった。その主演女優にまつわる忌まわしい記憶。そして頻発するいくつかの怪奇現象。封印された<過去>が掘り起こされ、やがて<現在>とリンクしたとき、想像を絶する恐怖が襲いかかる!
衝撃の第三弾は、ホラーの概念を覆す驚異的な面白さ!!ある人物の恐怖体験を、突然念写できるようになった男、岡崎。どうやらその人物は、自殺願望の強い女性のようだ。この恐怖映像を売ったら金になるのではないかと企む岡崎だったが、あまりに頻繁に女の恐怖体験が脳内に浮かぶためノイローゼとなり、恋人とも連絡不通になってしまう。心配した友人の金田が岡崎の自宅を訪れると、岡崎は完全に錯乱状態に陥っていた。すべては見ず知らずの女のせいだ!そう考えた岡崎と金田は、念写した映像を頼りに、女を探しに行くことにした。捜索中、まるで異世界へと誘い込むように、脳内に何度も不可解な映像が現れる。その度に極度の頭痛と戦いながら、姿の見えない女の行方を追う岡崎。ふたりがたどり着いたのは、ある廃墟だった…。意表をつくストーリー展開に背筋が凍る!
それは人気のない橋のふもとからはじまった。ぽつんと残る女性ものの靴、響き渡る複数の足音、そして怪しい人影…。その後、侵入者の気配におののく女や、山で超常現象を体験して以来、人が変わってしまった探検部の男など、まったく関係のない見ず知らずの者たちの恐怖が、オムニバスとして描かれる。それらの恐怖を結ぶものは一体何か…。第二弾は謎解きの面白さも加わって恐さ倍増!①歪む時間:旅行先の旅館近くの橋に落ちていた女性の靴。これが連鎖する恐怖の幕開けだった…/②気配:就寝中、誰かが部屋に忍び込んでいるようだ。そう訴える女性が、部屋にビデオカメラを設置すると…/③週末の音:誰もいない彼氏の部屋で、勝手につくテレビ画面。同棲する女性が不思議に思って撮影すると…/④終末の音:探検部の男が山で聞いた不気味な音。その後彼が体験した、恐るべき超常現象とは…/⑤メッセージ:退院祝いに贈られたメッセージベア。しかしそこには、不可解な言葉が録音されていた…/⑥自称超能力者:超常現象を経て、超能力が備わったとうそぶく探検部の男。スタッフは彼に密着取材を試みるが…/⑦遺言:自殺した男が遺した遺言ビデオ。映っていたのは、接点がないはずのある人物の姿だった…。/⑧ 証拠⑨輪廻:いくつかの謎を解明すべく、スタッフは超常現象が起きた山へと向かう。そこで見たものとは!?
連鎖する心霊現象、恐怖体験、そして見えないものへの誘惑・・・。全く赤の他人に起こった出来事がひとつひとつ繋がり、パズルのように全てのピースがはまったとき、底知れぬ戦慄が襲いかかる。心霊ドキュメンタリーの新しいスタイルを形作る恐るべき傑作シリーズとなること間違いなし!絶対開けてはならない玉手匣を開けてしまったあなた・・・もうこの恐怖から逃れることはできない!①掲示板:近所の掲示板に貼ってあった一枚の写真。引っ掻いた跡のあるその写真を携帯で撮影すると…/②激突:女子高生から送られてきた動画。デートの帰り道、彼氏が向けてきた携帯に映ったのは…/③霊がいるか調べる方法:失踪した男の家に残された不可解な映像。一体彼の身に何が起こったのか…?/④八百比丘尼:クローゼットから発見された見知らぬ白黒写真。そこに写るのは、街でよく見かける謎の女だった…/⑤ボイストレーニング:発声練習をする若い女性を捉えたビデオ映像。どこからともなく聴こえた女の絶叫。そして…/⑥接触:一連の怪奇現象を取材したスタッフは、ある女性に的を絞り接触を図るが、事態は思わぬ方向に…/⑦黄泉戸喫:④の投稿者から届いた新たな情報。夜中にドアを激しくノックするのは誰!?/⑧七人:ついに明るみとなる驚愕の儀式。7人目の犠牲者が出る前に、恐怖の連鎖を断ち切れるのか!?
一代で財を成した輸入食品会社会長、篠崎善三(遠藤憲一)。傲慢で偏屈な性格が災いし、孤独な日々を送っていた。ある日、スリをしようとした女に「お前の100時間を100万円で買ってやる」と言い出す。彼女はホストに騙され300万円の借金を背負った孤独なキャバ嬢、山根沙織(松井玲奈)。こうして沙織は、篠崎が東京にいる娘にプレゼントを届けるという旅に、運転手兼荷物持ちとして同行することになるのだが…。
さまざまな文明や宗教が混在する世界を舞台に、不思議な力を持つ巫女の血を引いた少女・鈴が、自然の精霊コルボッコロと出会い、自分のあるべき姿や進むべき道を模索していく様子を描く。
横浜に暮らす少女ノエルは、両親が離婚し、一緒に暮らす父親は仕事に忙しいため、ひとりぼっちで過ごさなければいけないクリスマスが大嫌いだった。ある日、そんなノエルが自宅に帰ると、そこにはサンタクロースが所属する「サンタ・カンパニー」という会社が広がっていた。驚くノエルの目の前で、トナカイのソリに乗って飛び立っていくサンタたち。クリスマスのさまざまなカラクリを知ったノエルは、サンタ・カンパニーへ入社することを決めるが……。
広島県呉に嫁いだすずは、夫・周作とその家族に囲まれて、新たな生活を始める。昭和19年、日本が戦争のただ中にあった頃だ。戦況が悪化し、生活は困難を極めるが、すずは工夫を重ね日々の暮らしを紡いでいく。ある日、迷い込んだ遊郭でリンと出会う。境遇は異なるが呉で初めて出会った同世代の女性に心通わせていくすず。しかしその中で、夫・周作とリンとのつながりに気づいてしまう。だがすずは、それをそっと胸にしまい込む……。昭和20年3月、軍港のあった呉は大規模な空襲に見舞われる。その日から空襲はたび重なり、すずも大切なものを失ってしまう。 そして、昭和20年の夏がやってくる――。
不動産会社の社長・覇稲剣は金儲けに飽き、学校に通いたいと言い出す。大番頭の鬼九政宗が探してきたのは歌舞伎町のど真ん中にある定時制歌舞伎町高校だった。そこにはプロレスラーにキャバクラ嬢といった生徒だけでなく、街金を裏の稼業にする校長など、多彩な人たちが集結していた。剣はさらにトラブルに巻き込まれる。
江戸時代末期。 武士・早坂憲吾は、幕府にそむいて流刑となり、極寒の佐渡島へと流される。そして、憲吾は、「火付けの罪」という身に覚えのない罪で、同じ流人船に乗り合わせた女たちと共に生活を送っていた吉原の女郎・お雪と出会う。憲吾とお雪の二人は間もなく愛し合うようになり、お雪は憲吾の子供を身ごもる。しかし、いずれ赦免されるであろう憲吾を想うと、独りで子供をこの島で育てる自信のないお雪は堕胎しようとし、厳しい自然の中で、自分を傷めつけるのだった…。春が訪れ、野草に紅い花が咲き乱れる時分、ある日、赦免状が憲吾のもとに届く。島の流人たちが信じる「春に紅い花が咲く頃、お赦免船が来る」という伝説の通り、 赦免船の来る日が近づいていた。苦悩する憲吾とお雪が愛する者を守るためにお互いが選んだ道とは……
頭はオオカミ、身体は人間という究極の生命体5匹からなるロックバンド「MAN WITH A MISSION」。2010年に突如、音楽シーンに登場し、日本武道館、全国アリーナツアー、さらには阪神甲子園球場でのワンマンライブを即日SOLD OUTという偉業をさらっと成し遂げる怒涛の快進撃! その活動範囲は国内のみならず海外へ。そんな狼たちの生態を10年間追い続けたアメリカ人ジャーナリスト「カール・クーパー」。彼は2010年に単身来日して以降、魅了されてやまないMAN WITH A MISSIONを追いかけ続けていた。そして2019年、秘密兵器・狼専用翻訳機「ガウトーク」を手にしたカールは初めて密着取材を許され、メンバーや関係者へのインタビューを敢行。その後もレコーディング、ライブなどに潜入取材し記録を重ねていった。2020年、その男の執念のドキュメンタリーフィルムが公開されることに!!!遂に明らかとなる、MAN WITH A MISSIONの真の姿とは?!
昭和40年代、高知。賭博「手本引き」にのめり込み破滅した岡田吾一(石橋保)は、高知一と言われた自身の料理屋を手放し、妻子を妻の故郷に帰し、途方に暮れていた。そこに、一本筋の通ったヤクザ 荒木五郎(宅麻伸)が現れ、「カスリコ」の仕事を紹介するという。カスリコとは、賭場で客の世話や使い走りをして、僅かなご祝儀をめぐんでもらう下仕事だ。行き場のない吾一は、かつて自身が入り浸った賭場に、立場を変えてカスリコとして再び出向くことにする。
2017年、小堀明彦は中学校でいじめにあっていた。教頭の諸岡は、掃除用具に閉じ込められていた明彦を見つける。教室に落ちていた張り紙「予定は決定ではなく未定である」を書いたのは、住宅春美という、かつて諸岡が関わった生徒だったことを語り始める。小堀は、諸岡から借りた住宅顕信の句集「未完成」を読み始め、その俳句と住宅顕信の生涯に徐々にのめり込んでいく。
東京をホームタウンとするJ1サッカークラブ「FC東京」の2015シーズンを追ったドキュメンタリー。東京・調布市の味の素スタジアムを拠点に活動するFC東京。人口約1300万人を抱える東京には、FC東京を心から愛する熱狂的なサポーターもいれば、サッカーにすら興味のない人も数多く存在する。そんな環境の中で誇りを持って戦い続ける選手たちやクラブのメンバー、サポーターたちに密着し、激動のシーズンを振り返る。
韓国デビュー(2007年)から12年間“超新星”で活動してきた6人は、2018年、衝撃の改名をした、、、 日本デビュー後、華々しい活躍をみせが2011年以降メンバーそれぞれが異なる時期に、韓国男子における軍隊への入除隊を繰り返し、2018年満を持してメンバー全員が活動再開することとなるが、所属事務所契約満了につき退所。 新たなスタートを切ることを決断したが、6人揃ってのグループの再始動は、簡単なものではなかった、、、
「価値観も感覚も大きく違うお年寄りと若者は、お互いの心に寄り添うことができるのか?」をテーマに、「幸福の科学学園」、「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)」、「エンゼルプラン」、「サクセスNo.1」、「スター養成スクール」などを取材。超高齢化社会において、人々は世代を超えて寄り添って生きることが可能なのか?お年寄りや若者にとっての幸福とは何か?死とは何か?生とは何か?等に触れながら、「霊的人生観」という、これからの時代の重要なキーワードに迫っていく。
目覚めた人・ブッダ、神の子・イエス。漫才コンテストに挑むためのネタ作りに励んだり、暑さを凌ぐために入ったファミレスで長時間滞在したり、カラオケボックスでは神がかりな演出を起こしてしまったりと、相変わらずの聖人コンビのいとおしすぎる下界聖活。
祖母の残した古いアトリエでコラージュ作品を作りつづける岡崎夢鹿(縄田かのん)は、消えない虚無感を埋めるため、男となら誰とでも寝る生活を送っていた。一方、夢鹿の美大時代の友人である高野十百子(中神円)は極度の潔癖症で性を拒絶し、夢鹿にしか触れられない。そして二人の友人、吉田貴也(三浦貴大)は、夢鹿への想いを捨てきれないまま堅実に生きようと努めていた。学生時代、とても仲の良かった三人。しかし月日が経つにつれ、少しずつバランスは崩れていった。
2020夏の三部作第3弾!心霊ドキュメンタリーといえば、他の追随を許さない『ほんとにあった!呪いのビデオ』!!日本全国でほん呪フリーク増殖中!
100分ノンストップ怪談/収録エピソード:訪問・イズミちゃん・夜道・マスターの特技・3つの出来事・友人の父の死・スラムの怪・僕のいとこ・不安・ホームレスの犬猫殺し・樹海のKさん・死体を見つけた話・殺し屋と樹海
超人気店「レストランKAGAMI」はオーナーの料理への信条から、店では「私語・BGM禁止」などのルールを設ける頑固者、オーナーの加賀美晃志郎(原田大二郎)は世界的に著名な美食研究家でもある。 オープン2周年を迎える今日、妻・静子(大塚みどり)と共に店に向かうが、レストランに着いてみると……テレビで見たはずの行列が消えている! 中へ入ると従業員の姿もなく、「お待ちしておりました、加賀美様」と、顔色の悪い奇妙な出で立ちの男が一人現れる。
幼少期をロンドンで過ごした吉田は閉塞的な日本の空気に馴染めないまま、高校生活を送っていた。次第に学校から距離を置く吉田にとって唯一HIP HOPだけが彼の拠り所だった。海外での活躍を目指す姉・麻里との約束を胸に、アーティストとして独り立ちするべく練習や活動に没頭する。しかし初めて自分の居場所を見つけたと思った矢先、チャンスを掴みかけては裏切られ、現実の厳しさに晒され次第に自分を見失っていく。そして追い打ちをかけるように、ある悲劇が訪れる。このままでは、俺は負ける。吉田はラッパーとして、1人の人間として、現実を乗り越えるべく立ち上がる…。
中学生の淡い恋心を描く『ナツヨゾラ』で映画初主演を務めたのは=LOVE(イコールラブ)の齊藤なぎさ。同じく映画初出演となる宮世琉弥とともに瑞々しい演技を見せている。『時々もみじ色』ではボクシングに熱中する主人公を鈴木伸之が務め、コーチ役のモロ師岡と絶妙な化学反応を見せた。『冬のふわふわ』で仕事に悩む主人公を好演したのは今注目の若手女優・飯豊まりえ。『桜咲く頃に君と』で余命わずかな妻を支える夫を演じた実力派俳優・市原隼人の涙を誘う迫真の演技は見逃せない。
2015年1月29日の夜明け前、モデル「雅子」は稀少がん闘病の末に旅立った。そのとき、夫である大岡大介は「夫婦として共に生きながら、モデルとしての雅子をほとんど知らないまま」だったことに気づく。自宅に積まれたままの「雅子」が登場した雑誌やビデオなどを片っ端から調べ、衝動のままに「雅子」を知る人々に、監督としてインタビューを重ねてゆく。数多くの関係者の言葉から、生涯プロフェッショナルのモデルとして貫き通した姿勢と、どんな時代も「身の丈の美しさ」を追求し続けた、一人の女性としての「雅子」の輪郭があらためて浮かび上がる。
高校生の由紀は平穏な日々を過ごしていた。ある日、中学からの同級生の綾が由紀に引越すと告げた翌日に突然亡くなる。綾の死をきっかけに、クラスメイト達の人間関係にも思わぬ波紋が広がり、由紀は周囲から距離を置かれるようになるが...。
栃木県大田原市在住の映画監督、ワタナベは「直井さん」なる人物と、ロックバンド「トリプルファイヤー」の楽曲を基にした映画を企画中。しかし、企画は一向に進まず、ワタナベは図書館や映画館を徘徊しつつ、友人に映画界の愚痴をこぼし続ける無為な日々を送っている。次第に映画製作へのフラストレーションを募らせていくワタナベ。やがて彼は現実とも、虚構ともつかない世界に足を踏み入れて行く...。
松木ひなの(14)は、自分の想いを書くことでしか表現できない中学生2年生。嫌なことを嫌とも言えず、クラスでのいじめは日に日にエスカレートしていった。そんなある日、逃げこむように入った保健室で、先生の進藤有紀(32)と会う。はじめて自分を受け入れてくれた有紀に、ひなのは少しずつ心を開いていく。しかし”あること”が発覚し、全てが崩れ去っていく......
襟加、萌花、祐介の3人は大学で映画サークルに所属し、彼らの近くでは演劇サークルや音楽サークルも活動している。卒業を前に最後の映画製作をする3人だったが、モラトリアムの終わりが近づく中で夢か現実かの間で揺れ動き、少しずつ自分たちの居場所が離れていくのを感じ始めていた。
人付き合いが苦手な女子高生・未来はある日、リサイクル施設から聞こえてくる澄んだ歌声に導かれ、不思議な少女・小雨と出会う。そして、未来が描いた洋服のデザイン画を目にしたナノカたちに誘われて、演劇部に衣装スタッフとして入部することになる。未来は戸惑いながらも少しずつ小雨やナノカたちに心を開いていった。そんな彼女たちのひと夏は思いがけない方向へと走り出していく。
流行っているから低予算で作れば儲かる、という安易な発想と低い志で製作されることになった、とある “壁ドン”映画の撮影現場。ところが主演俳優が“壁ドン”について悩みはじめ、撮影がストップしてしまう。24時間稼働当たり前の過酷な現場で、事態の収拾を押しつけられたのはペーペーの助監督・黒沢明。名前だけは“巨匠”で“一流”だが、断れない性格が災いして便利使いに甘んじている、B級ホラーを愛するただの気弱な映画オタクだ。唯一の心の支えとしていた、いつか監督になる夢が無残に打ち砕かれた時、黒沢のうっ積した不満は悪霊を呼び寄せ、監督デビューのために書き温めていた渾身の脚本「ゴーストマスター」に憑依してしまう。撮影現場を阿鼻叫喚の地獄へと変えていく「ゴーストマスター」を、黒沢と撮影隊は止めることができるのか!?
空手道場の師範・高梨淳は、妻でジャーナリストの亜紀と、養子である里菜と共に、地元の祭りに訪れていたが、亜紀は姿消し、そして冷たい姿になって帰ってきた。警察は自殺だと断言。道場を閉めてしまう高梨。義理の親子という溝を埋められず、親子になり切れない二人…そんなある日、里菜が何者かに連れ去らわれてしまう。襲ったのは何者なのか!?さらわれた里菜を助けるために立ち上がる高梨!!超えるべき運命の壁に立ち向かう二人の先には…
オシャレな花屋「mellow」を営む夏目誠一。独身、彼女無し。好きな花の仕事をしながら穏やかに暮らしている。ラーメン屋の若い女店主・木帆や夏目に憧れている中学生の宏美など彼の店には色んな客がいる。ある日、夏目は常連客の人妻、麻里子に恋心を打ち明けられる。しかも、その場には彼女の夫も同席していた…。花屋とラーメン屋を舞台に様々な恋愛模様に巻き込まれていく夏目だが、彼自身の想いは…。
90分ノンストップ怪談!/収録エピソード:電話・話てはいけない・近道・勃起!・おばあちゃん、くっさ!!・一人暮らしをやめた理由・秘密の花園・グループホーム・大阿闍梨・声が聞きたい
怪談、廃墟に心霊スポットへ人気Youtuber「悠遠かなた」と裏日本へ、心霊アイドル「りゅうあ」女流怪談師「星野しづく」が表日本へと日本表裏一体の恐怖と笑いのオカルト探訪!!「ZeNrA監督」が今回もあらゆる手段で霊の姿をカメラに撮らえる事に挑む、死をも恐れぬ霊へのアタックの連続 その結末やいかに!?
怪談、廃墟に心霊スポットへ人気YouTuber「悠遠かなた」と裏日本へ、心霊アイドル「りゅうあ」女流怪談師「星野しづく」が表日本へと日本表裏一体の恐怖と笑いのオカルト探訪。「ZeNrA監督」が今回もあらゆる手段で霊の姿をカメラに撮らえる事に挑む、今回は人口が少ない県1位、2位の地へ!霊の数はどうなのか?その結果やいかに!?
一般投稿による心霊映像を集めた人気シリーズ「ほんとにあった!呪いのビデオ」!一般ユーザーの反響も交え、全国から続々と寄せられている新規投稿も満載!衝撃の映像の連打にあなたは眠れない!
両親を事故で亡くした少年・裕太(大沼健太郎)は、ショックも冷めやらぬままに、高知県に住む母親の父・弦次郎(田村弦次郎)に引取られる。初めて会う祖父との突然の生活。裕太は、無骨な漁師である祖父との間に深い溝を感じ、心を閉ざす。精神的なショックが大きい裕太に、学校は特別なケアを勧めるが、弦次郎は特別扱いにはしてほしくないと主張する。担任の教師・佐藤もそれに賛成し、裕太は地元の小学校に通いはじめる。クラスメイトからいじめられ、なかなか周囲になじめない裕太が心を開くのは、クラスメイトの亜弥と拾った子犬だけだった。そんなある日、裕太のくじらのフィギュアを、弦次郎が壊してしまう。死んだ父親と一緒に作った、思い出のフィギュアだった。泣いて悲しむ裕太に、弦次郎は新しい大きなくじらのフィギュアを用意する。祖父の意外な優しさを知り、少しずつ二人の溝が埋まりはじめる。新しい暮らしにも慣れてきたある日、裕太はクラスメイトのいじめに遭い、海に転落してしまう。車ごと海に落ちた事故のショックと、手術による後遺症で、裕太は水を怖がるようになってしまう。弦次郎は裕太を沖へ連れて行き、自ら泳がせることで、水への恐怖心を払拭させようとする。厳しさの中にも愛情あふれる弦次郎の言葉に裕太は信頼を寄せ、徐々に周りの人々との関係も深めていく。おだやかな南風(マゼ)が吹くように、すべては順調に変わるかに思えた。そんな矢先、裕太の体調に異変が起こる。数年前の手術で完治していたはずの“骨肉腫”が再発してしまったのだ。ある時、沖でくじらを見たという情報が届き、弦次郎は大好きなクジラを裕太に見せてやりたい一心で、裕太を病院から連れ出し沖へと船を走らせる。
愛すべきサッカークラブ、ビックカイト相模原でホペイロを務める「僕」こと坂上栄作には、チームに関する奇妙な出来事が次々と起こる。その度にクラブのみんなは本来の仕事に追われる僕に、その解決を押し付けてくる。スポンサーの援助金が半分に!広報用のポスターが何者かに盗まれる!J2昇格をかけた決戦の前に振り回される坂上は無事チームを試合に勝たせることができるのか?
親を失くした子どもたちは、ブロードウェイの舞台へ。歌うこと、踊ることが、こんなにもうれしい。エイズで親を失くしたアフリカの子どもたちと、津波に親を奪われた東北の子どもたち。その出会いは、運命的だった。子どもたちは互いの悲しみを共有し、言葉や文化の違いを乗り越え、力を合わせて歌や演奏、踊りの練習に打ち込んでいく。彼らは奇跡的な成長を見せ、悲しみに濡れていたその瞳にも輝きが灯り始めた。やがて、舞台の幕が上がる日。はたして、子どもたちの受け取る〈シンプル・ギフト〉とは?
蔓延するフェイクニュースやメディアの自主規制。民主主義を踏みにじる様な官邸の横暴、忖度に走る官僚たち、そしてそれを平然と見過ごす一部を除く報道メディア。そんな中、既存メディアからは異端視されながらもさまざまな圧力にも屈せず、官邸記者会見で鋭い質問を投げかける東京新聞社会部記者・望月衣塑子。果たして彼女は特別なのか?そんな彼女を追うことで映し出される、現代日本やメディアが抱える問題点の数々。本作の監督を務めるのは、オウム真理教の本質に迫った『A』『A2』、ゴーストライター騒動の渦中にあった佐村河内守を題材にした『FAKE』などで知られる映画監督で作家の森達也。この国の民主主義は本当に形だけでいいのか、メディアはどう立ち向かうべきか。森監督の真骨頂ともいえる新たな手法で、日本社会が抱える同調圧力や忖度の正体を暴きだす。菅官房長官や前川喜平、籠池夫妻など、ここ数年でよくメディアに登場した渦中の人間が続々と登場し、これまでの報道では観られなかった素顔をも映し出す。報道では決して映し出されない、現代日本の真の姿。既存の社会派ドキュメンタリーとは一線を画する、新たな社会意識をもった前代未聞のドキュメンタリーが誕生した。
中学生の息子を連れて、母は寂れた町の漁港を目指す。そして、その道中、さながら人生の様に母子の前には様々な選択が現れる。しかし、劇中で提示されるのはその選択肢だけであり、母子が「どちらを」選んだのかは示されない。やがてふたりは生き別れていた父が働く漁港にたどり着くのだが・・・。映画史上類を見ない表現が評価され、2018年カンヌ国際映画祭短編コンペティション部門に出品された異色作。
定年間際のビジネスマン柴久生は交通事故で娘を亡くし、自殺を図ろうとしていた。そんな彼の耳に聞こえた「生きろ」の声。その声は柴の友人・川島の最期の時の声だと、川島の看取り士だった女性から聞かされる。それから5年後、岡山・備中高梁で看取り士としてのセカンドライフを送る柴は、9歳の時に母を亡くした新人・高村みのりたちとともに、最期の時を迎える人びとを温かく支えていく。
ミカコとノボルは中学の同級生。同じ部活で仲の良いふたりだが、2046年の夏、ミカコは国連宇宙軍の選抜メンバーに選ばれたことをノボルに告げる。地上と宇宙に離れたミカコとノボルは携帯メールで連絡をとりあうも、ミカコが乗るリシテア号が地球から離れるにつれ、メールの往復にかかる時間は開いていく。やがてリシテア号はワープを行い、ミカコとノボルの間の時間のズレは決定的なものへとなっていく...。