東日本大震災から1年後の福島。15歳の敬介は仮設住宅への避難を余儀なくされていた。中学最後の夏、放送部の作品づくりができないことを残念に思う敬介と部員たちだったが、突然の招待状が舞い込んでくる。中国北東部の小さな村から、ぜひ取材をしてほしいというのだ。そして中国へと旅立つ敬介たち。招待主は村の長老・金成義(ジンツンイ)。彼の口から語られたのは、67年前、15歳だった少年たちの壮絶な体験だった…。
怖くて不思議な七つの物語…それは、あなたへの恐怖の贈り物。会社員の冴子は、外回り中に秋恵と名乗る女性に話しかけられる。秋恵は冴子の中学の同級生だと言うが、中学の時、秋恵は飛び降り事故で亡くなったはずだった。不気味に感じる冴子の行く先々に、秋恵が現れはじめ…。
ユミは夫と娘の3人暮らし。近々引っ越しを考えている。ユミは娘のレイナが時折うわ言を発することが、少々気にかかっていた。転居の報告も兼ねて友人ヒロミと久々に再会するユミ。話題はいつしか「あの日」のことに。「私たちが埋めた時、本当に死んでたのかな?」。ユミは「あの日」のことを清算すべく、サエ、アコにも再会を決意し、廃墟のような家に一人で住むサエに会いに行く。サエは、見知らぬ少女が現れて娘だと言って聞かず、しばらく一緒に暮らしていたが死んだこと、そして少女は死んだままその家の3階に寝かされているということを話し出す。サエはその少女が、過去に4人で埋めた赤ん坊が成長して戻ってきた姿だと信じていたのだ。受け入れがたい恐怖から逃れるため、4人は少女の遺体を埋葬するが、それをあざ笑うかのごとく少女は何度も何度も、サエの家に戻ってくる。そして4人の生活に忍び寄ってくるのだった…。
「ラーメンほど熱狂的な信者のいる食べものはない。そのラーメンバカたちを魅了するには、作り手もそれ以上のラーメンバカ(=ヘッズ)じゃないといけない」と語るのが、業界最高権威TRY大賞4連覇のキング・オブ・ラーメン富田治だ。 ラーメン日本一の秘密を探るべく撮影を始めると、富田は惜しげもなくラーメン作りの詳細を見せてくれた。揺るぎない自信を伴う異常なまでのスープと麺へのこだわり、そして具材へのきめ細やかな配慮が一つ一つ具体的に明らかになる。 そんな富田が、店の10周年を迎えるにあたって特別なイベントを企画した。 神奈川ナンバー1の呼び声高い「らぁ麺屋 飯田商店」の飯田将太と、ミシュランガイドでラーメン屋として初めて星を獲得した「Japanese Soba Noodles 蔦」の大西祐貴とのコラボ。 まさに、ラーメン界の“ビッグ3”の揃い踏みだ。1日限定200杯の夢のラーメン。 3人はそれぞれが個性をぶつけ、一杯のラーメンを試行錯誤しながら作っていく。富田は絶対王者らしく、2人の良いところを取り入れながら、至高のラーメンを仕上げた。 当日朝7時に配られる整理券を獲得するために並ぶ人、人、人…。翌朝、松戸の小さな店の厨房に3人のカリスマが並んだ。 果たしてどんなラーメンが出来上がるのか…。日本一のラーメン屋と称される「中華蕎麦 とみ田」と店に集まる熱狂的なお客さんたちの姿を、1年3か月にわたり長期取材。 日本ラーメン界の象徴ともいえる7人の個性的なラーメン店主たちの活動も交え、知られざるラーメンの進化の歴史をひもときながら、作り手も客もヘッズすぎる現代日本のラーメン文化を鮮烈に描き出す。
若草ハルナ(二階堂ふみ)は、彼氏の観音崎(上杉柊平)が苛める山田(吉沢亮)を助けたことをきっかけに、夜の河原へ誘われ放置された<死体>を目にする。「これを見ると勇気が出るんだ」と言う山田に絶句するハルナ。さらに、宝物として死体の存在を共有しているという後輩でモデルのこずえ(SUMIRE)が現れ、3人は決して恋愛には発展しない特異な友情で結ばれていく。 ゲイであることを隠し街では売春をする山田、そんな山田に過激な愛情を募らせるカンナ(森川葵)、暴力の衝動を押さえられない観音崎、大量の食糧を口にしては吐くこずえ、観音崎と体の関係を重ねるハルナの友人ルミ(土居志央梨)。 閉ざされた学校の淀んだ日常の中で、それぞれが爆発寸前の何かを膨らませていた。そうした彼らの愛憎や孤独に巻き込まれ、強くあろうとするハルナもまた、何物にも執着が持てない空虚さを抱えていた。そんなある日、ハルナは新しい死体を見つけたという報せを、山田から受ける…。
『空の境界』『魔法少女まどか☆マギカ』『Fate / stay night』などの人気アニメや、NHK総合テレビ「みんなのうた」、NHK 歴史情報番組「歴史秘話ヒストリア」にも主題歌として楽曲が起用され、その一糸乱れぬ美しいハーモニーと圧倒的な歌声で 世代を超えてファンを魅了し続ける3人組ヴォーカルユニットKalafina(カラフィナ)。2017年、全国12都市15公演をアコースティック形式で巡った秋冬ツアー、日光東照宮や奈良興福寺での世界遺産を前に 歌った幻想的なライブ。そして、自身のデビュー日である1月23日に10周年を記念した1夜限りの武道館公演。貴重なライブ映像と共に、誰も見たことのないKalafinaの素顔に迫り、輝くハーモニーの秘密を紐解いていく――
愛する人との悲しい過去を背負う女納棺師・満島弥生。一方、子供の頃に両親を交通事故で亡くした亜衣は、事故の記憶に苦しめられていた。ある日、亜衣は知人の葬儀の場で満島弥生に出会う。満島の仕事ぶりに感動した亜衣は、自分に向き合うために満島に弟子入りしようと決意する。満島の元で様々な「おみおくり」の現場に接しながら成長していく亜衣。そして亜衣は、亜衣を見守る満島にも悲しい過去があることを知る…。一体、満島は何故納棺師という職業を選んだのか?満島が抱える心の悲しみとは?
22歳のフリーター、悟志(鈴木勤)はゆかり(岸明日香)から“あなたとの一夜の過ちで妊娠した”と言われ、責任を取るために闇金から300万円を借りるも紛失させてしまう。どうしても大金が必要な悟志は無料案内所「インフォメン」で店長(加藤明子)の面接を受けて見事採用を勝ち取る。慣れない夜の世界で右往左往する中、キャバクラ「CLUB ZOO」のキャバ嬢・カオリ(逢澤みちる)と出会い、淡い恋心を抱くようになる、が…、おっと、ゆかりの事はどうなる?!
若者を中心に絶大な人気を誇る歌手・RIN(白洲 迅)。RINは恋人・マミ(岡野 真也)にプロポーズしようとするが、ひょんなことから言い争いになり家を飛び出し、倒れてしまう。RINは偶然通りかかった売れないインディーズバンド EVENのヴォーカル・武人(桜田 通)と共に交通事故に巻き込まれてしまう。病院で目をさましたRINが見たのは重傷を負い意識不明で倒れる自分の姿……事故をきっかけにRINは武人に憑依しまったのだ!最愛のマミに自分がRINであること、そして心の底から愛していると伝える為に彼がとった手段は「歌」だった。
都会のど真ん中で、次々と起きる変死事件。現場では、必ず黒スーツの男が目撃される。男の名は宇相吹正(松坂桃李)、ある電話ボックスに殺してほしい理由と連絡先を残すと、“願い”を叶えてくれる男だ。ただし、依頼人の殺意が純粋でないと、恐ろしい事態を招くという。さらに、ターゲットは確実に死に至るのだが、その死因は病死や自殺に事故――そう、宇相吹の犯行は、〈見つめるだけで相手を死に追いやる〉ため、罪には問われない〈不能犯〉なのだ。果たして、その手口とは――?
歌うことが大好きなニノ(中条あやみ)は転校先の高校で、幼馴染の男の子・ユズ(志尊淳)に再会。ニノを想うユズは、思わぬ再会に気持ちを募らせるが、ニノは幼いころに離れ離れになった幼馴染・モモ(小関裕太)に今でも思いを寄せていた。モモに歌声を届けるため、練習を重ねるニノは、とあるオーディション会場でモモと再会!が、モモからは冷たい一言が。そんな時、ユズの所属するバンド・イノハリでボーカルを担当することになったニノ。それぞれの恋する気持ちが交差する中でニノが気づく本当に大切なひととは!?
磨けば美人でナイスバディの持ち主だが、消極的な性格で地味な派遣OL・小鳥遊玲音(たかなし・れおん)。彼女が務める会社の社長は、年商500億の女好きなワンマン社長・朝比奈玲男(あさひな・れお)。ある日、ふたりは同じ車の事故に巻き込まれる。翌朝目が覚めると、玲男の身体にはある異変が・・・・!なんと、心は朝比奈玲男のままだが、身体が小鳥遊玲音になってしまっていたー!!派遣OLと会社社長の、性別も社会的地位も、性格も何もかもが正反対の2人が入れ替わってしまったからさあ大変!しかもそれに乗じて、社長の身内が会社乗っ取りを企む大事件も勃発。果たして、2人が巻き起こす騒動の結末は?
男と女の二つの性器を持って生まれた少年。やがて彼は男性器を失い、女性へと変わっていく……。『樹の上の草魚』は、この不思議な運命を背負って生まれてきた少年と、彼に魅かれていく青年の、可笑しくも奇妙で、そして静かな愛の物語である。男と女の二つの性器を持つ少年・比呂司と、性的不能の青年・亘。静かに友情をはぐくむ二人だったが、やがて比呂司の男性器は離脱し、美しい女へと生まれ変わっていく。男の心、女の心の間で、戸惑い、拒絶しながらも、比呂司を受け入れていく亘。二人の友情がゆっくりと〈純愛〉に移り変わってゆく様が、静かな音楽、緑の光溢れる映像で綴られ、見るものを優しく包みこんでいく。
才能なんてあってもなくても輝いていた―若手コンビ「スパークス」としてデビューするも、まったく芽が出ないお笑い芸人の徳永は、営業先の熱海の花火大会で先輩芸人・神谷と出会う。神谷は、「あほんだら」というコンビで常識の枠からはみ出た漫才を披露。その奇想な芸風と人間味に惹かれ、徳永は神谷に「弟子にしてください」と申し出る。神谷はそれを了承し、その代わり「俺の伝記を作って欲しい」と頼む。その日から徳永は神谷との日々をノートに書き綴る。2年後、徳永は、拠点を大阪から東京に移した神谷と再会する。二人は毎日のように呑みに出かけ、芸の議論を交わし、仕事はほぼないが才能を磨き合う充実した日々を送るように。そして、そんな二人を、神谷の同棲相手・真樹は優しく見守っていた。しかし、いつしか二人の間にわずかな意識の違いが生まれ始める―「笑い」に魅せられ、「現実」に阻まれ、「才能」に葛藤しながら、「夢」に向かって全力で生きる二人の10年間の青春物語。
24歳のOLヨシカは中学の同級生"イチ"へ10年間片思い中!過去のイチとの思い出を召喚したり、趣味である絶滅した棒物について夜通し調べたり、博物館からアンモナイトを払い下げてもらったりと、1人忙しい毎日。そんなヨシカの前へ会社の同期で熱烈に愛してくれる"リアル恋愛"の彼氏"ニ"が突如現れた!!「人生初告られた!」とテンションがあがるも、いまいちニとの関係に乗り切れないヨシカ。"脳内片思い"と"リアル恋愛"の2人の彼氏、理想と現実、どちらも欲しいし、どっちも欲しくない…恋愛に臆病で、片思い経験しかないヨシカが、もがき、苦しみながら本当の自分を解き放つ!!
二月のある日、シングルファーザーの肇(柳家京太郎)は、広島から上京して、春から東京の大学に通う娘の璃子(石井杏奈)のため、二人で部屋探しに歩く。そこで出会う人々とのふれあいが、二人の心にかけがえのない思い出を刻み付けていく。たった一日のちいさな旅路が終わりに近づくころ、肇は璃子が幼いころ死別した妻との思い出を語りはじめる。璃子にとってそれは、今まで知ることのなかった父と母の秘められた物語であった。
Hカップと童顔フェイスで人気の“橘花凛”が潜入捜査官に変身。 笑顔が可愛い彼女の、真剣な眼差しとのギャップにのめり込むこと間違いなし! 制服姿から水着、女医の格好まで様々な衣装で物語に花を添える。 女優として開花する彼女の新たな才能は必見です!!
震災で心に傷を負った由美は小さな飲み屋で働くことになる。店主の杉谷には謎めいたところがあった。彼は、記憶をすべて失い、山の中で発見されたのだ。8年が経ち、今では小さな小料理屋を任されるまでになったが、あたたかな人々に囲まれながらも彼の心はいつも怯え、自分が何者なのかわからない孤独を抱え込んでいたのだった。傷ついた魂を持つ杉谷と由美。ふたりはやがて心と体を寄り添い合わせるようになるのだが…。
ヤクザの落とし前、小指を詰める衝撃映像、スナックで偶然撮られた暴挙、路地裏でのリンチ、ホステスへの嫌がらせ、借金取り立て、震えが止まらない極道舌戦・・・罵詈雑言が飛び交う【ヤクザ】のリアル!普段の生活では絶対にお目にかかれない極道に生きる人々のリアル映像。そう・・・これをどうとるかは視聴者次第である。
1対1の【タイマン】、1対多数の【リンチ】、多数vs多数の【抗争】男も女も入り乱れて、喧嘩!喧嘩!喧嘩!その喧嘩の果てには、はたして何があるのだろうか・・・。
春、元美術部で運動音痴の主人公・東島旭(西野七瀬)は、新しい自分になることを夢見て、二ツ坂高校に入学する。しかし、そこで、1つ上の先輩でなぎなた部の宮路真春(白石麻衣)と出会い、その強さに憧れ、“なぎなた”をはじめる決意をする。入部したなぎなた部で、同級生の八十村将子(桜井玲香)、紺野さくら( 松村沙友理)、2年生の野上えり(伊藤万理華)、大倉文乃(富田望生)、そして宮路真春らと共に部活動をスタートしたが、“練習は楽で運動神経がなくても大丈夫”、そんな誘い文句とは真逆でなぎなたの稽古は過酷そのもの!やがて3年生にとって最後となる夏のインターハイ予選を迎える。決勝まで順調に勝ち進んだ二ツ坂高校だったが、ダークホースの國陵高校に敗れてしまう。なかでも、1年生エース・一堂寧々(生田絵梨花)の強さは圧倒的だった。3年生が引退し、野上新部長で再スタートを切った新生二ツ坂なぎなた部は、山奥の尼寺で僧侶・寿慶(江口のりこ)の激しいしごきによる、地獄の夏合宿を経て、一回り大きく成長する。迎えた秋の大会。再び二ツ坂の前に宿敵・國陵高校と一堂寧々が立ちふさがる。
釣りに出かけ、偶然男女の争いに巻き込まれ、衝動的に殺人を犯しまう老人たち。花見で偶然の出会いから殺し合いにまで発展してしまう男女の惨劇を凝視する初老の男。戦後間もない頃のバラックで暴れる無頼漢サブの愛と別れ。行きどころのない老人の彷徨。バス事故に運命を翻弄される被害者遺族たちの顛末。これらが複雑に絡み合い、やがて……
ツチダは同棲中の恋人・せいいちのミュージシャンになる夢を叶えるため、内緒でキャバクラで働いていた。一方せいいちは毎日仕事もせずにダラダラと過ごす日々。しかし、ツチダがキャバクラの客と愛人関係になり生活費を稼いでいることを知ったせいいちは、心を入れ替え働き始める。そんな矢先、ツチダは昔の恋人・ハギオと偶然の再会を果たす。過去の思い出にしがみつくように、ハギオにのめり込んでいくツチダだったが・・・。
歳の離れた恋人に身体を噛んでもらうことでしか満たされない陸上部のエースみちる(飛田桃子)。生真面目で部員達に疎まれる部長の新田(山田由梨)。二人は互いの空虚を埋め合うように、だんだんと近づいていく――。
一説には軍事機器の部品を作っているのではないかとも噂される、うさん臭い工場に勤務する冴えない中年男・サバオ。友人もおらず、当然恋人もいない。唯一の生きがいは、毎日彼の帰宅を家で待つ妹のミクだけ。優しく可愛らしい、パーフェクトな妹・ミク。そんな彼女との暮らしに大きな幸せを感じるサバオ。しかし、幸せと同時に膨らみ続けるミクへの思い、それは決して兄妹には許されることのないものだった。
知的障害者である兄・実生と二人で暮らす幹生は、性欲処理ができない兄のために、デリヘル嬢のマリンを招き入れる。地下アイドルとして活動しながら風俗で働くマリンには、いつか自分だけの島「ファラ・アイランド」を購入したいという夢があった。奇妙で穏やかな共同生活を始めた3人。しかしマリンの取材を続けるドキュメンタリー作家によって、互いを補うように生きてきた3人の絆はもろくも崩れ去ろうとしていた…
百合系SNSに登録しているハンドルネーム、ニャー(木嶋のりこ)が会社の先輩であることがわかり、こたつ(福見真紀)はニャーを温泉旅行に誘うことに。ところが二人で行くはずの旅に、ニャーと付き合っているみかん(鎌田紘子)が一緒に来ることになってから、3人の思いが交錯することとなり……。
第1幕:義母のススメ妻の母、湧きデル甘汁(艶堂しほり)妻の母を抱けますか?新妻の母との同居生活、妖しくも危険なひとつ屋根の下。主婦の洋子は夫と娘との3人暮らし。ある日、娘の加奈が大学の先輩、剛と結婚したいと言いだした。同居を条件に渋々と結婚を認めた洋子達だったが、加奈は妊娠を理由に剛の面倒を洋子に任せっきりにする…。 第2幕:義母愛強制輪姦(浅井舞香)歪んだ愛情が欲望に変わる時―震える母がそこにいた…。お義母さんが好きだーずっと一緒に暮らしたい自分の大好きな義母さんが他の男に抱かれている…。二人の関係に嫉妬した息子、一樹は悪友達にとんでもないことを依頼する。「僕の義母さんを犯してくれないか!?」歪んだ愛憎と欲望はどこへ向かうのか…。 第3幕:妻の母と同居します愛欲に溺れた性活(山口智美)お義母さんの事、好きになりました―。小田朱音は、娘夫婦と同居することになった。娘の秋穂は仕事優先の毎日で、夫の武彦を放ったからしにしている。一方、朱音は完璧な主婦タイプ。そんな義母との同居で、武彦の心は満たされ、次第に愛欲に溺れていく…。(3話オムニバス総集編)
『すけ坊』元落語家の泰介(Micro)は、今はスーパーで亡き父の後を継ぎ、実演販売の仕事をしていた。そこに昔の落語仲間、父を知るおばさん、ついには元彼女までも現れる。さらに元彼女は子連れで、その子供は泰介の子供だというが…。『色はヒカリ』引越しバイトでたまたま出会ったユウタ(19)、タイキ(19)、ケイ(22)、イクノスケ(21)の4人は 、ひとつめの仕事場を終えて帰れるかと思っていたのに、次の現場があると、真っ暗なトラックの中に閉じ込められる。そこで一筋の光をみつけ…。『まどろす』昭和三十年代、演歌歌手を目指す学生と仲間。来週に控えたのど自慢大会で唄う美空ひばりの「港町十三番地」を練習する。突如、現れた傷痍軍人に唄を批評され、歌詞に出てくるマドロスさんを知るため「マドロス酒場」に潜入することに…。『ゆらい、ほしぼし、笑うまで』奄美大島にある、学校生活に問題のある生徒が集まる個人施設。この施設を営んでいる老婆と、それぞれ家庭や学校生活で事情を抱え施設に預けられた相反する性格の17歳の二人。ある日、数百年に一度しか見られない流星群が奄美に訪れるが…。
紙幣の肖像画に顔が無く、オークション出品者へ文句を入れる投稿者に血だらけ目まで現れる等、複数の心霊動画や現象から某闇金業者へ辿り着くが、崩れた肉体で襲う霊に対峙し…第1話「金の亡者」を収録
葉子は男性恐怖症の地味なOL。しかし最近どうも体の調子がおかしい。しっかりと睡眠を取ったはずなのに、勤務中に強烈な睡魔に襲われたり、毎日異常な倦怠感を感じている。そんなある日、葉子は突然見知らぬ男に声を掛けられる。「君のことをもう一度抱きたい」と男に迫られ、その場を逃げ出す葉子。やがて葉子は、自分が眠った真夜中に別の人格=ヨーコが、男たちと一夜限りの関係を楽しんでいることを知る。
新次は、かつて自分を捨てた母親から、建二との親同士の因縁を聞かされる。一方建二は、図書館で倒れた妊婦・恵子を助ける。そんな彼らの知らないところで、海洋拳闘クラブには廃業話が持ち上がっていた。癌を患い死を前にしてもなお高圧的な態度をとる父親との再会により、激しく心を乱される建二。一方の新次は、宿敵・裕二との決戦を前に、憎しみに心をみなぎらせていた。そして、孤独を感じた建二はある決断をする。建二は徐々に才能を発揮、プロとして勝利を重ねていく。新次は海洋拳闘クラブの廃業後、アルバイトをしながら漫然と暮らしていた。そんな彼のもとに堀口が試合の話を持ってくる。その相手は、ほかならぬ建二だった。
少年院から出たばかりの新次は自分と劉輝を裏切った裕二に復讐しようとするが、ボクサーとなった裕二の返り討ちにあう。新次を助けたのは吃音症の青年、建二。それを目撃していた堀口は、ふたりをボクシングに誘う。堀口の運営する「海洋拳闘クラブ」で暮らし始めた新次。建二もまた、暴力的に自分を支配する父親と決別し、ジムに移り住む。寝食を共にしながらボクシングに没頭していくふたりは、ともにプロテストを目指すことに。デビュー戦に臨むふたり。弱腰の建二に対し、新次はすぐに頭角を現していく。すべて上り調子に思えたある日、新次とともに裕二に裏切られたはずの劉輝が、当の裕二と屈託なく笑いあっている姿を目にしてしまう。
三角屋根の小さなおうち。そこにはケンとティニー、ニティが住んでいます。ある日、ティニーとニティが遊んでいると、空から卵が落ちてきました。中から出てきたのは「トリィ!」と鳴く、ふうせんきょうりゅうの赤ちゃん!?トリィはティニーとニティを見ると、「パパ!ママ!」と呼びました。二人(ふたり)をパパとママだと勘(かん)ちがいしたのです。ティニーとニティがトリィを連れて帰ると、ケンは「お友だちかい?」と聞きます。ティニーとニティが答えあぐねると、ケンは「また冒険に行きたいんだね。雲の世界へ行っておいで」と言い、ティニーとニティにふうせんをつけてくれました。旅に出たティニーとニティは、トリィに名前や元いた場所を聞きますが、答えは「トリィ!」…。そんな時、二人の前に友だちのラビィ、ピギー、ペンとギン、リオンが現れます。みんなはティニーとニティがトリィのことで困っていると知ると、一緒にトリィのパパとママを捜してくれることになりました。
夏、灼熱のインターハイ。その戦いの地・栃木に、3人の男が向かっていた。昨年、総北高校自転車競技部のメンバーとしてインターハイを制覇した、金城真護、巻島裕介、田所迅だ。彼らは新生チーム総北の応援のために集結したのである。車を走らせながら、3人は昨年の戦いを振り返りながら、新生チームへの期待に胸を膨らませていた。高校からロードレースを始めた初心者ながら今やチームのエースクライマーとなった小野田坂道、新キャプテン手嶋純太をはじめとする総北高校自転車競技部。インターハイの戦いに臨む彼らのこれまでの道のりは、決して平坦ではなかった。信頼し支えてくれていた先輩との別れ。「全員で支え合い繋ぐ」というチームの魂の継承。他校だけでなくチーム内の仲間とも激しくぶつかったインターハイ出場を賭けた戦い…。それらを乗り越え、全国の強豪が集まるインターハイの頂点を目指して、灼熱の地を駆ける!新世代の始まりの物語が、ここに―!
池田屋への再出陣を経て、大和守安定が修行へ旅立った“とある本丸”。その直後、安定へ思いを馳せる加州清光は、部屋に残された手紙を発見する-。
あてもないけど、生きていく。ふつうの人間関係を築けない大人たちがその意味を探し続ける切なく孤独な旅-。あたしはこれから普通の家庭を築き、まっとうな生活を重ねていく。結婚を控え、そう考えていた泰子(初音映莉子)の前に現れた、かつて半年間だけ一緒に暮らした父の愛人の息子、智(高良健吾)。20年前、愛人・直子(草刈民代)と智が転がり込んできたことで、泰子の家族は壊れたはずだった。根無し草のまま大人になった智は、ふたたび泰子の人生を無邪気にかき回し始める。「邪魔しないであたしの人生」、そう普通の幸せを願っているはずなのに…。泰子は智とともに自分の母親、異父妹、そして智の母・直子を訪ねて行くことで、平板だった自分の人生が立ちどころに変わって行くのに気づき始める。
『チューリップ・ファイナンス』はトゴ(10日で5割)の暴利で金を貸す、女性専用のヤミ金会社だ。他所で借金を重ね続け、それでもなお欲望に抗えず金を欲する女たちが、今日もマキ(真木今日子)の前に現れては、彼女の手練手管に絡めとられ、身体を売らされ、闇の世界に引きずりこまれていく。彼女たちに一片の情けもかけない冷酷かつ凄腕の女闇金であるが、マキ自身もまたかつて平凡で幸せな世界から闇金によって全てを奪われた過去があるのだった・・・。
昭和19年12月、奄美 カゲロウ島(加計呂麻島がモデル)。国民学校教員として働く大平トエ(島尾ミホがモデル)は、新しく駐屯してきた海軍特攻艇の隊長 朔中尉と出会う。朔が兵隊の教育用に本を借りたいと言ってきたことから知り合い、互いに好意を抱き合う。島の子供たちに慕われ、軍歌よりも島唄を歌いたがる軍人らしくない朔にトエは惹かれていく。やがて、トエは朔と逢瀬を重ねるようになる。
アイドルグループ「五反田アプリコッツ」の研修生として日夜稽古に励む茉莉花(有原あゆみ)。芸能界で生き抜くための競争の厳しさや、気が強い他のメンバーとの関係、そしてヒモ彼氏との満たされないSEXー。悩みの尽きない彼女の前に、ある日突然降ってきた一冊のノートは「名前を書いた相手から愛されるようになる」と書き記された伝説の魔導書“ラブノート”だった。半信半疑のまま茉莉花は衝動的に彼女が密かに思いを寄せていたイケメン振付師の名前を書いてみたところ、たちまち彼から愛の告白、即ベッドイン。だが、彼との幸せな日々は長くは続かなかった。ラブノートが与えるのは愛と肉欲の日々だけではなく、「死」もまたその力の一つなのだ。果して、茉莉花の運命は!?
銀次郎はなじみのミナミの和菓子屋の主人・植村から借金を申し込まれる。さまざまなトラブルが起こり、店が苦境にあるという。店がある一帯はショッピングセンター建設の話が持ち上がっていた。地上げを行っている藪田は、商店主たちを助けるふりをして、実は政治家の小笠原とミナミの街から彼らを追い出す計画を進めていた。複雑怪奇な事件に銀次郎はどう立ち向かうのか!?
鈴木リョウコ、29歳。有名大学から東大大学院修士課程を経て、新聞社の政治部で記者を務めた、いわゆるエリート。そんな彼女には、大学在学中にAVに出演したという過去があった――。高い知能と美貌を持って生まれ、一流新聞社に勤める私は間違いなく幸せ。でもそれだけじゃ退屈で、心はいつも満たされない。女の身体は何度でも売れると呟きながら、心の拠り所を求めて、どこか手探りする自分がいる。昼と夜の世界で矛盾しまくりながら、それでも幸せになりたいと願う、一人の女の物語。
ユリア(きみと歩実)は婚活パーティーで出会った農家の長男、義春に嫁ぐ為、東京での生活に終止符を打った。義春の実家は田舎で、3年前に女房を亡くした義父(幸三)との同居生活だった。幸三は女手や農家の嫁不足としても来た嫁、ユリアを温かく迎え入れた。初めての農業と夫・義春の激しい性欲にユリアは嫁として困惑しながら頑張っていた。しかし義春は都会育ちのユリアに対するコンプレックスを次第に抱くようになる。そんな時、義春は元彼女の地主の娘、マドカに誘惑される・・
桑畑兆吉(仲代達矢)は、舞台、映画にと、役者として半世紀以上のキャリアを積み、さらに俳優養成所を主宰する大スターだった。芝居を愛し続けた、かつてのスターも、今や認知症の疑いがあり、長女・由紀子(原田美枝子)とその夫であり、兆吉の弟子だった行男(阿部寛)、そして、由紀子と愛人関係にある謎の運転手(小林薫)に裏切られ、高級老人ホームへと送り込まれる。遺書を書かされた挙句にだ。しかし、ある日、兆吉はその施設を脱走する。なにかに導かれるように、あてもなく海辺を歩き続ける。シルクのパジャマ姿にコートを羽織り、スーツケースをひきずって―。兆吉は彷徨い歩くなかで、妻とは別の女に産ませた娘、伸子(黒木華)と突然の再会を果たす。兆吉には、私生児を産んだ伸子を許せず、家から追い出した過去があった。伸子に「リア王」の最愛の娘・コーディーリアの幻影を見た兆吉。兆吉の身にも「リア王」の狂気が乗り移る。かつての記憶が溢れ出したとき、兆吉の心に人生最後の輝きが宿る―。
水戸藩士の関鉄之介は、妻と息子に別れを告げ、井伊直弼を討つため江戸へと向かう。鉄之介は18人の襲撃部隊の指揮をとり、井伊の暗殺に成功するが、多くの仲間が犠牲となる。その後、鉄之介は薩摩藩による幕府制圧に参戦すべく京都へと向かうが……。
ハナとアリスは同じバレエ教室に通う中学生。あるときハナは通学途中で出会った手塚高校の宮川先輩を好きになる。翌年、ハナとアリスは一緒に手塚高校に進学。さっそくハナは宮本先輩が所属する落語研究会に入部すると、先輩の尾行を開始した。下校途中、先輩がシャッターに頭をぶつけて気絶するアクシデントを目撃。慌てて駆け寄ったハナは、先輩の意識が朦朧としていることがわかるとなんとも大胆不敵な嘘をつく。一つの嘘が更なる嘘を呼び、少女と少年の可愛らしい三角関係が、色々な人々を巻き込んだトリッキーな三角関係へと変貌を遂げる。
田園が美しいある地方都市。14歳の蓮見雄一(市原隼人)は、かつての親友、星野(忍成修吾)にいじめられ、窒息しそうな毎日を送っている。唯一の救いはカリスマ的歌姫リリイ・シュシュの歌声だけ。自らが主宰するファンサイト「リリフィリア」の中にいるときだけが本当の自分でいられる瞬間だった・・・。雄一がリリイのファンになったのは1年前。中学生になって親しくなった優等生の星野に教えてもらったのがきっかけだった。やがて星野は豹変し、いじめのリーダー格として君臨する。雄一やクラスメイトの久野陽子(伊藤歩)を標的にし、津田詩織(蒼井優)を自殺にまで追い込んでいく。次第にエスカレートする星野の行動。そしてリリイ・シュシュのコンサート会場で、その事件は起きた。
東京武蔵野にある大学に入学するため、北海道から上京した楡野卯月(松たか子)。おとなしい性格の彼女は、新しい友達や刺激的な環境に戸惑いながらも、自分らしく大学生活を楽しんでいた。実は卯月がこの大学を選んだのには、本人曰く“不純な動機”があったのだ。卯月の知られざる小さな冒険が始まるー。
3.11の東日本大震災で、日本は大きな傷を負った。多くの命が、大切なものが奪われた。福島第一原発事故はチェルノブイリ以来の大事故となった。今後日本と世界はこの問題を長く抱えて生きて行くことになるだろう。いまも僕らに重くのしかかる未曾有の震災、そして原発事故。3月11日に起こった震災、津波被害は、私たちの生活だけでなく、現代人の精神をも揺るがし、濁流へと飲み込んだ。僕らは日本の未来を、自分たちの将来を、憂い、悩み、考えずにはいられなくなった。震災、津波の被害、原発問題、政治、文化、、、日本の全てについて、改めて考え直すきっかけとなった。気がついたら、先輩たち、専門家たち、友人たち、本当にいろんな人たちと語り合っていた。新しい友達もふえていた。その『友人たち』が語る震災当時と、その後、そして今。そこから浮かび上がる日本の今と未来、問題と課題を描きたい。岩井俊二
小学生の典道(山崎裕太)と祐介(反田孝幸)たち男子5人は、花火を横から見ると丸いのか、平べったいのかという素朴な疑問を抱き、花火大会の夜、その答えを確かめるべく町のはずれにある灯台に行くことを計画する。同じ日、両親の離婚で転校することが決まっていたなずな(奥菜恵)は、プールで競う典道と祐介、どちらかの勝者と駆け落ちすることを企てる。少年と少女の、淡くも瑞々しい恋を懸けた勝負の行方が、ふたつの異なる結末へと昇華するーー。
春の高校バレー宮城県予選、決勝戦――。準決勝で青葉城西を下した烏野が、春高出場を懸けた一戦に挑む。対するは超高校級エース・牛島若利を擁する絶対王者、白鳥沢。烏野は試合序盤から牛島の強烈なスパイクに翻弄され、攻勢に転じようにも天童の鋭いブロックに阻まれてしまう。これは超えられない壁なのか?反撃のカギを握るのは、ブロックの要・月島。その冷静かつ執拗なディフェンスで、日向、影山も勢いを増していくが……。
春高予選に向けて動き出した烏野高校排球部は、強化の一環として関東強豪チームとの合同合宿に参加する。変化を求め進化した烏野一同は、迎えた春高予選で準決勝へと駒を進める。対戦相手は、インターハイ予選で敗北を喫した青葉城西高校。序盤から猛攻をしかける烏野だったが、徐々に精度を上げる及川のサーブと秘密兵器・京谷の強烈なスパイクによって、流れは青城に傾いていく
一見、今どきの恋愛に積極的に見える女子大生の椿。彼女には何よりも夢中になるものがあった。それは『骨』。幼いころ恐竜の化石に魅せられ、以来ずっとその研究に情熱を注いでいた。しかし、そんな彼女の目の前に1つ年下の男性、アヤメが現れる。著名な考古学者を父に持ちイギリスで生活していた彼は、のんびり屋なのに思いをストレートに口に出す不思議な性格。そして、椿に一目ぼれ。アヤメの猛アタックを受け流しながらも、次第にその純粋さ、優しさ、そして骨格の魅力に惹かれてゆく椿。しかし、その矢先・・・アヤメに熱烈な好意を寄せるイギリス時代のガールフレンド、エリザベスが来日。彼女はわざわざ椿からアヤメを奪うために来日したのであった。さらに同じ研究室の先輩:鈴木仁英が現れアヤメを出し抜こうと椿に急接近。アヤメ・椿・仁英・エリザベス、研究室を舞台にした恋の四角関係はどんな結末を迎えるのか?!
81歳になった芦村朋子は、不慣れな手つきでパソコンにむかい、亡くなった夫・吾郎との思い出を手記として記録していた。しかし、朋子は突然病に倒れてしまう。そんな朋子の代わりに、孫の理が『何日君再来』と題された祖母の手記をまとめていくことに。綴られていたのは今まで知ることのなかった、戦中・戦後の困難な時代を生きてきた祖母・朋子と祖父・吾郎の波乱の歴史と、深いきずなで結ばれた夫婦と家族の愛の物語だった-。
ビューティークリニックの女社長から「キャバクラのオーナーになってみない?あなたなら、本物の夜王になれる」と誘いを受けた歌舞伎町No.1ホストの淳也。ホストの身からオーナーへと転身した淳也は、ある高級コールガール(友田彩也香)に目を付け、彼女を超一流のキャバ嬢にすべく動き出す。本物の夜王になるために・・・。
次期社長ヲ誘拐シタ。身代金ハ、フローレンスの涙 同族経営の中堅化学工業会社・佐藤理化学工業の次期社長・佐藤英樹(宮川一朗太)が誘拐された。英樹の命と引き換えに犯人が要求してきたのは、幻のダイヤモンド“フローレンスの涙”。ところが、父親である現社長・佐藤善一郎(山本學)も、叔父の副社長・佐藤勇次郎(前田吟)も、犯人の要求に応じようとしなかった。英樹を見捨てるという決断に驚いたのは、誘拐犯である社長秘書の牧羽剛(藤本涼)だった。25年前、母親が“フローレンスの涙”のために会社の犠牲となって自殺に追い込まれた事件を知った剛は、復讐の機会を狙っていたのだ。剛と手を組んだ英樹の元恋人で秘書課勤務の氷坂恵(桜井ユキ)は、その暴走を止めようとする。そして、剛の脅迫を受けて病に倒れる善一郎。一方、勇次郎は、この状況を利用し、自分の息子を使って会社の乗っ取りを画策し始める。人命を捨ててまで守ろうとする“フローレンスの涙”に隠された秘密とは何なのか……?
桐山零の川本家3姉妹との出会いから1年、今年も獅子王戦トーナメントが始まったが、最高峰を目指す棋士たちに様々な試練が降りかかる。トップに立つ将棋の神の子と恐れられる宗谷名人でさえ、ある秘密を抱えていた。一方、零が別れを告げた師匠の家庭は崩壊へと向かっていく。さらに、ある事件が川本家を襲い、川本家の3姉妹を捨てた父親が現れ、耳を疑う要求を突き付ける。強くならなければ大切な人たちは守れない―
老舗銭湯「富士の湯」を営む一家の長男・林太は、番頭として銭湯を手伝う傍ら、日々ボイラー室で妄想にふけっている。デッキブラシで床を磨いている時には目の前にカラダを洗う艶めかしい女性が現れ、湯桶をセットしている時には湯に浸かる美しい女性が足を広げて誘ってくる・・・。もちろん、彼は童貞である。実のところ「富士の湯」は経営難に陥っており、閉めるか閉めないかの瀬戸際に立たされていた。そんな事態になっているとは全く気が付かない林太には、毎日楽しみにしていることが、ボイラー室以外にもうひとつあった。それは、いつも開店と同時にやって来るカップル、彩菜(春原未来)と悠介をのれんの前でお迎えすること。現実と妄想の両方で美しい彩菜に会うことが何よりの楽しみなのだ。悠介は頬に大きな傷のある屈強な男で、童貞の林太にとっては憧れの存在でもあった。ある夜、珍しく悠介がひとりで銭湯にやって来て林太にこう告げた。「頼みがある」。この一言が、林太の童貞人生を大きく変えることになろうとは、まだ誰も知らないのであった...