こんな生きざまがある。数々の名作で知られる黒木和雄監督が、「浪人街」以来10年ぶりにメガホンをとった日本映画界待望の1作。かつて〝伝説のスリ?として知られた海藤は、酒浸りの毎日を送るようになり、アル中の身体となってしまう。代わりにスリとして稼いでいたのが、レイであった。ある日電車内で、レイの鮮やかな技に魅入られた一樹は海藤に弟子入りする。自分の持つ技のすべてを一樹に教え込んで、海藤自身も現役復帰を心に決める。
封印された記憶が悲劇を呼ぶ。伊藤潤二ワールドの集大成、幻想的ホラー恋愛劇!みどりは、毎夜奇妙な夢にうなされていた。薄気味悪いお堂の前に佇んでいる彼女。辻占をしようとしているのだ。そして、そこに黒ずくめの人影がゆっくりと近づいてくる…。
透き通る恐怖。ワーキングホリデーをエンジョイする桜井 由佳が帰国した。由佳の友人山村慶子の家に押しかけて行き、お世話になることになった。ある日、具合の悪い慶子の代わりに書類を彼女の会社に届けてみると、そこは凄惨な殺人現場となっていた。
その呪いは突然、受信する。女子高に通うサキ、亜佐美、千花、頼子の4人は、夜通し渋谷で遊び歩き、携帯電話を片時も手離さない今どきの女の子。ある日、授業中に頼子の携帯に心当たりのない送信者から不気味なメールが届く。「12時間以内にこのメールを9人に回さないと、犯人とみなして殺す」。
振り向いたら最後…日常、誰もが感じる「隙間」への恐怖を題材にした“新感覚・ニュージェネレーション・ホラー”登場!高層団地群周辺だけで語られている噂話ー“時刻は決まって夕暮れ、場所は高層団地群の中。背後から「はぁはぁ…」と走ってくる少女の息遣いが聞こえる。少女が背中をぽんぽんと叩く。決して振り向いてはいけない。そのまま団地群の外へ脱出しなければならない。振り向いても誰もいない。振り向いたら最後、その人は三日後に必ず死んでしまう。
親子の屍が亡霊と化す。怪談恐怖映画の巨匠中川信夫の第一作目、「東海道四谷怪談」の原点とも言われる「怪談 累が淵」が現代に蘇る!!“累の惨劇”を描く和製異色ホラーの決定版!妻祐子に自殺された昭彦は、継子の祐希を連れて不倫相手の依子と再婚する。依子は祐希と打ち解けようと努力するが、死んだ母親を想う祐希は、心を閉ざしつづけていた。遂に依子は逆上し、祐希を浴槽で溺死させてしまうのだが・・・。
この頃、都市では不気味なウィルスが蔓延している・・・。郊外にあるその家の排水はひどく詰まっていた。排水管修理に訪れた丸徳ポンプの桑田は、この家の主婦に「靴下が汚い」とエキセントリックな声で怒鳴られた。この度を超した潔癖症の母親と暮らしている令奈と真理の美人姉妹。清楚な印象の令奈に対して、快活な今時の女子高生・真理は、いつも男友達を家に招いてはしゃいでいる。そんな令奈を遠くから8ミリカメラで写している奇妙な青年がいた。彼の名は滑井(ぬめい)。オタクのイメージを最悪な形で肉体化したような「太ってて、脂ぎってて、体臭がひどく臭い」コンプレックスの塊の滑井は、令奈に近づくことが出来ずストーカーのようにそっと見つめ続けていたのだ。令奈はその存在に気付き話しかけようとするが、ある日忽然と姿を消した。そして、またこの家の排水管が詰まり始める。まるで排水管の中に巨大な何かが詰まっているように、汚水がまったく流れなくなっていた。「排水管詰まり」を直そうと、まず、真理のBFたちがやって来る。ところが、なんと、彼らの体は、ことごとく排水口の中に引きずり込まれていくのだった!排水管の中で、いったい何が起こっているというのだろうか!?
加藤龍子は、学校へも行かずまともに就職しない弟・秀和と、失業したばかりの父・松男と地方のアパート暮らし。秀和との諍いもうんざりだが、失業後気力を失った父親を見ていると自分が稼がなければならないことを何となく気づき始める。それは責任感でも義務感でもない、ただ「家族」である唯一の絆であるようにも見える。やがて龍子はAVに出演しその金を家に入れるようになる。しかし、ある日松男がレンテルビデオ屋の棚に偶然、娘が出演しているAVを見つけてしまう。松男は自分が父親としての無責任さと情けなさから龍子に当たるが・・・。
あこがれの職業である“殺し屋”になった黒川(山本浩司)は、その初仕事を成功させ事務所に戻るが、ピンク映画の監督でもある暗黒街のボス(映☆画次郎)は、黒川が死体を始末しなかった事に腹を立て、死体をバラバラにして捨てるように命じる。一方、売れないGSバンド“ドンキーズ”のメンバーは、一攫千金を目指して暗黒街のボスが取り引きするカバンを強奪する事を計画。交わらない筈の二つの物語が交錯し、そのうえ黒川が“ドンキーズ”のボーカル・エミ(安田美香)にハートを奪われたため、事態は思わぬ方向へと展開していく・・・。
高は脅迫神経症患者で、「手洗い」をやめられない症状に悩んでいる。高は通院先で知り合ったあかねと一緒に暮らしているが、あかねも過去にある事件で心に深い傷を負っていた。傷ついた心を癒しあうように都会の片隅で寄り添って暮らす二人。だが、高の「心の病」は次第にあかねとの間にも深刻な亀裂を生じさせていく。「俺はお前を殺してしまいそうだ…」。一方高と同じ病院に通う千鶴は、パニック障害の発作に悩んでいる。母親と二人で暮らす家の自室からほとんど出られず、母親ともメモで会話を交わすだけの生活を送っていた。ある日外に出た千鶴は、ふたたび発作に襲われて動けなくなり、ゆたかという少年と偶然出会う。誘われるまま千鶴の部屋に入ったゆたかは、そこで千鶴の壮絶な姿を目撃するのだった…。
20××年12月。多摩川沿いの荒れ果てた街。超不良少女チーム『世田谷ベルベット団』と『川崎ライオネス会』はこの数年来、多摩川をはさんで対立を激化させ、ついに全面対決の時を迎えようとしていた。一方、鑑別所を出て三年ぶりにこの街に舞い戻った伝説の不良少女ナオは、地元のロリコン・ヤクザ苫米地への復讐を誓う。苫米地は、ナオの孤児院時代からの仲間ユカリをクスリ漬けにして地獄に突き落としたのだ。そんな嵐の前の不気味な静けさを二発の銃声が破る!撃たれたのは青森のヤクザ。撃ったのはそのヤクザの義理の娘ケロッピ。この不思議な少女の唐突な出現が、無法の街のウルトラ不良少女たちの運命を急展開させていく!